【2023-24:チームプレビュー】Chicago Bulls(シカゴ・ブルズ)

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2022-23シーズンの振り返り

勝率40-42(.487)
Play Offプレーイン敗退
オフェンス113.5(24位/30チーム)
ディフェンス112.2(5位/30チーム)
PACE98.5(19位/30チーム)

デマー・デローザン、ザック・ラビーン、ニコラ・ブーチェビッチとBIGネームを揃えて優勝を狙うシーズンと期待されたが、シーズン開幕前に司令塔のロンゾが膝の怪我で全休。司令塔を失ったチームは勝負所で勝ちきれず、プレーイントーナメント敗戦という失望のシーズンとなった。

それでもアレックス・カルーソやパトリック・ウィリアムズを中心としたディフェンスは堅く、特に3年目のパトリック・ウィリアムズは平均2桁得点を記録するなど、3&Dとして開花する機運をみせた。

Off Season(オフシーズンの主な動き)

・ニコラ・ブーチェビッチと契約延長
・コビー・ホワイトと再契約
・アヨ・ドスンムと再契約
・テリー・テイラーと再契約
・FAでトーリー・クレイグと契約
・FAでジェボン・カーターと契約
・ドラフト35位でテネシー大のジュリアン・フィリップスを指名
・マルコ・シモノビッチを解雇

Roster Infomation:ロスター情報(2023年9月1日時点)

太字:スターター予想

Pos.Player
PGAlex Caruso(アレックス・カルーソ)
Jevon Carter(ジェボン・カーター)
Carlik Jones(キャリーク・ジョーンズ)
Lonzo Ball(ロンゾ・ボール)*
SGZach LaVine(ザック・ラビーン)
Coby White(コビー・ホワイト)
Ayo Dosunmu(アヨ・ドスンム)
SFDeMar DeRozan(デマー・デローザン)
Dalen Terry(デイレン・テリー)
Julian Phillips(ジュリアン・フィリップス)
Onuralp Bitim(オヌラルブ・ビティム)
PFPatrick Williams(パトリック・ウィリアムズ)
Torrey Craig(トーリー・クレイグ)
Terry Taylor(テリー・テイラー)
Adama Sanogo(アダム・サノゴ)
CNikola Vucevic(二コラ・ブーチェビッチ)
Andre Drummond(アンドレ・ドラモンド)

2023-24シーズン:プレビュー

再建も囁かれたが、ニコラ・ブーチェビッチと契約延長したことで現体制を維持する道を選んだ。ザック・ラビーンとデマー・デローザンの2大エースは健在で、彼らの脇を固める人員として3&Dとして計算できるジェボン・カーターやトーリー・クレイグの獲得は非常に良い動きだった。しかし、今期も司令塔のロンゾ・ボールのシーズン全休が決定しており、司令塔の役割を担うことになるカルーソやコビー・ホワイトのプレーメイクの向上はプレーオフを目指す上で必須となりそうだ。

ビッグネーム揃えているがロスターバランスは良いとは言えず、良くも悪くも昨年から大幅なアップグレードは行われておらず、現メンバーの個々のステップアップに委ねられている。前半戦つまずくことがあればTDLまでに動く可能性は高く、場合によってはビリー・ドノバンHCの解任も視野に入ってくるだろう。

“NBAイズムが選ぶ!” 注目選手

Alex Caruso(アレックス・カルーソ)

チームの”ハート&ソウル”で、LAL時代からカルト的な人気を誇る選手。得点力だけでなく、体を張ったディフェンスが魅力で、オール ディフェンシブ1stチームにも選出されている。

司令塔のロンゾ・ボールが離脱した昨年はPGを務めることも多かったが、プレーメイクに秀でているタイプではないため、BIGネームが揃うCHIのなかでPGとして役目を果たせたとは言い難い。今期はジェボン・カーターを獲得したとはいえ昨年から大きな戦力強化はされておらず、PGとしてカルーソがスキルアップができればチームとして非常に心強い存在になるだろう。

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