2022-23シーズンの振り返り
勝率 | 40-42(.487) |
Play Off | プレーイン敗退 |
オフェンス | 115.2(13位/30チーム) |
ディフェンス | 114.2(14位/30チーム) |
PACE | 101.1(6位/30チーム) |
絶賛再建中のOKCだが、初のオールスターとオールNBA1stチームに選出されたシェイ・ギルジャス・アレキサンダー(SGA)がチームを牽引し、昨シーズンから大幅に勝ち星を増やしてチームはプレーインへ進出した。2022年ドラフト2位のチェット・ホルムグレンがシーズンアウトしたものの、2年目のジョシュ・ギディーや、ルーキーのジェイレン・ウィリアムズが躍動。惜しくもプレーオフ進出は叶わなかったが希望を抱かせるシーズンとなった。
Off Season(オフシーズンの主な動き)
・FAでジャック・ホワイトと契約
・2014年ドラフト52位のヴァシリエ・ミチッチと契約
・ATLからトレードでルディ・ゲイを獲得
・MIAからトレードでヴィクター・オラディポを獲得
・DALからトレードでダービス・ベルターンスを獲得
・ドラフト10位でケンタッキー大のケイソン・ウォーレスを指名
・ドラフト50位でカンザス州立大のキヤンティ・ジョーンズを指名
・ATLからトレードで獲得したタイタイ・ワシントンを解雇
・ATLからトレードで獲得したウスマン・ガルバを解雇
・HOUからトレードで獲得したパティ・ミルズを解雇
Roster Infomation:ロスター情報(2023年9月17日時点)
太字:スターター予想
Pos. | Player |
---|---|
PG | Josh Giddey(ジョシュ・ギディー) Cason Wallace(ケイソン・ウォーレス) Vasilije Micic(ヴァリシエ・ミチッチ) Tre Mann(トレイ・マン) |
SG | Shai Gilgeous-Alexander(シェイ・ギルジャス・アレキサンダー) Victor Oladipo(ヴィクター・オラディポ) Isaiah Joe(アイザイア・ジョー) Kenrich Williams(ケンリッチ・ウィリアムズ) |
SF | Luguentz Dort(ルーゲンツ・ドート) Jalen Williams(ジェイレン・ウィリアムズ) Aaron Wiggins(アーロン・ウィギンズ) Jack White(ジャック・ホワイト) Keyontae Johnson(キヤンティ・ジョーンズ) |
PF | Chet Holmgren(チェット・ホルムグレン) Aleksej Pokusevski(アレクセイ・ポクシェフスキー) Davis Bertans(ダービス・ベルターンス) |
C | Jaylin Williams(ジェイリン・ウィリアムズ) Jeremiah Robinson-Earl(ジェレマイア・ロビンソン・アール) Olivier Sarr(オリビエ・サール) |
2023-24シーズン:プレビュー

昨年は2021-22シーズンから16勝も勝ち星を増やしたチームの主力は維持したまま、悲願のプレーオフ進出に向けて積極的に動いた。ドラフト指名権を活用しながら若手コアに実績あるベテランを加えた。さらに2022年ドラフト2位のチェット・ホルムグレンはサマーリーグで素晴らしい活躍をみせ、ユーロリーグMVPの受賞経験もあるヴァリシエ・ミチッチを加え、ロスターはさらに強力になった。
リーグを代表するディフェンダーの1人であるルーゲンツ・ドートに加えてホルムグレンが加入することで、ディフェンスの底上げが期待できる。プレーオフ進出以上の結果を出すにはディフェンスの向上がポイントであり、今後のOKCにとって大きな強みとなりえる。
プレーオフ進出以上の結果を目指すためにはSGAが健康でいることが絶対条件であり、若手有望株が揃っているためボールシェアのシステムも重要となる。シーズンの状況によってはプレーオフに向けて、有り余るドラフト指名権を使って更なる大物選手を連れてくる可能性もありそうだ。
“NBAイズムが選ぶ!” 注目選手

Chet Holmgren(チェット・ホルムグレン)
2022年ドラフト2位指名を受けた “ユニコーン”。2022-23シーズンはシーズン前に右足の関節損傷で全休したため、今季がルーキーイヤーとなる。
213cmという長身ながらハンドリングと高いシュート力をもっており、インサイドでもアウトサイドでも得点することができる。また、ディフェンス面では229cmのウイングスパンと機動力を活かしてブロックを量産する。高校時代から名立たる賞を総なめにしており、世代No.1のビッグマンという評価を受けている。線の細さはNBAレベルでは課題とされているが、攻守でOKCの将来を担う選手の1人であることは間違いない。
