2022-23シーズンの振り返り
勝率 | 51-31(.621) |
Play Off | 1回戦敗退 (2-4:vs LAL) |
オフェンス | 115.1(15位/30チーム) |
ディフェンス | 111.2(2位/30チーム) |
PACE | 101.1(5位/30チーム) |
次世代スーパースターのジャ・モラントを中心に、強固なディフェンスを起点としたアップテンポなオフェンスを展開し、カンファレンス2位でプレーオフに進出。プレーオフでは精彩を欠き、LALにアップセットされる結果となった。
ディロン・ブルックス、デズモンド・ベイン、ジャレン・ジャクソンJr.らが能力を発揮し、リーグ2位のディフェンスレーティングを残した一方で、エースのモラントはコート外での素行不良問題が噴出し、不安を残すシーズンとなった。
Off Season(オフシーズンの主な動き)
・デズモンド・ベインと延長契約
・FAでデリック・ローズと契約
・BOSからトレードでマーカス・スマートを獲得
・HOUからトレードでジョシュ・クリストファーを獲得
・WASからトレードでアイザイア・トッドを獲得
・ドラフト45位でサウスカロライナ大のGG・ジャクソンを指名
・ドラフト56位でタリク・ビベロビッチを指名
・WASへトレードでタイアス・ジョーンズを放出
・HOUへサイン&トレードでディロン・ブルックスを放出
Roster Infomation:ロスター情報(2023年9月11日時点)
太字:スターター予想
Pos. | Player |
---|---|
PG | Ja Morant(ジャ・モラント) Derrick Rose(デリック・ローズ) Jacob Gilyard(ジェイコブ・ギリヤード) Vincent Williams Jr.(ヴィンセント・ウィリアムズJr.) |
SG | Marcus Smart(マーカス・スマート) John Konchar(ジョン・コンチャー) Josh Christopher(ジョシュ・クリストファー) |
SF | Desmond Bane(デズモンド・ベイン) Ziaire Williams(ザイア・ウィリアムズ) Luke Kennard(ルーク・ケナード) Isaiah Todd(アイザイア・トッド) David Roddy(デイビッド・ロディー) |
PF | Jaren Jackson Jr.(ジャレン・ジャクソンJr.) Brandon Clarke(ブランドン・クラーク)* Kenneth Lofton Jr.(ケネス・ロフトンJr.) Jake LaRavia(ジェイク・ラレイビア) GG Jackson(GG・ジャクソン) |
C | Steven Adams(スティーブン・アダムズ) Santi Aldama(サンティ・アルダマ) Xavier Tillman(ゼイビア・ティルマン) |
2023-24シーズン:プレビュー

度重なる拳銃所持問題でエースのジャ・モラントが25試合の出場停止処分をうけたが、一時はNBA追放の噂もあっただけにチームとしては一安心というところだろう。モラント不在を埋める選手として、元最年少シーズンMVPのデリック・ローズと契約。プレースタイル的にもモラントのメンターとして最適だ。また、ロスターとしては昨シーズンのディフェンスの要だったディロン・ブルックスをHOUに放出。代わりに年間最優秀守備選手の受賞経験もあるベテランのマーカス・スマートを獲得。大きなトレードがあったものの基本路線は昨年のままであり、モラントや怪我で離脱中のブランドン・クラークが戻ってくれば、プレーオフ上位進出を狙えるだけの戦力を有しているといえそうだ。
一方で優勝を目指すためにはスティーブン・アダムズやジャレン・ジャクソンJr.らがニコラ・ヨキッチやジョエル・エンビードといったリーグトップレベルのビッグマンを抑える必要がある。フロントコートの層はそこまで厚くないため、ロスターマネジメントは必須となるだろう。また、今オフに延長契約したデズモンド・ベインは怪我の手術を抱えており、MAX契約は大きな賭けになりそうだ。
“NBAイズムが選ぶ!” 注目選手

Derrick Rose(デリック・ローズ)
元最年少シーズンMVP。かつては身体能力に頼った圧倒的なプレーを披露していたが、度重なる大怪我で全盛期の輝きはなくなった。しかし、自身のプレースタイルを変革して、老獪なプレーを身に着けたことで貴重なロールプレーヤーと変貌した。MVP受賞時のプレースタイルはジャ・モラントと近く、怪我のケアや、メンタルコントロールの面でモラントのメンターとしては最適な人材になれる。
グリズリーズは良くも悪くもモラントのチームであるため、彼の安定はチームの将来を大きく左右する。モラント不在時のプレーにも注目だが、精神的支柱としての貢献も期待されている。
