ダリアス・ガーランドがオールスター選手に成長し、現体制で優勝狙いに舵を切ったクリーブランド・キャバリアーズの2022-23シーズンをプレビューします。
2021-21シーズンの振り返り
勝率 | 44-38(53.7%) |
Play Off | プレーイン敗退 |
オフェンス | 111.9(20位/30チーム) |
ディフェンス | 109.7(7位/30チーム) |
PACE | 96.1(26位/30チーム) |
ダリアス・ガーランドが初のオールスターに選出され、ルーキーのエバン・モーブリーも新人王級の働きでプレーイン・トーナメント進出を果たした2021-22シーズンだったが、残念ながらプレーオフ進出は果たすことができなかった。しかし、フロントが現チームに自信を持ったことは明らかで、オフシーズンにはドノバン・ミッチェルを獲得。ベテラン勢も補強して、本格的に優勝に向けて動き出したといえそうだ。
Roster Infomation:ロスター情報(2022年10月10日時点)
太字:スターター予想
UFA:制限なしFA RFA:制限付きFA PO:プレーヤーオプション TO:チームオプション
Pos. | Player |
---|---|
PG | Darius Garland(ダリアス・ガーランド) |
PG | Ricky Rubio(リッキー・ルビオ) |
PG | Raul Neto(ラウル・ネト) |
SG | Donovan Mitchell(ドノバン・ミッチェル) |
SG | Caris LeVert(キャリス・ルバート) |
SG | Dylan Windler(ディラン・ウィンドラー) |
SF | Isaac Okoro(アイザック・オコロ) |
SF | Cedi Osman(シェド・オスマン) |
PF | Kevin Love(ケビン・ラブ) |
PF | Dean Wade(ディーン・ウェイド) |
PF | Lamar Stevens(ラマー・スティーブンス) |
C | Jarrett Allen(ジャレット・アレン) |
C | Evan Mobley(エバン・モーブリー) |
C | Robin Lopez(ロビン・ロペス) |
PG | R.J. Nembhard(RJ・ネムハード) |
PF | Isaiah Mobley(アイザイア・モーブリー) |
【トレーニングキャンプ契約(Exhibit10 / Exhibit9)】
Sharife Cooper(PG)
Nate Hinton(SG)
Jamorko Pickett(SF)
Mamadi Diakite(PF)
2022-23シーズン:チームレビュー

平均25.9点を記録し、プレーオフに強い現役屈指のスコアリングSGであるドノバン・ミッチェルを獲得したことで、リーグ屈指の破壊力をもつバックコートを形成した。ディフェンス面には不安はあるが、インサイドをアイザック・オコロ、エバン・モーブリー、ジャレット・アレンを守備に強みを持つメンバーで固めており、ロスターのバランスはかなり良いといえる。控えメンバーにもスコアラーとして20点を期待できるキャリス・ルバート、現役屈指のプレーメイカーのリッキー・ルビオを筆頭にプレーオフ上位を狙えるだけの戦力を揃えている。
怪我がなければ自慢の守備は安泰だが、昨年リーグ下位に低迷したオフェンスの梃入れもできており、キャブスが今季のサプライズチームになる可能性は低くないだろう。まずはガーランドとミッチェルのケミストリー構築が重要になりそうだ。
“NBAイズムが選ぶ!” 注目選手

Donovan Mitchell(ドノバン・ミッチェル)
ダリアス・ガーランドとエバン・モーブリーの成功によって一躍コンテンダーとなったキャブスは、契約問題を抱えていたコリン・セクストンをジャズに放出し、現役屈指のSGであるドノバン・ミッチェルを獲得した。ミッチェルは爆発力とシュート力を兼ね備えたオフェンス力が魅力で、コート上のどこからでも得点することができる。ディフェンスには一抹の不安はあるが、インサイドが堅いキャブスであればジャズ時代と同じような運用ができるだろう。ミッチェルがエース級の活躍ができれば、キャブスのさらなる躍進が期待できそうだ。
