2022-23シーズンの振り返り
勝率 | 42-20(.512) |
Play Off | プレーイン敗退 |
オフェンス | 114.4(21位/30チーム) |
ディフェンス | 112.5(6位/30チーム) |
PACE | 99.1(14位/30チーム) |
ほぼ5割の勝率を残すも、プレーイン敗退となった2022-23シーズン。シーズン前の期待値からすれば残念な結果だが、ザイオン・ウィリアムソンが29試合、ブランドン・イングラムが45試合しか出場できない中でプレーインに進出できたことは及第点ともいえる。ザイオンが出場した試合に限れば6割近い勝率を残しており、逆にいえばザイオンがいなければ平均的なチームであるともいえる。2大看板が欠場する中でも、トレイ・マーフィー3世やホセ・アルバラードらが活躍したことは明るいニュースだ。
Off Season(オフシーズンの主な動き)
・FAでコディ・ゼラーと契約
・ハーバート・ジョーンズと再契約
・EJ・リデルと再契約
・ドラフト14位でコネティカット大のジョーダン・ホーキンスを指名
・ギャレット・テンプルを解雇
Roster Infomation:ロスター情報(2023年9月17日時点)
太字:スターター予想
Pos. | Player |
---|---|
PG | Jose Alvarado(ホセ・アルバラード) Kira Lewis Jr.(カイラ・ルイスJr.) |
SG | CJ McCollum(CJ・マッカラム) Dyson Daniels(ダイソン・ダニエルズ) Jordan Hawkins(ジョーダン・ホーキンス) Dereon Seabron(デロン・シーブロン) |
SF | Brandon Ingram(ブランドン・イングラム) Trey Murphy III(トレイ・マーフィー3世)* Herbert Jones(ハーバート・ジョーンズ) Naji Marshall(ナジ・マーシャル) |
PF | Zion Williamson(ザイオン・ウィリアムソン) Larry Nance Jr.(ラリー・ナンスJr.) E.J. Liddell(EJ・リデル) |
C | Jonas Valančiūnas(ヨナス・ヴァランチュナス) Willy Hernangomez(ウィリー・エルナンゴメス) Cody Zeller(コディ・ゼラー) |
2023-24シーズン:プレビュー

2022-23シーズンはザイオン・ウィリアムソンとブランドン・イングラムといった2大看板が満足にプレーできなかったことを考えると及第点の結果だったともいえる。この評価を裏付けるようにオフシーズンの動きは少なく、目立った動きはコディ・ゼラーの加入ぐらいだ。それでもザイオンとイングラムが健康にシーズンを過ごすことができればプレーオフ進出は可能であるため、現体制で再度勝負を掛けたいということだろう。
昨シーズンの結果をみてもNOPは良くも悪くもザイオンのチームだが、頼みのザイオンはオーバーウェイト起因の怪我が多く、シーズンを通して計算できないという弱みがある。このオフに報道されたスキャンダル問題もあり、彼が身体的/精神的ともに健康にプレーできるのかがポイントとなる。
また、昨シーズンに成長をみせたトレイ・マーフィー3世は怪我でシーズン序盤の欠場が決定しており、引き続き怪我のマネジメントが非常に重要なシーズンとなりそうだ。プレーオフを勝ち抜くためには昨年飛躍したホセ・アルバラードやマーフィーらのさらなる成長と、2大看板の安定が絶対条件となるだろう。
“NBAイズムが選ぶ!” 注目選手

CJ McCollum(CJ・マッカラム)
3Pシュートはもちろん、ドライブやP&Rなど多彩なオフェンスバリエーションを持っているスコアリングガード。クイックモーションの3Pシュートは40%近い成功率を誇っている。非常に「バスケットボールが上手い」プレーヤーで、NOPでは本来のポジションではないPGでプレーすることも多い。これはフロントコートに有力な選手が多いチーム事情によるものだがプレーメイクには苦労する場面がみられ、チームのコントロールをどのようにしていくかが注目される。
また、選手会長も務めており、コート内外でのリーダーシップが高く評価されている。NOPではザイオンやイングラムといった若手スター候補をまとめる役割も担っている。
