【2021-22チームレビュー】Detroit Pistons(デトロイト・ピストンズ)

    51年ぶりにドラフト1位指名権を獲得し、次世代のオールスターPG候補の1人であるケイド・カニングハムを指名したデトロイト・ピストンズの2021-22シーズンの展望をご紹介します。

    目次

    2020-21シーズン:振り返り

    シーズン勝敗20勝52敗(勝率.278)
    プレーオフ結果未出場
    OFF RATING108.0(26th/30)
    DEF RATING112.5(16th/30)
    NET RATING-4.5(25th/30)

    シーズン途中にデリック・ローズとブレイク・グリフィンを放出し、ピストンズは完全に再建期へ移行した。

    一昨年のアンドレ・ドラモンド放出から一気に再建に舵を切ったピストンズだが、明るいニュースがなかったわけではない。オフェンスはリーグ26位と低迷しているものの、ドウェイン・ケイシーHCが得意とするディフェンスはリーグ16位とリーグ平均となっている。エースとしての活躍が期待されたジェレミ・グラントは平均22.3点、4.6リバウンド、2.8アシスト、1.1ブロックと及第点の数字を残した。
    また、ルーキーのキリアン・ヘイズとサディック・ベイもまずまず働きをしている。特にベイは3Pシュートを武器に平均12.2点を挙げ、オールルーキー1stチームに選ばれた。

    スマホでの動画閲覧はコチラから ⇒
    https://www.youtube.com/watch?v=mQqWlw5QULw

    2021-22シーズン:プレビュー(2021年9月12日時点)

    開幕ロスター

    r:ルーキー tw:2way契約 ( ):怪我

     PG ケイド・カニングハム(r)キリアン・ヘイズ
    コーリー・ジョセフ
    セイベン・リー
    フランク・ジャクソン
    SGジョシュ・ジャクソンハミドゥ・ディアロ
    ロドニー・マクルーダー
    SFサディック・ベイジャモルコ・ピケット(r)
    クリス・スミス(r)(tw)
    PFジェレミ・グラントトレイ・ライルズ
    アイザイア・リバース(r)
    Cケリー・オリニクアイザイア・スチュワート
    ルカ・ガルザ(r)(tw)

    リーグ下位に沈んだピストンズだったが、51年ぶりのドラフト1位指名権を当てるとオクラホマ州立大のケイド・カニングハムを指名した。カニングハムはアンファニー・ハーダウェイやジェイソン・キッドとも比較されるオールラウンダーな大型PG。オクラホマ州立大を4年ぶりにNCAAトーナメントに導き、PG〜PFにマッチアップできる身体を持っており、今ドラフトでもっとも完成度が高い選手との評判だ。特にプレーメイクに秀でており、ジェラミ・グラントやサディック・ベイとの噛み合いによってはピストンズは面白いチームになりえる。

    しかし、期待されたセコウ・ドゥンブヤを2年で見限り、ベテランのケリー・オリニクと契約したフロントの手腕には疑問が残る。ドゥンブヤが高い身体能力とポテンシャルを期待された選手で、ドラフト時から素材型と評されていた。そのドゥンブヤをほぼ見返りなしで放出したことには疑問がある。
    また、オフシーズンに契約したケリー・オリニクは、「勝ちに行くチーム」に必要な選手だ。オリニクはダブルダブルを期待できる選手だが、カニングハムを中心に再建しようとしているチームが複数年契約をすることには疑問が残るだろう。

    2021−22シーズンのピストンズはカニングハムの活躍にかかっている。しかし、カニングハムは圧倒的なスコアリング能力でチームを引っ張るタイプではなく、ゲームメイク力を最大限に活かして勝利を手繰り寄せるタイプの司令塔だ。そのためにはグラントやオリニク、ベイらの活躍がピストンズ浮上の絶対条件になる。カニングハムの出来次第ではあるが、今季はチームの方向性を見出すシーズンになりそうだ。

    注目選手:ジェラミ・グラント

    東京オリンピックでも米国の金メダルに貢献したビッグマン。オクラホマシティ・サンダーとデンバー・ナゲッツで開花したディフェンス力に加えて、昨シーズンは平均33.9分の出場で22.3点、FG成功率も42.9%と高い成功率を記録した。3P成功率も35.0%とフロントコートの選手としては上々だ。

    グラントは身体能力に長けており、27歳という年齢を考えるとピストンズの長期構想に入っているかは微妙なところだ。ケイド・カニングハムが即戦力として新人王レベルの活躍をすればピストンズの再建は一気に進む。その際にグラントがもう一段上のオールスター級の選手になっているのか否かは、チーム全体の動きに関わってきそうだ。

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