【2023-24:チームプレビュー】Washington Wizards(ワシントン・ウィザーズ)

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2022-23シーズンの振り返り

勝率35-47(.426)
Play Off未出場
オフェンス114.4(22位/30チーム)
ディフェンス115.6(21位/30チーム)
PACE98.6(17位/30チーム)

得点王を争ったブラッドリー・ビールに、2021-22シーズンにDALから獲得したクリスタプス・ポルジンギスを加えて臨んだシーズンだったが、ビールの負傷もあって最後まで勝ちきれないシーズンとなった。ビールとポルジンギスの2人はともに平均20点以上を記録して及第点の成績を残し、カイル・クズマやダニエル・ギャフォードらも安定した活躍をみせた。しかし、チームとしては噛み合わない試合が続いたこともあり、シーズン中に八村塁らを放出。チームは再建に踏み込んだ。

Off Season(オフシーズンの主な動き)

・トミー・シェパード球団社長を解任
・カイル・クズマと再契約
・タージ・ギブソンと再契約
・FAでユージン・オルモイと2way契約
・FAでジャレッド・バトラーと2way契約
・GSWからトレードでジョーダン・プールを獲得
・GSWからトレードでライアン・ロリンズを獲得
・GSWからトレードでパトリック・ボールドウィンを獲得
・MEMからトレードでタイアス・ジョーンズを獲得
・BOSからトレードでダニーロ・ガリナリを獲得
・BOSからトレードでマイク・マスカーラを獲得
・PHXからトレードでランドリー・シャメットを獲得
・ドラフト7位でビラル・クリバリを指名
・ドラフト42位でトリスタン・ブクチェビッチを指名
・PHXへトレードでブラッドリー・ビールをP放出
・PHXへトレードでアイザイア・トッドを放出
・PHXへトレードでジョーダン・グッドウィンを放出
・BOSへトレードでクリスタプス・ポルジンギスを放出
・DETへトレードでモンテ・モリスを放出
・クエントン・ジャクソンを解雇

Roster Infomation:ロスター情報(2023年9月23日時点)

太字:スターター予想

Pos.Player
PGTyus Jones(タイアス・ジョーンズ)
Delon Wright(デロン・ライト)
Ryan Rollins(ライアン・ロリンズ)
Jared Butler(ジャレッド・バトラー)
SGJordan Poole(ジョーダン・プール)
Bilal Coulibaly(ビラル・クリバリ)
Landry Shamet(ランドリー・シャメット)
Johnny Davis(ジョニー・デイビス)
SFDeni Avdija(デニ・アブディヤ)
Corey Kispert(コーリー・キスパート)
Xavier Cooks(ゼイビア・クックス)
Eugene Omoruyi(ユージン・オモルイ)
PFKyle Kuzma(カイル・クズマ)
Danilo Gallinari(ダニーロ・ガリナリ)
Anthony Gill(アンドニー・ギル)
Patrick Baldwin(パトリック・ボールドウィン)
CDaniel Gafford(ダニエル・ギャフォード)
Taj Gibson(タージ・ギブソン)
Mike Muscala(マイク・マスカーラ)
Dejan Vasiljevic(トリスタン・ブクチェビッチ)

2023-24シーズン:プレビュー

2022-23シーズンのエースプレーヤーだったブラッドリー・ビールとクリスタプス・ポルジンギスの両名を放出。特にビールは2012年からWAS一筋のフランチャイズプレーヤーであり、1つの時代が終わりを告げたといえる。
長年チーム構築を行ってきたトミー・シェパード球団社長を解任し、新たな経営陣になったことで本格的に再建に舵を切ることになったが、その動きはドラフト7位でフランス出身の19歳のビラル・クリバリの指名したことにも表れている。クリバリは素材型の選手であり本格化までには数年を要する。クリバリやデニ・アブディヤなどの有望な若手は在籍しているため、今季は彼らの成長を促していくシーズンになりそうだ。

ビールやポルジンギスを放出した見返りとしてジョーダン・プール、ダニーロ・ダリナリ、タイアス・ジョーンズらを獲得。また、移籍濃厚といわれていたカイル・クズマとも再契約したがプレーオフを狙える布陣ではない。それでも彼らは優秀なロールプレーヤーであり、今後数年をかけて新フロント陣が、本格的な再建に向けてドラフト指名権や若手選手の獲得に動く可能性は低くなさそうだ。

“NBAイズムが選ぶ!” 注目選手

Deni Avdija(デニ・アブディヤ)

2020年ドラフト9位で入団したBIGハンドラー。206cm/96kgのSFながらボールハンドリングに優れており、プレーメイクに長けている。これまでは彼のプレーメイク力を活かす起用法は多くはなかったが、メインハンドラーとして起用されてては現状の倍以上のアシスト数を残すことはできる。また、フィジカルが強く、フットワークとバスケットIQも優れているため、ディフェンダーとしても優秀。本格化すれば、チームになくてはならない優秀なサポート要員となりそうだ。

昨シーズンまで年々数字を上げているが増加率は微々たるものであり、同ポジションの八村塁が移籍し、若手主体となった4年目は大きく飛躍したいところだ。

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