新人王ラメロ・ボールを中心に、久々のプレーオフ進出まであと一歩に迫ったシャーロット・ホーネッツの2021-22シーズンの展望をご紹介します。
2020-21シーズン:振り返り
シーズン勝敗 | 33勝39敗(勝率.458) |
プレーオフ結果 | プレーイン・トーナメント敗退 |
OFF RATING | 110.9(22nd/30) |
DEF RATING | 112.8(18th/30) |
NET RATING | -2.0(23rd/30) |
数年前からマイルズ・ブリッジズ、マリーク・モンク、デボンテ・グラハム、PJ・ワシントンといったアスレチックな若手有望株を揃えたホーネッツは密かに期待されているチームだった。2020年オフシーズンにベテランのゴードン・ヘイワードを加え、チームの主力選手に成長したテリー・ロジアーの活躍もあり、ホーネッツはプレーオフ進出まであと一歩のところまで迫った。
ホーネッツ躍進の中心にいたのは新人王のラメロ・ボールだ。平均15.7点、5.9リバウンド、6.1アシストとルーキーとして十分な数字を残したラメロは、「PGに必要な能力を全て持っている」というドラフト時の評価通りの活躍だったといえる。
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https://www.youtube.com/watch?v=wf1YO3bjgrA
2021-22シーズン:プレビュー(2021年9月6日時点)
開幕ロスター
r:ルーキー tw:2way契約 ( ):怪我
PG | ラメロ・ボール | イシュ・スミス DJ・カートン |
SG | テリー・ロジアー | ジェームズ・ブックナイト(r) ウェズリー・イワンドゥ スコッティ・ルイス(r)(tw) |
SF | マイルズ・ブリッジズ | ケリー・ウーブレJr. コディ・マーティン アーノルダス・クルボカ(tw) |
PF | ゴードン・ヘイワード | PJ・ワシントン JT・ソー(r) ジェイレン・マクダニエルズ |
C | メイソン・プラムリー | カイ・ジョーンズ(r) ヴァーノン・キャリーJr. ニック・リチャーズ |
デボンテ・グラハムとマリーク・モンクのアスレチックなバックコートコンビはチームを離れたが、ラメロ・ボールと相性が良かったマイルズ・ブリッジズとPJ・ワシントンがチームはチームに残り、スコアラーとして開花したテリー・ロジアー、大怪我から復活した万能フォワードのゴードン・ヘイワードとタレントは揃っている。
また、経験豊富なイシュ・スミスとメイソン・プラムリーを獲得。サマーリーグでディフェンス力と爆発力を見せたジェームズ・ブックナイトをドラフト指名し、3&Dとして2ndユニットで期待できるケリー・ウーブレJr.とも契約した。
スターター/ベンチとも、若手とベテランがバランス良く配置されており、ルーキーのJT・ソーとカイ・ジョーンズの出来次第では、さらに選手層は厚くなる。昨シーズンはプレーイン・トーナメント敗退という結果に終わったが、
6年ぶりのプレーオフ進出は射程圏内に入ったといえそうだ。
注目選手:マイルズ・ブリッジズ
順調に成長を見せた2年間に比べて2020-21シーズンは成績は横這いに終わったが、3P成功率は40.0%と一昨年から大きく伸ばしている。1試合あたりの3Pシュート試投数は変わっておらず、シュートセレクションの改善が数字に表れてるといえる。この点についてはラメロ・ボールという稀代のPGとなれる逸材の加入による部分も大きいだろう。
課題とされていた3P成功率とディフェンスだったが、ディフェンスについては大きな向上は見られない。以前から指摘されているようにディフェンスで貢献できる素質はあるため、ブリッジズがさらなる成長を果たせば、PJ・ワシントンとの両フォワードは厄介なコンビになる。ブリジッズの成長ははプレーオフを見据えたチームに大きな影響を与えそうだ。