【2021-22:チームプレビュー】Oklahoma City Thunder(オクラホマシティ・サンダー)

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MAX契約を結んだシェイ・ギルジャス・アレキサンダーを中心とした再建を目指すオクラホマシティ・サンダーの2021-22シーズンの展望をご紹介します。

目次

2020-21シーズン:振り返り

シーズン勝敗22勝50敗(勝率.306)
プレーオフ結果未出場
OFF RATING105.0(30th/30)
DEF RATING114.0(24th/30)
NET RATING-10.5(30th/30)

2019-20シーズンは周囲の予想に反してプレーオフ進出を果たすも、2020-21シーズンは一転して「タンク」と呼ばれる再建戦略をとった。徹底した若手主体のチーム運営を進めたこともあり、次期エースと目されたシャイ・ギルジャス・アレキサンダーは怪我で35試合の出場にとどまるも平均23.7点、4.7リバウンド、5.9アシストとオールスター級の数字を残した。

また、一昨年のプレーオフで現役最高のスコアラーの1人であるジェームズ・ハーデンに好ディフェンスを行ったことで評価を上げたルーゲンツ・ドートはオフェンス面でも成長をみせた。ダリアス・ベイズリーやテオ・マレドンといった3年目以内の選手たちも攻守で及第点の活躍を行なっており、未来への可能性を感じさせた。

スマホでの動画閲覧はコチラから ⇒
https://www.youtube.com/watch?v=5le6SbZX0Vw

2021-22シーズン:プレビュー(2021年9月20日時点)

開幕ロスター

r:ルーキー tw:2way契約 ( ):怪我

 PG テオ・マレドンタイ・ジェローム
ジョシュ・ギディー(r)
SGルーゲンツ・ドートトレイ・マン(r)
アーロン・ウィギンズ(r)(tw)
SFシャイ・ギルジャス・アレキサンダーガブリエル・デック
チャーリー・ブラウンJr.
ジョシュ・ホール(tw)
PFダリアス・ベイズリーアイザイア・ロビー
ケンリック・ウィリアムズ
ジェレミア・ロビンソン・アール(r)
Cデリック・フェイバーズマイク・マスカーラ
アレクセイ・ポクシェフスキー

徹底したタンク戦略を行なっているサンダーだが、その方針は今季も継続される見込みだ。
ケンバ・ウォーカーやアル・ホーフォードといったビッグネームを早々に放出し、引き続きドラフト指名権をかき集めた。タンク戦術自体はファンに我慢を強いる戦術であるため誉められるものではないが、サム・プレスティGMは「将来の優勝候補になる」という目的のためにために徹底したタンク戦術を行なっている。

オフシーズンに入ると昨シーズンの後半を怪我で出場できなかったにも関わらず、シャイ・ギルジャス・アレキサンダー(SGA)とMAX契約を結んだ。SGAとの契約は2026-27シーズンまでとなっており、彼をチームの核に据える姿勢をみせた。SGAが期待通りにオールスター級選手に成長してくれれば全盛期までサンダーはSGAを残すことができ、ルーゲンツ・ドート、ダリアス・ベイズリー、テオ・マレドンといった次世代コアも一緒に成長していくことが期待できる。

サンダーは、あと2〜3年は有望な若手を育成していくフェーズを続けるだろう。
既にSGAだけでなくドートやマレドンなど有能な若手が頭角を出しているが、契約更新のタイミングで彼ら全員を残すことは不可能に近い。そのため、2021-22シーズンは誰をSGAの横に置いていくのかを見極めていくシーズンになるだろう。

注目選手:アレクセイ・ポクシェフスキー

アレクセイ・ポクシェフスキーは2020年ドラフト17位指名でNBA入りした19歳。欧州出身選手らしくビッグマンながらガードのようなシュート力とハンドリング技術を持っており、パスセンスも高いため、「ネクスト・ヨキッチ」と評されるている。ルーキーイヤーだった昨シーズンは45試合に出場し、平均24.2分で8.2点、4.0リバウンド、2.4アシストを記録している。3Pシュートも打つことができ、昨シーズンは1試合平均6.8本を打っているが成功率は28.0%とシュートセレクトには改善の余地がありそうだ。

また、ポクシェフスキーは213cmという高身長ながら86kgと非常に細身でフィジカルには課題がある。強烈なフィジカルさを持つNBAのビッグマンと渡り合うにはフィジカル強化は必須だろう。2シーズン連続MVPに輝いたヤニス・アデトクンボもギリシア2部からNBA入りしたという経歴で、ヤニスも入団当初はかなり痩せていたことから今後の成長に期待したいところだ。

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