2022-23シーズンの振り返り
勝率 | 41-41(.500) |
Play Off | プレーイン敗退 |
オフェンス | 115.5(11位/30チーム) |
ディフェンス | 114.0(12位/30チーム) |
PACE | 97.1(26位/30チーム) |
2019年に初優勝メンバーのフレッド・バンブリート、パスカル・シアカム。OG・アヌノビーらの主力は高いパフォーマンスを発揮したが、シーズンを通して勝率5割前後を行き来するシーズンとなった。シーズン途中にSASとのトレードでヤコブ・パートルを獲得。層が薄かったセンターを補強するとともに、リバウンドとディフェンスが大幅に改善した。しかし、最後までチームとしては勝ちきれずプレーイン敗退となった。
Off Season(オフシーズンの主な動き)
・ニックナースHCを解任
・ダーコ・ラジャコビッチがHC就任
・ヤコブ・パートルと再契約
・ジェフ・ドウティンと再契約
・ロン・ハーパーJr.と再契約
・FAでジェイデン・マクダニエルズと契約
・FAでデニス・シュルーダーと契約
・FAでギャレット・テンプルと契約
・ドラフト13位でカンザス大のグレイディ・ディックを指名
・カンザス州立大のマーキス・ノウェルと2way契約
・ジェボン・フリーマン・リバティと2way契約
・ジョー・ウィーズキャンプを解雇
Roster Infomation:ロスター情報(2023年9月23日時点)
太字:スターター予想
Pos. | Player |
---|---|
PG | Dennis Schroder(デニス・シュルーダー) Malachi Flynn(マラカイ・フリン) Jeff Dowtin(ジェフ・ドウティン) Markquis Nowell(マーキス・ノウェル) |
SG | OG Anunoby(OG・アヌノビー) Gary Trent Jr.(ゲイリー・トレントJr.) Gradey Dick(グレイディ・ディック) Garrett Temple(ギャレット・テンプル) Javon Freeman-Liberty(ジェボン・フリーマン・リバティ) |
SF | Scottie Barnes(スコッティ・バーンズ) Jalen McDaniels(ジェイレン・マクダニエルズ) Otto Porter Jr.(オットー・ポーターJr.) Ron Harper Jr.(ロン・ハーパーJr.) |
PF | Pascal Siakam(パスカル・シアカム) Chris Boucher(クリス・ブーシェ) Thaddeus Young(サディアス・ヤング) |
C | Jakob Poeltl(ヤコブ・パートル) Precious Achiuwa(プレシャス・アチウワ) Christian Koloko(クリスチャン・コロコ) |
2023-24シーズン:プレビュー

プレーイン敗退という結果によって、長年チームを率いてきたニック・ナースHCを解任。代わりとして、MEMなどでアシスタントコーチの経験が豊富な新人のダーコ・ラジャコビッチを招聘。それに伴って主力の完全放出も噂されたが、パスカル・シアカムとOG・アヌノビーの放出は見送り、ゲイリー・トレントJr.のオプションを行使。昨シーズン途中に加入してチームに大きく貢献したたヤコブ・ポートルとも再契約。
3&Dとしての活躍が期待されるジェイデン・マクダニエルズを獲得するなどの動きはあったが、基本的には昨シーズンのロスターを維持する形となった。
しかし、ナース前HCの退任によってシステム的にはほぼゼロからの構築なり、若手の育成力が評価されているラジャコビッチHCが就任したことで、今季の起用法は大きく変わるだろう。オフシーズンに生え抜きのフレッド・バンブリートが移籍するなど着実に再建期に近づいているのも事実であり、契約最終年のシアカムとアヌノビーは引き続きトレード対象となりそうだ。現時点でプレーオフ上位進出は難しく、TDLまでに更なる再建に舵を切る可能性は高そうだ。
“NBAイズムが選ぶ!” 注目選手

Scottie Barnes(スコッティ・バーンズ)
2021-22シーズンの新人王。強靭なフィジカルと機動力を武器に攻守で高いパフォーマンスをみせ、特にディフェンスではすべてのポジションを守ることができる。ペイントエリアの突破力はNBAでも屈指だが、3Pシュート成功率28.1%というアウトサイドシュートには課題がある。
更なる飛躍が期待された2022-23シーズンだったが、現状はチーム4番目の平均得点となっており、期待された成長は見せられていない。再建が近いTORにとってバーンズの成長は今後のチーム構築に大きく影響するため、まずは28.1%という3P成功率を改善することで平均得点を20点の大台に乗せたいところだ。
