オールスター選手に成長したデジャンテ・マレーを獲得し、トレイ・ヤングとの2ガード体制で優勝を伺うアトランタ・ホークスの2022-23シーズンをプレビューします。
2021-21シーズンの振り返り
勝率 | 43勝39敗(52.4%) |
Play Off | 1st 敗退 |
オフェンス | 116.5(6位/30チーム) |
ディフェンス | 114.9(21位/30チーム) |
PACE | 97.7(20位/30チーム) |
期待されたシーズンだったが第8シードでプレーオフに進出し、マイアミ・ヒートに1勝しか挙げることができずに敗退した。トレイ・ヤングとジョン・コリンズのオフェンス力がホークスの魅力だが、ディフェンスはリーグでも下位に沈んでいる。そこでオフシーズンにスパーズでオールスターに成長したデジャンテ・マレーを獲得。3&Dで貢献できるジャスティン・ホリデーなど、コアとなる選手を補強する人員を獲得した。
Roster Infomation:ロスター情報(2022年10月10日時点)
太字:スターター予想
UFA:制限なしFA RFA:制限付きFA PO:プレーヤーオプション TO:チームオプション
Pos. | Player |
---|---|
PG | Trae Young(トレイ・ヤング) |
PG | Dejounte Murray(デジャンテ・マレー) |
PG | Aaron Holiday(アーロン・ホリデー) |
PG | Vit Krejci(ヴィト・クレイチ) |
SG | Bogdan Bogdanovic(ボグダン・ボグダノビッチ) |
SF | De’Andre Hunter(ディアンドレ・ハンター) |
SF | A.J. Griffin(A.J. グリフィン) |
SF | Justin Holiday(ジャスティン・ホリデー) |
SF | Jalen Johnson(ジェイレン・ジョンソン) |
SF | Tyrese Martin(タイリース・マーティン) |
PF | John Collins(ジョン・コリンズ) |
PF | Onyeka Okongwu(オニエカ・オコング) |
C | Clint Capela(クリント・カペラ) |
C | Frank Kaminsky(フランク・カミンスキー) |
SG | Jarrett Culver(ジャレット・カルバー) |
SG | Trent Forrest(トレント・フォレスト) |
【トレーニングキャンプ契約(Exhibit10 / Exhibit9)】
Tyson Etienne(PG/SG)
Armoni Brooks(SG)
Chris Silva(SF/PF)
Malik Ellison(SF)
2022-23シーズン:チームレビュー

ホークスの核がヤングであることに変わりはないが、PO進出以上の結果を求めるとなると他チームの「ヤング潰し」に対する対策は必須だ。新加入のマレーはヤングとは違うタイプで、ゲームコントロールやディフェンス面でのも安定した働きが期待できる。2ガードとなるためサイズとボールシェアの心配はあるが、ヤングをよりSGよりで運用できることを考えるとプラスに働く可能性が高そうだ。
2人のスターPGに加えて、コリンズとクリント・カペラを擁するインサイドも強力だ。この4人にディアンドレ・ハンターを加えた先発メンバーのバランスはかなり良い。ルーキーのAJ・グリフィン、3年目のオニエカ・オコングなどの若手が躍進すれば、ファイナル進出も現実的に視野に入ってきそうだ。
“NBAイズムが選ぶ!” 注目選手

Dejounte Murray(デジャンテ・マレー)
1シーズンで平均20.0得点/8.0リバウンド/9.0アシスト/2.0スティールを記録した初の選手であり、オールスター選手に成長したデジャンテをホークスが獲得したことは今オフのサプライズの1つだった。デジャンテ獲得のために多数のドラフト指名権を放出しており、現体制で勝負をかけるためのトレードだったのは間違いない。
デジャンテは攻守で安定した活躍が見込め、守備に不安を抱えるヤングをスコアリングに専念させることができればプレーオフを勝ち抜くことも現実的だろう。
