トラブル続きのオフシーズンを送ったものの、若手を中心に念願のプレーオフ進出を目指すシャーロット・ホーネッツの2022-23シーズンをプレビューします。
2021-21シーズンの振り返り
勝率 | 43-39(52.4%) |
Play Off | プレーイン敗退 |
オフェンス | 114.1(9位/30チーム) |
ディフェンス | 113.7(23位/30チーム) |
PACE | 100.0(6位/30チーム) |
ラメロ・ボールを中心に速いオフェンスを展開してプレーイン・トーナメントに進出したが、2年連続でプレーオフ進出は果たせなかった。
オフシーズンにはHCの後任問題でつまずき、チームのNo2に成長していたマイルズ・ブリッジスは家庭内暴力でリーグ追放の危機に瀕している。HCにスティーブ・クリフォードが就任したいことで、課題だったディフェンスの向上が見込めそうだ。
Roster Infomation:ロスター情報(2022年10月10日時点)
太字:スターター予想
UFA:制限なしFA RFA:制限付きFA PO:プレーヤーオプション TO:チームオプション
Pos. | Player |
---|---|
PG | LaMelo Ball(ラメロ・ボール) |
PG | Terry Rozier(テリー・ロジアー) |
SG | James Bouknight(ジェームズ・ブックナイト) |
SF | Gordon Hayward(ゴードン・ヘイワード) |
SF | Kelly Oubre Jr.(ケリー・ウーブレJr.) |
SF | Cody Martin(コディ・マーティン) |
PF | PJ Washington(PJ・ワシントン) |
PF | Jalen McDaniels(ジェイレン・マクダニエルズ) |
PF | JT Thor(JT・ソー) |
C | Kai Jones(カイ・ジョーンズ) |
C | Mason Plumlee(メイソン・プラムリー) |
C | Nick Richards(ニック・リチャーズ) |
C | Mark Williams(マーク・ウィリアムズ) |
SG | Bryce McGowens(ブライス・マクゴーウェンズ) |
【トレーニングキャンプ契約(Exhibit10 / Exhibit9)】
Jalen Crutcher(PG/SG)
Jaylen Sims(PG/SG)
Dennis Smith Jr.(PG)
Anthony Duruji(SG)
LiAngelo Ball(SF)
Xavier Sneed(SF)
2022-23シーズン:チームレビュー
今年は守備強化に徹底してこだわったオフシーズンだった。念願のプレーオフ進出を目指すにはディフェンスは必須であり、この点においてスティーブ・クロフォードHCの就任は最適な人材配置となりえる。また、ドラフトで守備力が高く評価されているマーク・ウィリアムズを指名したことも追い風だ。
ボール、ロジアー、ブックナイトが揃うバックコートのオフェンス面は安泰だが、ディフェンス面は不安だ。また、チームのNo2だったブリッジズの離脱がほぼ確定していることもあり、PJ・ワシントやジェイデン・マクダニエルズといった若手有望株の成長が期待される。そこにゴードン・ヘイワードが健康に融合できればホーネッツは面白い存在となるだろう。その上でラメロがプレーメイク面でさらに成長できれば、念願のプレーオフ進出もみえそうだ。
“NBAイズムが選ぶ!” 注目選手
P.J. Washington(PJ・ワシントン)
NBA4年目となるパワーフォワード。屈強なフィジカルと、高い身体能力が売りだが、NBAデビュー戦で7本の3Pシュートを決めてリーグ記録を塗り替えるなど、ロングシュートも簡単に沈めることができる。インサイドの選手としてはアンダーサイズだが、219cmのウイングスパンを活かしたリバウンドやブロックの勘が鋭く、インサイドのブルーワークでも活躍することができる若手成長株だ。