（2025/7/8 更新）
ジョン・ストックトンは1962年3月26日、ワシントン州スポケーン生まれのポイントガード。
地元ゴンザガ大学で頭角を現し、1984年ドラフトの16位でユタ・ジャズに指名された。以降19シーズンにわたりジャズ一筋でプレーし、1987年から1996年には9年連続でアシスト王を獲得し、NBA史上屈指のポイントガードの1人。特にカール・マローンとのピック＆ロールは分かっていていも止められないほどの熟練度を誇り、ジャズを2年連続ファイナルに導いた。1992年と1996年には「ドリームチーム」の一員として五輪で金メダルを獲得。2003年に引退するまで全シーズンでプレーオフ進出を果たし、通算アシスト（15,806）とスティール（3,265）は2025年現在でも破られていないNBA記録であり、2009年にはバスケットボール殿堂入りを果たした。
Profile（プロフィール）
| 氏名 | John Stockton （ジョン・ストックトン） |
| 生年月日 | 1962年3月26日 |
| 出身地 | アメリカ合衆国 ワシントン州スポケーン |
| 身長 / 体重 | 185cm / 77kg |
| 出身校 | ゴンザガ大学 |
| ポジション | PG |
| ドラフト | 1984年ドラフト16位 |
| 引退 | 2003年 |
| 所属チーム | 1984 – 2003：UTA（ジャズ） |
| 主な受賞歴 | アシスト王（1988-1996） スティール王（1989, 1992） オールNBA 1st チーム（1994, 1995） オールNBA 2nd チーム（1988-1990, 1992, 1993, 1996） オールNBA 3rd チーム（1991, 1997, 1999） オールディフェンシブ 2nd チーム（1989, 1991, 1992, 1995, 1997） オールスター出場（1989-1997, 2000） オールスターMVP（1993） 永久欠番（UTA） 殿堂入り |
Play Style（プレースタイル）
カール・マローンとのコンビで2度のファイナル進出を果たした歴代屈指の司令塔
フィニッシャーのカール・マローンとのコンビネーションでアシストを量産したNBA史上屈指の司令塔。
バスケットボールIQが高く、正確性と安定感を兼ね備えたPGで、特にマローンとのピック＆ロールの熟練度が非常に高く、9年連続でアシスト王を輝くという前人未到の記録を達成している。ハンドラーとしてゲームを通してボールコントロールするにも関わらず、キャリア平均10.5アシストに対してターンオーバーは平均2.8と非常に安定感のある堅実なプレーを持ち味としている。また、プレーメイクに徹しながらも、必要に応じてミドルレンジからジャンプショットや3Pシュートを的確に沈め、3P成功率は38.4%と当時としては非常に高い数字を残している。
ディフェンスにおいては身体能力やサイズに恵まれていないが、読みの鋭さとポジショニングの良さでスティールを量産し、2度のスティール王に輝いている。派手な身体能力やサイズに恵まれていない分、知性と献身、そして勝利への執着心で勝負するタイプの選手だった。
- オフェンス
- 5
- 勝負強さ
- 4
- テクニック
- 5
- 身体能力
- 1
- ディフェンス
- 4
- 圧倒的なプレーメイク力
- 視野が広く、パスの精度と判断力に優れ、歴代1位のキャリア通算15,806アシストを残している。
- ディフェンスの読み
- 身体能力には恵まれていないが、抜群のバスケットボールIQでポジショニングが秀逸。
- 怪我への耐久性
- キャリアを通して怪我が少なく、コンディショニングと自己管理能力が非常に高い。
- サイズとフィジカル
- NBA選手としては小柄で身体能力も平均以下であるため、1on1ではミスマッチになりやすい。
- スコアリング能力
- 必要な場面で得点できるが、爆発力のあるタイプではなく、得点においては補助的な役割が強い。
- 過剰なパス優先主義
- チームプレーを重視しすぎて、シュートに対して積極性に欠けることがある。
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Stats（スタッツ）
| PER | 21.8 |
| BPM | 6.8 |
| OBPM | 4.9 |
| DBPM | 1.9 |
| USG％ | 18.9% |
| TS% | 60.8% |
PER ：実力指数。リーグ平均は15。
BPM ：選手の貢献度を表す指標。平均は0。
OBPM：攻撃でチームに与える影響（0で先発クラス）
DBPM：守備でチームに与える影響（0が先発クラス）
USG%：その選手で終わったオフェンス割合。
TS% ：全シュートを考慮したシュート確率。
↓詳細なスタッツはBasketball Reference（英語：外部サイト）へ
