現代のポジションレス・バスケットボールの象徴であり、センターとして久々のシーズンMVPに輝いたニコラ・ヨキッチについて紹介します。(更新日:2022/10/20)
Profile(プロフィール)

氏名 | Nikola Jokic (ニコラ・ヨキッチ) |
生年月日 | 1995年2月19日 |
出身地 | セルビア ユーゴスラビア・ヴォイヴォディナ自治州西バチュカ郡ソンボル |
身長 / 体重 | 211cm/129kg |
出身校 | ミシガン大学 |
ポジション | C |
ドラフト | 2014年ドラフト41位 |
引退 | – |
所属チーム | 2015 - :DEN(ナゲッツ) |
主な受賞歴 | シーズンMVP(2回) All NBA 1st Team(3回) All NBA 2nd Team(1回) All Rookie 1st Team(1回) オールスター出場(4回) |
Play Style & Stats(プレースタイル / スタッツ)
Play Style(プレースタイル)

PER | 27.1 |
USG% | 26.5% |
WS/48 | .239 |
BPM | 8.9 |
TS% | 62.2% |
PER :実力指数。リーグ平均は15。
USG%:その選手で終わったオフェンス割合。
WS/48:48分換算での勝率。高いほど優れている。
BPM :選手の貢献度を表す指標。平均は0。
TS% :全シュートを考慮したシュート確率。

異彩を放つコートビジョンの広さとパスセンス
ヨキッチを特別な選手にしている最大の要因はガード並みのコートビジョンと、類まれなパス能力にある。巨体を活かしてリバウンドを奪取し、そこからコートを縦断するパスを放つことができる。ハイポストでオフェンスをクリエイトする場面も多く、「ポイントセンター」として運用することができるため、攻撃型PGとの相性が非常に良い。それを示すようにセンターとしては異例の平均7アシスト以上を記録したシーズンが複数回ある。
ビッグマンらしからぬ多彩なオフェンススキル
ルーキーシーズンから安定したプレーを披露し、史上最短出場時間でトリプルダブルを達成した。巨体に似合わないオフェンスの多彩さは歴代センターでも最高クラスで体格を活かしたポストプレーはもちろん、現代型センターらしくステップを多用したドライブ、3Pシュートも打てるシュート力を合わせ持っている。
インサイドでディフェンスの安定をもたらす
オフェンス能力の多彩さに着目されがちだが、賞レースとは無縁だがディフェンス面でも平均以上の実績を残している。恵まれた体格とハンドリングを活かし、6フィート以内でのディフェンスでは平均以上の数字を残している。ペイントエリアにいるだけでオフェンスに圧力を与えることができることと、ゲームを予測する能力がヨキッチを数字以上に厄介なディフェンダーにしている。
スマホでの動画閲覧はコチラから ⇒
https://www.youtube.com/watch?v=tVPVu7G3alw
レギュラーシーズン | プレーオフ | |
出場試合数(G) | 527 | 48 |
出場時間(MIN) | 30.4 | 36.8 |
得点(PTS) | 19.7 | 26.4 |
FG成功率(FG%) | .542 | .519 |
3P成功率(3P%) | .345 | .396 |
FT成功率(FT%) | .830 | .841 |
リバウンド(REB) | 10.4 | 11.5 |
アシスト(AST) | 6.2 | 6.4 |
スティール(STL) | 1.2 | 1.0 |
ブロック(BLK) | 0.7 | 0.9 |