管理人の独断と偏見でNBAで起こったニュースをピックアップする「月刊NBAism 2021年4月号」。
ドリュー・ホリデーが、バックスと大型の契約延長を締結

ミルウォーキー・バックスのドリュー・ホリデーが、4年1億6,000万ドルのMAX契約で契約延長した。ホリデーはオールスター出場とオールディフェンシブチーム選出経験を持つ現役屈指のガードだが、MAX契約は高すぎるという見方もある。ヤニス・アデトクンボとクリス・ミドルトンに高額契約を行っているバックスだが、スモールマーケットが大物FAを獲得することは容易ではなく、ヤニスが全盛期のうちに勝負を掛けるために、攻守でバックコートの要になれるホリデーに少し高めの契約を与えたと考えられそうだ。


ジェイソン・テイタムが、53得点でラリー・バード超えの球団記録


ボストン・セルティクスのジェイソン・テイタムが、4月9日のティンバーウルブズ戦で、3Pシュート6本を含む53点を獲得し、自己記録の41点を大きく更新。この記録によって、セルティクスのみらなずNBA全体でも屈指のレジェンドであるラリー・バードの球団記録を塗り替えることとなった。



渡邊雄太、ラプターズと本契約を締結


日本人2人目のNBA選手となった渡邊雄太が、トロント・ラプターズと本契約を行った。
渡邊は過去2シーズンはメンフィス・グリズリーズで2way契約を結んでいたがGリーグでのプレーが主だったが、今季前にラプターズとExcibit10契約を結び、そこから実績を積み上げて2way契約を結んでいた。ラプターズでは主要ベンチメンバーとして起用され、チーム内外から得意のディフェンスや3Pシュートで高い評価を得ており、無保証の来季の契約が注目される。





ステフィン・カリーが1ヵ月の3Pシュート成功数最多記録を樹立


4月26日のサクラメント・キングス戦で、ゴールデンステイト・ウォリーアズのステフィン・カリーが7本の3ポイントシュートを決めて勝利した。この試合でカリーは2019年にジェームズ・ハーデンが記録したNBA月間3ポイント成功数の記録を塗り替えた。通算3ポイント成功数もレイ・アレンに次いで歴代2位となっており、これまでに要した期間を考えると記録の更新は確実とみられている。



ケビン・ポーターJr.が、レブロン以来となる50点&10アシストを達成


ヒューストン・ロケッツのケビン・ポーターJr.(KPJ)が、4月29日のミルウォーキー・バックス戦で50点、11アシストを記録し、レブロン・ジェームズが保持していた50点10アシスト以上の最年少記録を塗り替えた。
KPJは1月に素行不良が問題視され、タダ同然でクリーブランド・キャバリアーズからロケッツに移籍した。ロケッツ移籍後はドラフト前から評判の得点力を見せつけ、再建中のロケッツのエースとして活躍している。



2021年4月の月間MVPに、ジュリアス・ランドルとステフィン・カリーが選出


2021年4月の月間MVPにイースタン・カンファレンスからはニューヨーク・ニックスのジュリアス・ランドル、ウェスタン・カンファレンスからはゴールデンステイト・ウォリアーズのステフィン・カリーが選出された。
ランドルは好調ニックスで4月に11勝4敗の成績で、久々のプレーオフ進出に大きく前進させた。平均27.1点、9.0リバウンド、6.3アシストを記録し、3P成功率42.7%と初のオールスター選出の勢いそのままに、獅子奮迅の活躍で初の月間MVP受賞となった。
カリーは4月に平均37.3点、6.1リバウンド、4.6アシストを記録し、特に月間最多記録となった3Pシュートは46.6%と驚異的な数字を残した。得点王レースでもワシントン・ウィザーズのブラッドリー・ビールと熾烈な争いを繰り広げており、ウォリアーズがプレーオフ争いを行う原動力となっている。


