2022-23シーズンの振り返り
勝率 | 44-38(.536) |
Play Off | カンファレンス準決勝敗退 (2-4:vs LAL) |
オフェンス | 116.1(10位/30チーム) |
ディフェンス | 114.4(17位/30チーム) |
PACE | 101.6(2位/30チーム) |
2021-22シーズンの王者として挑んだシーズンだったが、シーズン前にドレイモンド・グリーンとジョーダン・プールが練習中に殴り合いをするなど不協和音が取り沙汰され、カンファレンス5位でプレーオフ進出を果たすも、カンファレンス準決勝でLALの前に姿を消した。
怪我で2年半にわたって離脱していたクレイ・トンプソンが復活したことは明るい材料であるが、一方で若手のジョナサン・クミンガがプレー時間への不満を表明するなど、シーズンを通してチグハグな状況であった。
Off Season(オフシーズンの主な動き)
・ボブ・マイヤーズGMが退任
・マイク・ダンリービーJr.が新GMに就任
・ドレイモンド・グリーンと再契約
・WASからトレードでクリス・ポールを獲得
・FAでコリー・ジョセフと契約
・FAでダリオ・サリッチと契約
・FAでウスマン・ガルバと契約
・WASへトレードでジョーダン・プールを放出
・WASへトレードでライアン・ロリンズを放出
・WASへトレードでパトリック・ボールドウィンJr.を放出
・ドラフト19位でサンタクララ大のブランディン・ボールドウィンJr.を指名
・ドラフト57位でインディアナ大のトレイス・ジャクソンJr.を指名
Roster Infomation:ロスター情報(2023年9月17日時点)
太字:スターター予想
Pos. | Player |
---|---|
PG | Chris Paul(クリス・ポール) Cory Joseph(コリー・ジョセフ) |
SG | Stephen Curry(ステフィン・カリー) Gary Payton II(ゲイリー・ペイトン2世) Brandin Podziemski(ブランディン・ボジェムスキー) Lester Quinones(レスター・キニョネス) |
SF | Andrew Wiggins(アンドリュー・ウィギンズ) Klay Thompson(クレイ・トンプソン) Moses Moody(モーゼス・ムーディー) |
PF | Draymond Green(ドレイモンド・グリーン) Jonathan Kuminga(ジョナサン・クミンガ) Dario Saric(ダリオ・サリッチ) |
C | Kevon Looney(ケボン・ルーニー) Usman Garuba(ウスマン・ガルバ) Trayce Jackson-Davis(トレイス・ジャクソン・デイビス) |
2023-24シーズン:プレビュー

生え抜きのドレイモンド・グリーンの去就問題が今オフの目下の課題だったが、無事にグリーンと契約延長したことで、ステフィン・カリー、クレイ・トンプソンとの生え抜き三銃士を維持した。一方で昨シーズン前にグリーンと諍いを起こしたジョーダン・プールをWASへ放出して、希代のプレーメイカーであるクリス・ポールを獲得。ポールはGSWと戦い続けてきた選手でありケミストリー面は未知数。歴代屈指のPGが2人在籍することとなり、どのように起用していくのかが注目される。上記の4人を中心にアンドリュー・ウィギンズやゲイリー・ペイトン2世ら優秀なディフェンスプレーヤーを配置しており、基本路線は従来のスタイルで優勝を目指すことになりそうだ。
懸念点としては主力の4人が全員30代中盤~後半でプレーに陰りが見えてきていることだ。一方で十分に若手にプレータイムを与えることも難しく、将来的にどのような方向性でチームを作っていくのかのリミットは近づいているといえる。
“NBAイズムが選ぶ!” 注目選手

Chris Paul(クリス・ポール)
歴代屈指のプレーメイカー。38歳になる大ベテランだが、依然としてゲームコントロール能力は現役屈指で、長年ライバルとして戦ってきた犬猿の仲のドレイモンド・グリーンがPG的な動きをすることもあるGSWで、どのようなプレーを披露するのかに注目が集まっている。また、グリーンが「好きじゃない」と公言するなど、ケミストリー構築は懸念点だ。
ベストは2ndでの出場だが、本人が2ndでの出場に難色を示していることからどのようにマネジメントしていくかがポイントとなる。キャリア晩年で悲願の優勝を目指すことになるが、癖が強い選手でもあるため、GSWにとっては危険な賭けにもなりかねない。
