【2019-20:プレビュー】ユタ・ジャズ

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    オフシーズンの動き

    加入・マイク・コンリー(MEM)
    ・ボーヤン・ボグダノビッチ(IND)
    ・ジェフ・グリーン(WAS)
    ・エド・デイビス(BKN)
    ・エマニュエル・ムディエイ(NYK)
    ・ジャレル・ブラントリー(Draft50位)
    ・ジャスティン・ライト・フォーマン(Draft53位)
    ・ミエイ・オニ(Draft58位)
    ・ナイジェル・ウィリアムズ・ゴス(2017Draft55位)
    ・ウィリアム・ハワード(Draft外)
    ・トレイヴォン・ブレウィット(Draft外)
    ・スタントン・キッド(Draft外)
    ・ジュワン・モーガン(Draft外)
                     
    退団・リッキー・ルビオ
    ・ジェイ・クラウダー
    ・タボ・セフォローシャ
    ・デリック・フェイバーズ
    ・ハウル・ネト
    ・カイル・コーバー
    ・グレイソン・アレン
    ・ナズ・ミトロウ・ロング
    ・タイラー・キャバノ
    ・エベイ・ユドー
                     

    予想ロスター

    PGSGSFPFC
    1stマイク・
    コンリー
    ドノバン・
    ミッチェル
    ボーヤン・
    ボグダノビッチ
    ジョー・
    イングルス
    ルディ・
    ゴベア
    2ndダンテ・
    エクサム
    ミエイ・
    オニ
    ロイス・
    オニール
    ジェフ・
    グリーン
    エド・
    デイビス
    3rdエマニュエル・
    ムディエイ
    トレイヴォン・
    ブレウィット
    ジョージ・
    ニヤン
    トニー・
    ブラッドリー
    4thジャレル・
    ブラントリー
    5th                                   

    2019−20シーズンの展望

    2018-19シーズンは尻上がりに調子を上げ、終わってみれば50勝32敗と上々の成績でレギュラーシーズンを終えた。プレーオフではヒューストン・ロケッツ相手に1勝4敗で初戦敗退となったが、ドノバン・ミッチェルとルディ・ゴベアの2枚看板で戦うことに自信を持つことができたシーズンだった。

    ジャズを支えているのはディフェンスレーティング2位を誇る守備力だ。2年連続で最優秀ディフェンシブ選手に選ばれたゴベアを筆頭に、チーム全体でシステマチックなディフェンスシステムを構築していることが強みだ。

    27歳のゴベアは全盛期に入っており、昨年の平均12.9リバウンド、2.31ブロック、FG成功率66.9%という数字からもゴール下の制圧力はリーグ屈指だろう。元々評価が高かったディフェンス面のみならず、ピック&ロールやシューティングでの成長はジャズにオフェンスでの安定を与えたといえる。

    ただし、ルーキーイヤーに大ブレイクを果たしたミッチェルはやや期待外れに終わった。スタッツ自体は全体的に上がったものの、シュート効率が良かったとはいえず、単発のプレーになることも少なくなかった。ただし、これは1年目のインパクトが大きすぎたという部分もある。ミッチェル自身は平均23.8点、FG成功率43.2%、3P成功率36.2%と及第点以上の成績を残している。相手チームの徹底マークに合うとともに、試合終盤のプレーを任されることが多くなったことを考えると、エースとしての役割を全うしたといえる。

    2019−20オフシーズンにジャズはチームにテコ入れを行った。 苦しんだミッチェルに次ぐアウトサイドの得点源として、昨年ペイサーズでリーグ10位の3P成功率を残したボーヤン・ボグダノビッチと契約。クイックリリースで放たれる3Pシュートのみならず、数字に残りにくいペリメーターでのディフェンスでも活躍できる。ミッチェルとタイプが違う得点源ということもあり、似たタイプのジョー・イングルスと併用することで、ミッチェルの負担を大きく軽減できる。

    彼らをコントロールする役目として、グリズリーズからマイク・コンリーを獲得した。コンリーは前任者のルビオほどではないがゲームコントロールに長けており、得点力やデフィフェンス力を加味するとルビオよりも安定感があると評される。32歳と全盛期は過ぎている年齢だが、昨シーズンは平均21.1点、6.4アシスト、FG成功率43.8%とキャリアハイに近い成績を残している。ゲームメイクができ、グリズリーズでプレーオフを勝ち進んだ経験があるコンリーはジャズにとってベストな人選だったといえる。唯一の懸念材料は、12年のキャリア全てをグリズリーズで過ごしているため、他球団の空気に馴染むのには時間がかかる可能性があるということだろう。

    さらにジャズは控えのメンバーとして、ストレッチ4として活躍できるジェフ・グリーン、高いリバウンド力を持つエド・デイビスと契約した。2人ともディフェンスに強みがある選手であり、3年目のロイス・オニールとともに2ndチームに安定感を持たせられる。しかし、デリック・フェイバーズやジェイ・クラウダーが在籍していた昨年よりもパンチ力がないため、なかなか開花しないダンテ・エクサムやエマニュエル・ムディエイがチームプレーヤーとして成長することができれば安泰だろう。しかし、ルーキーが多いため計算しにくい部分があり、スターター陣が怪我した場合のバックアップは簡単ではなさそうだ。

    ボグダノビッチ、コンリーとチームに足りない要素を的確に補強した動きは評価される。事実、ミッチェルとゴベアの2枚看板を中心にボグダノビッチとイングルスが狙うアウトサイドシュートは、多くのチームにとって脅威になる。4人を統率するPGとしてコンリーがグリズリーズ時代のゲームメイク力を発揮できれば、ディフェンスの的を絞るのは難しい。また、昨年よりはベンチメンバーの安定感は低いが、ディフェンスに秀でた選手を集めたことはチームの方向性とも合致する。

    先発5人の安定感は、ジャズにとってここ20年でも最高レベルといっていい。しかしながら、強豪ひしめくウエスタンを勝ち進むことは容易ではない。エースのミッチェルのさらなるレベルアップは、プレーオフを勝ち進む上での重要な要素になるだろう。ミッチェルとゴベアの契約延長が迫るなか、2019−20シーズンはジャズにとって将来的にも重要なシーズンとなりそうだ。

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