【2019-20:プレビュー】ワシントン・ウィザーズ

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    オフシーズンの動き

    加入・アイザイア・トーマス(DEN)
    ・イシュ・スミス(DET)
    ・CJ・マイルズ(MEM)
    ・ダービス・ベルターンス(SAS)
    ・アイザック・ボンガ(LAL)
    ・クリス・チオッザ(HOU)
    ・モリッツ・バグナー(LAL)
    ・ジェメリオ・ジョーンズ(LAL)
    ・ジャスティン・アンダーソン(ATL)
    ・八村塁(Draft9位)
    ・アドミラル・コスフィールド(Draft42位)
    ・ギャリソン・マシューズ(Draft外)
    ・ジャスティン・ロビンソン(Draft外)
    ・フィル・ブース(Draft外)
                     
    退団・ドワイト・ハワード
    ・ジャバリ・パーカー
    ・トレバー・アリーザ
    ・ボビー・ポーティス
    ・ジェフ・グリーン
    ・トーマス・サトランスキー
    ・チェイス・ランドル
    ・タリク・フィリップ
    ・デビン・ロビンソン
    ・サム・デッカー
                     

    予想ロスター

    PGSGSFPFC
    1stアイザイア・
    トーマス
    ブラッドリー・
    ビール
    トロイ・
    ブラウンJr
    八村塁トーマス・
    ブライアント
    2ndイシュ・
    スミス
    ジョーダン・
    マクレー
    CJ・
    マイルズ
    ダービス・
    ベルターンス
    イアン・
    マヒンミ
    3rdアイザック・
    ボンガ
    ジャメリオ・
    ジョーンズ
    モリッツ・
    バグナー
    4thジョン・
    ウォール*
    ジャスティン・
    アンダーソン
    5th                                   

    2019−20シーズンの展望

    2018-19シーズンからジョン・ウォールのスーパーMAX契約がスタートするも、当のウォールは度重なる怪我で戦線を離脱。ウォール抜きのウィザーズを牽引したのは、もう1人のエースであるブラッドリー・ビールだ。ビール個人は平均25.6点、5.0リバウンド、5.5アシストとキャリアハイの成績を残しながらもチームは低迷し、イースタン11位で2018-19シーズンを終えた。

    30歳という年齢に加え、アキレス腱断裂の大怪我で2019-20シーズンも全休の可能性があるウォールのスーパーMAX契約はチームにとって非常に重たい足枷となる。アキレス腱の断裂は選手生命にかかわる大怪我で、特にスピードを武器にした攻撃的ガードであるウォールへの影響は非常に大きい。最悪の場合、ウォールが万全の状態で復帰できずフェードアウトする可能性さえ存在する。そのリスクを考えると、ウィザーズはビールを中心としたチームで勝ち進むことを考える必要がある。

    2018-19シーズンのビールはビールに次ぐ得点源が不在だったことで、文字通り孤軍奮闘のシーズンだったといえる。明るい材料は、2年目だったトーマス・ブライアントが才能の片鱗を見せたことだ。リバウンドを始めディフェンス面ではまだ成長の余地は大きいが、オフェンス面ではストレッチ5に成長する可能性がある。また、ウィングのトロイ・ブラウンJrも安定した活躍ができればチームの2nd3rdオプションになれる可能性を示した。

    加えて、2019-20ドラフトでウィザーズが指名したのは、ゴンザガ大の八村塁だ。この指名は日本のNBAファンには忘れられない指名なのは間違いないが、米国では予想外の指名といわれている。事実、PFであれば12位指名のPJ・ワシントンの方が即戦力としてウィザーズにマッチする可能性がある。八村はシュート力やディフェンスには改善の余地があるといわれており、22歳の八村の伸び代がどれほどあるかも不明瞭だ。しかし、ビールや新加入のアイザイア・トーマスやダービス・ベルターンスのプレーエリアを広げるという意味では八村はフィットする可能性がある。

    ジョン・ウォールの穴を埋める選手として元オールスター選手のアイザイア・トーマスを獲得したが、セルティクスを離れて以来、存在感を示せていない。体格の問題もあり、ディフェンス面では常にミスマッチとなり、ボールを保持する時間が長い傾向があるため、ビールと合致するかは微妙なところだ。イシュ・スミスもプレーメイクに長けた選手ではないため、ゲームコントロールできるPGを補強したいところだ。

    ウィザーズにとってもっとも大きな成功は、長年チームのGMを務めてきたアーニー・グランフェルドを更迭したことだ。グランフェルドはイアン・マヒンミやオットー・ポーターJrなど、チームの核になりえない選手たちに簡単に巨額の契約を与えた。ドラフトやトレードについても疑問がある動きが多く、近年だと何の見返りもなしにオットー・ポーターJr.とケリー・ウーブレイJr.を放出した。ウィザーズの混迷はグランフェルドにあると言っても過言ではない。

    1度も50勝以上を記録することがなかったグランフェルド体制に別れを告げて、財務健全化に道筋をつけたトミー・シェパードの仕事は見事だった。先のないフリーエージェントとは契約せず、絶対的エースのビールの契約だけは保持した。オフェンススキルの高いSGとして開花したビールの価値は高く、最悪の場合は有望な若手や複数のドラフト指名権とトレードすることも可能だろう。これで、ウォールとのスーパーMAX契約が不良債権にならなければ言うことなしだ。

    全盛期を迎えているビールを筆頭に、八村、ブライアント、ブラウンJrと期待値のある若手が揃っているが、プレーオフ進出はかなり厳しい状況といえるだろう。ビールが得点王レベルの活躍をしたとしても、プレーオフ進出には八村も含めたチーム全体のグレードアップが必須条件だ。

    ウォールがどのような状態で復帰できるかにもよるが、ウォールが復帰すると思われる2020-21シーズンに向けて光明を見出せるシーズンにしておきたいところだ。

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