【2022-23:チームプレビュー】Brooklyn Nets(ブルックリン・ネッツ)

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ケビン・デュラント、カイリー・アービングの超攻撃デュオを擁し、ベン・シモンズの復帰に期待がかかるブルックリン・ネッツの2022-23シーズンをプレビューします。

目次

2021-21シーズンの振り返り

勝率44-38(53.7%)
Play Off1st 敗退
オフェンス113.6(9位/30チーム)
ディフェンス112.8(19位/30チーム)
PACE99.0(11位/30チーム)

ケビン・デュラント、カイリー・アービング、ジェームズ・ハーデンのBIG3をシーズン途中で解体し、ハーデンとの交換でベン・シモンズを獲得した。ワクチン問題でカイリーは十分に出場できず、メンタル面からシモンズは1試合も出場せずにシーズンを終えた。オフシーズンにはデュラント移籍騒動もあったが、新BIG3が揃っての新シーズンの船出となる。

Roster Infomation:ロスター情報(2022年10月10日時点)

太字:スターター予想
UFA:制限なしFA  RFA:制限付きFA  PO:プレーヤーオプション  TO:チームオプション

Pos.  Player  
PGKyrie Irving(カイリー・アービング)
PGPatty Mills(パティ・ミルズ)
PGBen Simmons(ベン・シモンズ)
SGSeth Curry(セス・カリー)
SGJoe Harris(ジョー・ハリス)
SGCameron Thomas(キャメロン・トーマス)
SGKessler Edwards(ケスラー・エドワーズ)
SGEdmond Sumner(エドモンド・サムナー)
SFKevin Durant(ケビン・デュラント)
SFRoyce O’Neale(ロイス・オニール)
SFT.J. Warren(TJ・ウォーレン)
PFMarkieff Morris(マーキーフ・モリス)
CNicolas Claxton(ニコラス・クラクストン)
CDay’Ron Sharpe(デイロン・シャープ)
SGAlondes Williams(アロンド・ウィリアムズ)
SGDavid Duke Jr.(デイビッド・デュークJr.)

【トレーニングキャンプ契約(Exhibit10 / Exhibit9)】
Chris Chiozza(PG)
渡邊雄太(SF)
Kaiser Gates(SF)
RaiQuan Gra(PF)

2022-23シーズン:チームレビュー

34歳のデュラントはいつ衰えてもおかしくないが、昨年のプレーオフでの理不尽なスコアリング能力と孤軍奮闘ぶりをみるに実力は衰えていない。デュラント、カイリーの超絶オフェンスはリーグ屈指だが試合ペースはそれほど速くなく、基本的には2人のアイソレーションが中心となる。シモンズはシュート力こそ皆無だが、現役屈指のディフェンス力、アシスト能力、フィニッシュ力を併せ持っている。BIG3は3人ともが「ボールをもってナンボ」の選手ではあるが、その中でもプレーメイキングができ、オフボールでも効果的な動きができるシモンズの起用法はネッツ浮上のキーポイントだろう。

マーキーフ・モリス、ロイス・オニール、TJ・ウォーレンと実績あるベテラン勢を獲得しており、3人を上手くシェアできれば優勝争いに食い込めそうだ。

“NBAイズムが選ぶ!” 注目選手

Ben Simmons(ベン・シモンズ)

新人王を獲得し、3度のオールスター選出など順風満帆だったキャリアは2020-21プレーオフでのプレーからチームとの関係が悪化し、昨シーズンはコンディショニング不足によって1試合もプレーすることがなかった。シュート力については課題として残り続けているが、ケビン・デュラントやカイリー・アービング擁するネッツであれば、その弱点を補完できる可能性がある。その上で、シモンズの突破力とアシスト能力、そしてリーグ屈指のディフェンス力を組み込むことができれば、ネッツにとって大きな追い風となりそうだ。

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