2022-23シーズンの振り返り
勝率 | 37-45(.451) |
Play Off | 未出場 |
オフェンス | 115.8(10位/30チーム) |
ディフェンス | 116.7(23位/30チーム) |
PACE | 100.5(11位/30チーム) |
オフシーズンにドノバン・ミッチェルとルディ・ゴベアという2人のオールスター選手を放出し、スコット・スナイダーHCも解任。新たに球団フロントの職に就いたダニー・エインジGMを中心に再建に乗り出した。
ミッチェルとゴベアを放出したことで完全再建かと思われたが、オフシーズンに獲得したラウリ・マルッカネンとコリン・セクストンがチームを牽引。ドラフト22位で指名したウォーカー・ケスラーも新人王候補になる活躍で一時は首位に立つほどの躍進をみせたが、シーズン後半に黒星が増え、プレーオフ進出とはならなかった。
Off Season(オフシーズンの主な動き)
・ジョーダン・クラークソンと再契約
・FAでオメール・ヤーセブンと契約
・ATLからトレードでジョン・コリンズを獲得
・ドラフト9位でセントラル・フロリダ大のテイラー・ヘンドリックスを指名
・ドラフト16位でベイラー大のキヨンテ・ジョージを指名
・ドラフト28位でオハイオ州立大のブライズ・センサボーを指名
・ミシガン州立大のジョーイ・ハウザーと2way契約
・ATLへトレードでルディ・ゲイを放出
・CLEへトレードでデイミアン・ジョーンズを放出
・ヴァーノン・キャリーJr.を解雇
Roster Infomation:ロスター情報(2023年9月23日時点)
太字:スターター予想
Pos. | Player |
---|---|
PG | Collin Sexton(コリン・セクストン) Kris Dunn(クリス・ダン) Romeo Langford(ロメオ・ラングフォード) |
SG | Jordan Clarkson(ジョーダン・クラークソン) Talen Horton-Tucker(テイレン・ホートン・タッカー) Keyonte George(キヨンテ・ジョージ) Johnny Juzang(ジョニー・ジューザン) |
SF | Lauri Markkanen(ラウリ・マルッカネン) Ochai Agbaji(オチャイ・アバジ) Brice Sensabaugh(ブライス・センサボー) Simone Fontecchio(シモーネ・フォンテッキオ) |
PF | John Collins(ジョン・コリンズ) Taylor Hendricks(テイラー・ヘンドリックス) Luka Samanic(ルカ・サマニッチ) Joey Hauser(ジョーイ・ハウザー) |
C | Walker Kessler(ウォーカー・ケスラー) Kelly Olynyk(ケリー・オリニク) Omer Yurtseven(オメール・ヤーセブン) Nick Ongenda(ニック・オンジェンダ) |
2023-24シーズン:プレビュー

2022-23シーズンはラウリ・マルッカネンとコリン・セクストンがチームを牽引し、再建1年目とは思えないインパクト残した。マルッカネンは怪我で苦しめられるシーズンが続いていたが平均25.6点、8.6リバウンドとエースとして開花。セクストンも自己最低の数字ながらも高いパフォーマンスを発揮した。
オフシーズンに移籍濃厚と噂されていたジョーダン・クラークソンと再契約。さらに構想外となっていたルディ・ゲイとの交換で機動力のあるビッグマンであるジョン・コリンズを獲得した。コリンズは怪我やロスター変更でプレー精度を落としたが、ピック&ロールが上手く、クラークソンやセクストンとの相乗効果が期待できる。さらにドラフト9位で機動力と守備力が評価されているテイラー・ヘンドリックスを指名し、かなりディフェンシブなフロントコートを結成した。
他球団で燻っていたポテンシャルの高い選手を揃えたが、PGの層が薄いため補強が必須になる。また、プレーオフ進出以上の結果を出すにはパンチ力不足も事実であるため、再建完了に向けてさらに動く可能性も低くなさそうだ。
“NBAイズムが選ぶ!” 注目選手

John Collins(ジョン・コリンズ)
2017年ドラフト17位でNBA入りしたビッグマンで、206cm/103kgという巨体を感じさせない機動力を持っており、3Pシュートも難なく撃てる柔軟性を持っている。近年は怪我の影響もあって成績は下降しており、昨シーズンは71試合に出場するも主要スタッツすべてで軒並み自己ワーストを記録。
ATL時代はトレイ・ヤングとのピック&ロールや、トランジション(速攻)でのアリウープなど機動力と柔軟性を活かしたプレーを量産していたこともあり、UTAでもコリン・セクストンやジョーダン・クラークソンとの相乗効果を期待できる。2021年に5年125Mという大型契約を結んでおり、契約3年目となる今季は心機一転、契約に見合う成績を残したいところだ。
