【2021-22チームレビュー】Philadelphia 76ers(フィラデルフィア・セブンティシクサーズ)

    ジョエル・エンビードがMVP級の活躍をするも、ベン・シモンズの去就に揺れるフィラデルフィア・セブンティシクサーズの2021-22シーズンの展望をご紹介します。

    目次

    2020-21シーズン:振り返り

    シーズン勝敗49勝23敗(勝率.681)
    プレーオフ結果カンファレンス・セミファイナル敗退
    OFF RATING113.2(13th/30)
    DEF RATING107.6(2nd/30)
    NET RATING+5.6(5th/30)

    優勝経験があるドック・リバースをHCに招聘し、レイカーズの優勝に大きく貢献したドワイト・ハワードや、3Pシュートのスペシャリストであるセス・カリーを獲得して優勝を目指した2020-21シーズン。シクサーズはレギュラーシーズンこそ順当に勝ち進んだものの、プレーオフではカンファレンス・セミファイナルで姿を消した。
    ジョエル・エンビードと並ぶエースの1人であるベン・シモンズはリーグ屈指のプレーメイク能力と突破力、ディフェンス力を持っていながら、課題とされていたシュート力の向上はみられず、プレーオフでの消極的な姿勢がチームやファンから大きく批判された。

    しかし、怪我がちだったジョエル・エンビードはレギュラーシーズン平均28.5点、10.6リバウンド、1.4ブロックと名実ともにMVP級の活躍を残したことは明るいニュースだ。また、オフに獲得したカリーはプレーオフで平均18.8点と躍動し、チーム戦術にマッチしていることを示した。タイリース・マキシーやマティス・サイブルといった若手も主力ローテーションに定着し、チームに不可欠な存在になったことは大きな収穫だったといえる。

    スマホでの動画閲覧はコチラから ⇒
    https://www.youtube.com/watch?v=4V0G0IUs2Mc

    2021-22シーズン:プレビュー(2021年9月25日時点)

    開幕ロスター

    r:ルーキー tw:2way契約 ( ):怪我

     PG ベン・シモンズタイリース・マキシー
    アイザイア・ジョー
    SGセス・カリーシェイク・ミルトン
    マティス・サイブル
    ジェイデン・スプリンガー(r)
    SFダニー・グリーンフルカン・コルクマズ
    アーロン・ヘンリー(r)(tw)
    PFトバイアス・ハリスジョージ・ニアン
    アンソニー・トリバー
    ポール・リード
    Cジョエル・エンビードアンドレ・ドラモンド
    チャールズ・バッシー(r)

    オフシーズンに入ると直ぐにシクサーズはダニー・グリーンとフルカン・コルクマズと再契約し、昨シーズンにジャズで評価を上げたジョージ・ニヤンを獲得した。グリーンもニヤンも3&Dとして計算でき、再契約したコルクマズも3Pシュートで貢献することができ、エンビードというインサイドの核を持っているシクサーズの戦術にあっている補強といえる。
    また、リバウンドに強いアンドレ・ドラモンドを獲得し、怪我がちなジョエル・エンビードを酷使しないような布陣を整えたといえるだろう。

    しかし、プレーオフで戦犯とされたベン・シモンズとチームの亀裂は決定的なものとなっており、シモンズがゲームへの出場を拒否するという事態になっている。そのため、シモンズの放出は確定的となっているが、高額契約の1年目かつプレーオフでの印象の悪さ故にトレード先探しに難航している状態だ。大きく評価を下げているとはいえ、シモンズはチーム状況を一変させることができる選手であり、彼の去就によってシクサーズのチーム状況は大きく変わりそうだ。

    シモンズ放出は確定的だが、シクサーズは早めにこの問題に決着をつける必要がある。
    エンビードを中心にトバイアス・ハリスやセス・カリーといった主力はチームに残っており、再契約や補強はチームコンセプトに合致しており、シェイク・ミルトン、マティス・サイブル、タイリース・マキシーといった若手の成長も期待できる。
    エンビードが怪我なくMVP級の活躍ができれば優勝を狙えるだけの戦力は持っているといえそうだ。

    注目選手:ジョージ・ニアン

    ユタ・ジャズから獲得したジョージ・ニヤンは、今季でNBA5年目を迎えるフォワードだ。
    昨シーズン躍進したユタ・ジャズのローテーションの一角を担い、平均16.0分の出場で6.9点、2.4リバウンドという数字を残しており、3P成功率は42.5%という数字を記録している。直近3シーズンで常に40%越えを記録しており、スペーシングの面で大きく貢献することができそうだ。また、ディフェンス力も非常に高く、昨シーズンは10ft以内で9%程度相手のシュート率を下げているという実績もある。

    厳格なコーチングスタイルで、ディフェンスを重視するジャズのクイン・スナイダーHCからの信頼を勝ち得たことは彼の実力の一端を示しているが、比較的柔軟な戦術を採用するドック・リバースHCの戦術に噛み合うかは未知数な部分もある。しかし、トバイアス・ハリスの控えとしてのスペーシングとディフェンスでの貢献が期待できるニヤンの獲得は、シクサーズにとって理に叶った補強といえそうだ。

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