2022-23シーズンの振り返り
勝率 | 38-44(.463) |
Play Off | 未出場 |
オフェンス | 116.8(6位/30チーム) |
ディフェンス | 116.7(24位/30チーム) |
PACE | 96.6(28位/30チーム) |
2021-22シーズンに躍進したDALは、“ポスト・レブロン”の筆頭格であるルカ・ドンチッチとクリスタプス・ポルジンギスの2枚看板でファイナル進出を目指すシーズンだったが、結果としてはプレーオフ進出もできないという不甲斐ない結果に終わった。シーズン途中でポルジンギスに見切りをつけ、大型トレードで現役屈指のオフェンス力を持つカイリー・アービングを獲得。ドンチッチと強力なバックコートコンビとなったが相乗効果はみられなかった。特にディフェンス面での改善は最後まで見られず、リーグ下位に沈んだ。
Off Season(オフシーズンの主な動き)
・カイリー・アービングと再契約
・ドワイト・パウエルと再契約
・FAでセス・カリーと契約
・FAでダンテ・エグザムと契約
・FAでデリック・ジョーンズJr.と契約
・BOSからサイン&トレードでグラント・ウィリアムズを獲得
・SACとのトレードでリショーン・ホームズを獲得
・ドラフト12位でデューク大のデレック・ライブリー2世を指名
・ドラフト24位でマーケット大のオリビエ・マクセンス・プロスパーを指名
・アラバマ大学バーミンガム校のジョーダン・ウォーカーと契約
・テキサス・クリスチャン大のマイク・マイルズJrと2way契約
・SASへトレードでレジー・ブロックを放出
・OKCへトレードでダービス・ベルターンスを放出
Roster Infomation:ロスター情報(2023年9月1日時点)
太字:スターター予想
Pos. | Player |
---|---|
PG | Luka Doncic(ルカ・ドンチッチ) Dante Exum(ダンテ・エグザム) Jordan Walker(ジョーダン・ウォーカー) Mike Miles Jr.(マイク・マイルズJr.) |
SG | Kyrie Irving(カイリー・アービング) Seth Curry(セス・カリー) Jaden Hardy(ジェイデン・ハーディー) A. J. Lawson(AJ・ローソン) |
SF | Tim Hardaway Jr.(ティム・ハーダウェイJr.) Josh Green(ジョシュ・グリーン) Olivier-Maxence Prosper(オリビエ・マクセンス・プロスパー) |
PF | Grant Williams(グラント・ウィリアムズ) Richaun Holmes(リショーン・ホームズ) Maxi Kleber(マキシ・クリバー) |
C | Dwight Powell(ドワイト・パウエル) Dereck Lively II(デレック・ライブリー2世) |
2023-24シーズン:プレビュー

躍進を期待された202-23シーズンが不調に終わり、ジェイソン・キッドHCの解任も噂されたが結果的には留任。カイリー・アービングとも再契約し、現体制で再度プレーオフを目指す方針を示した。主力は基本的に維持し、グラント・ウィリアムズやリショーン・ホームズなど、インサイドでリバウンドや守備で貢献できる選手を補強。また、シューターのセス・カリーを呼び戻し、ドンチッチとカイリー中心にオフェンスを構築していく方向性を明確にした形だ。
昨シーズンの弱点だったバックコートのディフェンス面の劇的な改善は期待できなく、攻守のロスターバランスは良いとはいえない。特にオフェンスに特化しているバックコートのディフェンス構築と、オフコートでの言動が問題になることが多いカイリーのマネジメントは非常に大きなキーポイントとなりそうだ。
“NBAイズムが選ぶ!” 注目選手

Grant Williams(グラント・ウィリアムズ)
身長は198cmとPFとしては小柄ながら、107kgという体格で強靭なフィジカルを誇るインサイドプレーヤー。アンダーサイズながら粘り強いディフェンスと、3Pシュートを4割近い確率で決められる柔軟性が魅力。特にディフェンスにおける戦術理解度が高く、ジェイソン・キッドHCのシステムにマッチする可能性がありそうだ。
DALではインサイドのディフェンスリバウンドと、スペースを広げる仕事が求められることになるが、その両方を高いレベルでこなすことができる可能性を秘めており、チーム躍進のキープレーヤーとなりそうだ。
