2022-23シーズンの振り返り
勝率 | 45-37(.548) |
Play Off | 1回戦敗退 (0-4:vs PHI) |
オフェンス | 115.0(17位/30チーム) |
ディフェンス | 114.1(位/30チーム) |
PACE | 98.3(21位/30チーム) |
ケビン・デュラントとカイリー・アービングというリーグを代表するスーパースターを擁して臨んだ2022-23シーズン。シーズン序盤は2人を中心にロイス・オニールや渡邊雄太のなどが活躍、5年目のニック・クラクストンが平均12.6点、9.2リバウンド、2.5ブロックと躍進を果たした。
シーズン途中でデュラントとカイリーを放出。放出の見返りは大きく、シーズン後半もミケル・ブリッジズやキャメロン・ジョンソンらを中心に勝ち星を増やしプレーオフに進出した。
Off Season(オフシーズンの主な動き)
・キャメロン・ジョンソンと再契約
・ATLへトレードでパティ・ミルズを放出
・DETへトレードでジョー・ハリスを放出
・FAでロニー・ウォーカー4世と契約
・FAでデニス・スミスJr.と契約
・FAでダリアス・ベイズリーと契約
・FAでトレントン・ワトフォードと契約
・FAでハリー・ジャイルズと契約
・ドラフト21位でアラバマ大のノア・クラウニーを指名
・ドラフト22位でデューク大のダリク・ホワイトヘッドを指名
・ドラフト51位でカンザス大のジェイレン・ウィルソンを指名
・エドモンド・サモナーを解雇
・レイクワン・グレイを解雇
Roster Infomation:ロスター情報(2023年9月1日時点)
太字:スターター予想
Pos. | Player |
---|---|
PG | Spencer Dinwiddie(スペンサー・ディンウィディー) Ben Simmons(ベン・シモンズ) Dennis Smith Jr.(デニス・スミスJr.) |
SG | Mikal Bridges(ミケル・ブリッジズ) Lonnie Walker IV(ロニー・ウォーカー4世) Cam Thomas(キャム・トーマス) Armoni Brooks(アーモニ・ブルックス) |
SF | Royce O’Neale(ロイス・オニール) Dorian Finney-Smith(ドリアン・フィニー・スミス) Dariq Whitehead(ダリク・ホワイトヘッド) Jalen Wilson(ジェイレン・ウィルソン) |
PF | Cameron Johnson(キャメロン・ジョンソン) Noah Clowney(ノア・クラウニー) Darius Bazley(ダリアス・ベイズリー) Harry Giles(ハリー・ジャイルズ) Trendon Watford(トレントン・ワトフォード) |
C | Nic Claxton(ニック・クラクストン) Day’Ron Sharpe(デイロン・シャープ) |
2023-24シーズン:プレビュー

昨シーズン途中に再建に踏み出したが、ケビン・デュラントを放出した対価として獲得したミケル・ブリッジズとキャメロン・ジョンソンが再建の中心となる。FIBAワールドカップのUSA代表にも選出された2人の市場価値は高く、25歳以下の有望な若手選手も多いため、今季は育成の年になりそうだ。
セス・カリー、渡邊雄太、パティ・ミルズらを放出した影響で3Pシュートを狙える砲台は大きく減少したが、オフェンス面ではLALから獲得したロニー・ウォーカー4世や、2年目を迎えるキャムトーマスの成長に期待したいところだ。また、心身ともに不調だったベン・シモンズが復調することができれば攻守で大きな戦力になることは間違いない。実力者揃いのプレーオフ進出を目指せるロスターだが、さらなる再建に踏み出すのか、現体制で勝ちにいくのかの判断を迫られることになりそうだ。
“NBAイズムが選ぶ!” 注目選手

Ben Simmons(ベン・シモンズ)
かつては新人王を獲得し、3度のオールスターに選出されるなど、レブロン・ジェームズ引退後にNBAを代表する選手になると思われていたが、2020-21プレーオフ以降はコンディショニング不足や腰痛、メンタル面の不調によって満足にプレーできていない。
PHI時代から指摘されているシュート力は大きな課題だが、類稀な突破力とアシスト能力、そして対人ディフェンスは健康であればリーグ有数の実力を持っている。”問題児”のレッテルも貼られている現状を打破できるかは、シモンズ個人にとっても、チームにとっても大きなポイントになりそうだ。
