BIG3MVPのジョー・ジョンソン、ピストンズと契約合意

    3on3のプロリーグ「BIG3」で圧倒的な成績を残したことでMVPを獲得し、リーグ優勝にも大きく貢献したジョー・ジョンソンが、 デトロイト・ピストンズと部分保証の1年契約を結んだと「The Atheletic」が報じた。ジョンソンとの契約に伴って、ピストンズはマイケル・ビーズリーが解雇した。

    先月、フィラデルフィア・セブンティシクサーズ、ロサンゼルス・クリッパーズ、ミルウォーキー・バックス、デンバー・ナゲッツ、ニューオリンズ・ペリカンズが、ジョンソンとワークアウトを実施したと報じた。

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    ジョンソンは、2001年にボストン・セルティクスにドラフト10位指名され、NBAでのキャリアをスタートさせたベテランSG。フェニックス・サンズに在籍していた2004-05シーズンには3P成功率47.8%を記録した高いシュート力を武器に、オールスターゲームにも7度選出されている。NBAレギュラーシーズンの成績は、平均35.2分の出場で16.4点、4.0リバウンド、4.0リバウンドを記録している。

    ジョンソンのシュート力は現代のアップテンポなバスケットにマッチしており、ベンチの拡充と安定感をジョンソンに期待していると考えられる。38歳のジョンソンの出場時間は限られると思われるが、経験豊富なシューターに求められる役割は多い。

    目次

    「BIG3」での活躍と、契約の意義

    NBAを離れたジョンソンが選んだのは3on3バスケットリーグの「BIG3」だ。

    「BIG3」は有名ヒップホップアーティストのアイス・キューブが立ち上げたリーグで、マイク・ビビー、アマレ・スタウドマイヤー、ラシャード・ルイスなど、NBAで活躍した著名な選手も数多く在籍している。その中で、ジョンソンはシーズンMVPと優勝を成し遂げている。

    38歳のスウィングマンであるジョンソンがピストンズと契約したことの意義は、BIG3にとって大きな意味を持つ。BIG3の創設者であるアイス・キューブは「The Athletic」に、下のように語っている。

    NBA復帰は問題ない。それが一部の選手の目標であるなら、素晴らしいこと。一部の選手がNBAに復帰できれば、それはリーグの信頼性に大きく貢献することになる。

    アイス・キューブは、メディアに対して何度もはNBAと対抗するつもりはないと表明しており、あくまで3on3という競技で独自性を保っていく方針を明確にしている(規模と歴史が違いすぎて、5人制バスケットボールでの参入は不可能だろう)。

    Gリーグがドラフト外からのNBAへの登竜門となっているが、若手のガツガツしたプレーが多いGリーグに比べて、BIG3はNBAを経験したベテランが多いことが特徴だ。往年のファンにとっては楽しいが、NBAでは通用しない格下として扱われることも多かった。しかし、ジョンソンがピストンズと契約したことで、クオリティの高さを証明することに繋がったといえる。

    世界最高峰の舞台であるNBAで活躍した経験があるベテラン選手にとって、若手に混じってGリーグでプレーするのはプライドが許さないだろう(事実、Gリーグではトイレでユニフォームに着替えたりする)。最近では中国やヨーロッパのリーグに短期契約で所属するFA選手も少なくないが、アメリカ国外のリーグは相対的にレベルが下がり、多くのベテランにとって居心地の良い環境とは言い難い。BIG3がクオリティの高いリーグに成長していくことで、NBAを離れたベテラン選手たちの再起の場を提供することができる。これはNBAチームにとっても選択肢の広がりを意味し、非常に意味のあることと思われる。

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