2021-22シーズンに優勝まであと一歩にまで迫り、さらなる補強でリーグ最多優勝を目指すボストン・セルティクスの2022-23シーズンをプレビューします。
2021-21シーズンの振り返り
勝率 | 51-31(62.2%) |
Play Off | ファイナル敗退 |
オフェンス | 114.4(7位/30チーム) |
ディフェンス | 106.9(2位/30チーム) |
PACE | 96.6(24位/30チーム) |
HC交代の煽りもあってシーズン当初は苦戦したが、シーズン終盤~プレーオフで快進撃をみせ、12年ぶりのNBAファイナルに進出した。満身創痍のセルティクスはウォリアーズの前に敗退した。自慢の強固なディフェンスをさらに強化するように、シュート力とディフェンス力を兼ね備える司令塔マルコム・ブログドンを獲得。さらにアウトサイドの梃入れとしてダニーロ・ガリナリを獲得した。
Roster Infomation:ロスター情報(2022年10月10日時点)
太字:スターター予想
UFA:制限なしFA RFA:制限付きFA PO:プレーヤーオプション TO:チームオプション
Pos. | Player |
---|---|
PG | Marcus Smart(マーカス・スマート) |
PG | Malcolm Brogdon(マルコム・ブログドン) |
PG | Derrick White(デリック・ホワイト) |
PG | Payton Pritchard(ペイトン・プリチャード) |
SG | Jaylen Brown(ジェイレン・ブラウン) |
SF | Jayson Tatum(ジェイソン・テイタム) |
SF | Sam Hauser(サム・ハウザー) |
PF | Robert Williams III(ロバート・ウィリアムズ3世) |
PF | Danilo Gallinari(ダニーロ・ガリナリ) |
PF | Grant Williams(グラント・ウィリアムズ) |
PF | Blake Griffin(ブレイク・グリフィン) |
C | Al Horford(アル・ホーフォード) |
C | Luke Kornet(ルーク・コルネット) |
PG | J.D. Davison(JD・デイヴィソン) |
PF | Mfiondu Kabengele(フィオンドゥ・カベンゲリ) |
【トレーニングキャンプ契約(Exhibit10 / Exhibit9)】
Brodric Thomas(PG/SG)
Jake Layman(SF)
Justin Jackson(SF)
Noah Vonleh(PF)
Luka Samanic(PF)
2022-23シーズン:チームレビュー

ブログドン、ガリナリと順調に補強したことで盤石になったセルティクスだが、ガリナリとロバート・ウィリアムズ3世が怪我で離脱。イーメイ・ウドカHCはスキャンダルで1年間の謹慎と、優勝を目指すチームに暗雲が立ち込めてている。優勝できるだけの戦力を揃えたセルティクスだが、怪我がちな選手が多く、ウドカHCの不在は懸念点だ。
昨年の成功はリーグ2位のディフェンス力であり、ブログドンの加入によって自慢のディフェンス力に磨きがかかったといえる。特にイースタンを制するうえで避けられないバックスとシクサーズ対策としては最適な人材だ。
しかし、バスケットボールの本質はオフェンスだ。昨年ファイルなるでは怪我で精度を欠いたジェイソン・テイタムの復調、ジェイレン・ブラウンやペイトン・プリチャードなどの活躍が不可欠だ。
“NBAイズムが選ぶ!” 注目選手

Malcolm Brogdon(マルコム・ブログドン)
優勝まであと一歩というところまで迫った昨シーズンはセルティクスにとって成功した年だったといえる。昨シーズンのコアメンバーは変えずに挑む2022-23シーズンだが、2019年に「50-40-90」を達成したほどの高いシュート力と、ヤニスを抑えるほどのディフェンス力とバスケIQを持つブログドンを獲得したことでセルティクスのロスターのクオリティはさらに上がったといえる。ウドカHCの離脱問題や怪我人の続出など不穏なニュースが多い中で、優勝に向けて彼のリーダーシップに大きな期待が寄せられるだろう。
