2022-23シーズンの振り返り
勝率 | 44-38(.536) |
Play Off | ファイナル敗退 (1-4:vs DEN) |
オフェンス | 113.0(25位/30チーム) |
ディフェンス | 113.3(9位/30チーム) |
PACE | 96.3(29位/30チーム) |
レギュラーシーズンは勝ち切れない試合が続いたものの、プレーインからファイナル進出を果たすも地力で勝るDEN相手に1勝4敗で敗退し、”スリーキングス時代”以来の優勝とはならなかった。それでも直近4年間で2度のファイナル進出という勝負強さは健在ということを示した結果だ。ジミー・バトラー、バム・アデバヨを中心にしながらも、ゲイブ・ヴィンセントやマックス・ストゥルースといった伏兵が獅子奮迅の活躍したことは嬉しいサプライズとなった。
Off Season(オフシーズンの主な動き)
・ケビン・ラブと再契約
・オーランド・ロビンソンと再契約
・ジャマール・ケインと再契約
・FAでジョシュ・リチャードソンと契約
・FAでトーマス・ブライアントと契約
・ドラフト18位でUCLAのハイメ・ハケスJrを指名
・ジャマリー・ブイエと2way契約
・ドリュー・スミスと2way契約
・CLEへサイン&トレードでマックス・ストゥルースをCLEにサイトレ
・OKCへトレードでヴィクター・オラディポを放出
・ユドニス・ハスレムが引退
Roster Infomation:ロスター情報(2023年9月11日時点)
太字:スターター予想
Pos. | Player |
---|---|
PG | Kyle Lowry(カイル・ラウリー) Jamaree Bouyea(ジャマリー・ブイエ) Caleb Daniels(ケイレブ・ダニエルズ) |
SG | Tyler Herro(タイラー・ヒーロー) Josh Richardson(ジョシュ・リチャードソン) Caleb Martin(ケイレブ・マーティン) Dru Smith(ドルー・スミス) |
SF | Jimmy Butler(ジミー・バトラー) Duncan Robinson(ダンカン・ロビンソン) Jaime Jaquez Jr.(ハイメ・ハケスJr.) Nikola Jovic(ニコラ・ヨビッチ) |
PF | Kevin Love(ケビン・ラブ) Haywood Highsmith(ヘイウッド・ハイスミス) |
C | Bam Adebayo(バム・アデバヨ) Thomas Bryant(トーマス・ブライアント) Orlando Robinson(オーランド・ロビンソン) |
2023-24シーズン:プレビュー

ジミー・バトラー、バム・アデバヨ、タイラー・ヒーローといったチームの中核は健在だが、昨シーズンの躍進の立役者となったゲイブ・ヴィンセントとマックス・ストゥルースは移籍。昨シーズンと比べてベンチ層は薄くなったという印象だ。その大きな原因の1つはデイミアン・リラードの獲得問題だ。リラードはMIAへの移籍を希望していると言われているが、リラードほどの大物の獲得となると簡単にはまとまらない。パット・ライリー球団社長はリラード獲得を熱望していると思われるが、この話が着地しないと補強に動くに動けない状態というところだろう。
また、37歳のカイル・ラウリー、35歳のケビン・ラブといった主力メンバーの高齢化は顕著だ。年齢起因の怪我や能力低下も必然的に起こってくる。現戦力でもプレーオフ進出の可能性はあるものの、優勝を狙える布陣かというと疑問が残る。リラード獲得の有無に限らず、”掘り出し物”の選手を探していく必要はありそうだ。
“NBAイズムが選ぶ!” 注目選手

Tyler Herro(タイラー・ヒーロー)
2019年ドラフト13位でヒートに加入。NBA入り直後はそこまで期待されていなかったが、当たり出したら止まらない高確率の3Pシュートを中心に頭角を表し、年々得点が増加させ6thマン賞を受賞するなど、4年で2度のNBAファイナル進出に大きく貢献した。強気なプレーと、強心臓ぶりはファンからも絶大な人気を得ている。昨年は右手骨折でプレーオフを満足に戦えなかったが、ヒーローの活躍がヒート躍進のポイントとなりそうだ。
