【2023-24:チームプレビュー】Phoenix Suns(フェニックス・サンズ)

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2022-23シーズンの振り返り

勝率45-37(.548)
Play Offカンファレンス準決勝敗退
(2-4:vs DEN)
オフェンス115.1(14位/30チーム)
ディフェンス113.0(7位/30チーム)
PACE98.2(22位/30チーム)

シーズン途中に大型トレードでケビン・デュラントが加入し、リーグ屈指のオフェンス力を擁するも、デュラントやクリス・ポールらの怪我で悩まされ、カンファレンス準決勝で敗退した。優勝を期待されていただけに失意のシーズンとなったが、生え抜きエースのデビン・ブッカーはプレーオフでチームを牽引し、デュラントも圧倒的な得点力をみせた。オフシーズンにMAX契約をしたディアンドレ・エイトンもダブルダブルの成績を残してはいるものの、シーズンを通して安定感に欠けた。

Off Season(オフシーズンの主な動き)

・モンティ・ウィリアムズHCを解任
・フランク・ヴォーゲルがHCに就任
・ジョシュ・オコーギーと再契約
・デイミオン・リーと再契約
・セイベン・リーと再契約
・FAでエリック・ゴードンと契約
・FAで渡邊雄太と契約
・FAでケイタ・ベイツ・ジョップと契約
・FAでボル・ボルと契約
・FAでチメジー・メトゥと契約
・FAでドリュー・ユーバンクスと契約
・WASからトレードでブラッドリー・ビールを獲得
・WASからトレードでジョーダン・グッドウィンを獲得
・ドラフト52位でデイトン大のトゥマニ・カマラを指名
・ユドカ・アズブーキーと2way契約
・WASへトレードでクリス・ポールを放出
・WASへトレードでランドリー・シャメットを放出
・SASへトレードでキャメロン・ペインを放出
・MEMへアイザイア・トッドを放出

Roster Infomation:ロスター情報(2023年9月23日時点)

太字:スターター予想

Pos.Player
PGBradley Beal(ブラッドリー・ビール)
Jordan Goodwin(ジョーダン・グッドウィン)
Saben Lee(セイベン・リー)
SGDevin Booker(デビン・ブッカー)
Josh Okogie(ジョシュ・オコーギー)
Damion Lee(デイミンオン・リー)
SFEric Gordon(エリック・ゴードン)
Yuta Watanabe(渡邊雄太)
Ish Wainright(イシュ・ウェンライト)
Toumani Camara(トゥマニ・カマラ)
PFKevin Durant(ケビン・デュラント)
Chimezie Metu(チメジー・メトゥ)
Keita Bates-Diop(ケイタ・ベイツ・ジョップ)
CDeandre Ayton(ディアンドレ・エイトン)
Drew Eubanks(ドリュー・ユーバンクス)
Bol Bol(ボル・ボル)
Udoka Azubuike(ユドカ・アズブーキー)

2023-24シーズン:プレビュー

チームを強豪へと導いたモンティ・ウィリアムズHCを解任し、新たに2020年にLALを優勝に導いたフランク・ヴォーゲルをHCに迎えた。また、今オフシーズン屈指の大型トレードでクリス・ポールをWAS放出。対価としてリーグ有数の得点力を持つブラッドリー・ビールを獲得した。昨年のオフェンスの中心であったデビン・ブッカー、ケビン・デュラントにビールを加えたラインナップの破壊力は抜群だ。

しかし、歴代屈指のプレーメイカーであるクリス・ポールが抜けた穴は大きく、ローテーションレベルのPGが不在のため、ボールシェアやプレーメイクには苦労しそうだ。ビールのPG転向が噂されているが、SGでのプレー経験が長いビールのPG転向は未知数だ。
ビール、ブッカー、デュラント、ディアンドレ・エイトンの4人に巨額のサラリーを支払う必要がありロスターはかなり薄くなったが、BKNでデュラントと相性が良かった渡邊雄太や、ベテランのエリック・ゴードンといった攻守で貢献できる優秀なロールプレーヤーを次々と獲得できていることは好材料だろう。
多くの指名権を放出しており、今季は失敗ができないシーズンとなりそうだ。

“NBAイズムが選ぶ!” 注目選手

Bradley Beal(ブラッドリー・ビール)

3年前には得点王を争ったリーグ屈指のSGで、WASのフランチャイズプレーヤーとして日本でも高い人気を持つ。2021-22シーズンに怪我して以降、成績は下降気味だが、オフェンスバリエーションの多さで昨シーズンも平均23.2点、5.4アシストという数字を残している。

デビン・ブッカーやケビン・デュラントといったスコアラーが在籍しており、ロスターが大幅に入れ替わったPHXにとってPGの役割は大きいが、オフシーズンにクリス・ポールとキャメロン・ペインを放出しており、30歳になるビールのPG転向が示唆されている。生粋のベテランSGのPGでの起用は未知数だが、WAS時代に大型契約を結んでいることもあって、ビールのPGとしての成功はチームの命運を握るファクターとなっている。

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