【コラム】ゴンザガ大の歴代最強スターターに八村塁が選出

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八村塁の活躍で日本でも知名度が高まったゴンザガ大学。古くは歴代最多のアシスト数とスティール数を記録しているジョン・ストックトンも同大学の出身だ。そんなゴンザガ大の歴代ベストスターターを、「SBE College Hoops」が掲載した。

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ゴンザガ大69年間のベストスターターは?

日本での知名度は低いが、毎年全米で大きな注目を集めるNCAAトーナメント。日本でいう甲子園のような熱気がある。NCAAトーナメントは毎年ドラフト候補生の査定として扱われると言う側面もあり、毎年評価を上げる選手・評価を下げる選手が出てくるのも面白さの1つだ。

ゴンザガ大はNCAAに参加してから69年が経ち、通算1336勝702敗を記録している。NCAAトーナメントには22回出場しており、バスケットボールファンの間では中堅の強豪校として有名な大学の1つだ。特に2016-17シーズンではNCAAファイナルに出場し、注目を集めた。八村とブランドン・クラーク2018-19シーズンでは、ザイオン・ウィリアムソンとRJ・バレット率いるデューク大を破った試合は、NCAAファンのみならずNBAファンからも大きな注目を集めた。

そんなゴンザガ大の歴代ベストスターターとして、「SBE College Hoops」が選んだメンバーを見てみよう。

  • PG:ジョン・ストックトン(1980-84)
  • SG:アダム・モリソン(2003-06)
  • SF:八村塁(2016-19)
  • PF:ブランドン・クラーク(2018-19)
  • C :ドマンタス・サボニス(2014-16)

NBA史上最高のPGの1人であるジョン・ストックトンは当然の選出として、インディアナ・ペイサーズで攻守にわたって活躍するドマンタス・サボニス、2018-19シーズンに熱狂を生み出した八村塁とブランドン・クラークと、今をときめくメンバーが選出されている。

その中でも2006年にドラフト3位でシャーロット・ボブキャッツ(現ホーネッツ)にピックされたアダム・モリソンが選出されたのが印象的だ。大学時代はラリー・バードの再来と呼ばれ、3Pシュートが非常に上手いことで有名だったプレーヤーだ。NBAでは怪我により3シーズンで姿を消したが、NCAAでは伝説級のプレーヤーとして鳴らしていた逸材だ。

クラークはサンノゼ州立大からゴンザガ大に編入した経緯があり1シーズンしか過ごしていないので、ファンの間ではマイアミ・ヒートに所属しているケリー・オリニクを推す声も多い。

ゴンザガ大ベスト5はどんなチームになる?

選出された5人とオリニクを含めた6人は、全員基礎がしっかりしており、バスケットIQが高い傾向がある。華のあるプレーヤーは皆無だが、チームには不可欠なしっかりと仕事をこなす系のプレーヤが集まっている。ルーキーイヤーだった八村とクラークの評価はこれからになるが、彼らの成長次第ではかなりバランスが良い理想的なラインナップになりそうだ。

インサイドのサボニス、クラークの2人はリバウンド力に秀でており、ゴール下で鉄壁のディフェンスを敷くことができそうだ。サボニスはストックトンとのコンビで、往年のジャズのようにピック&ロールを量産するだろう。ディフェンスリバウンドからの八村とクラークのファストブレイクも期待できる。ハーフコートゲームの場合はサボニスを起点に、サイドライン付近に待機するモリソンにキックアウトしてするパターンもある。八村が3Pシュートを獲得できればよりバランスが良いチームになりそうだ。

ディフェンスでは身体能力が高いエース、特にヤニス・アデトクンボやケビン・デュラントなどを止めれる選手がいない。特にSG、SFのディフェンスには苦労しそうだ。

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