天才ルカ・ドンチッチを中心に躍進を遂げたダラス・マーベリックスの2022-23シーズンをプレビューします。
2021-21シーズンの振り返り
勝率 | 52-30(63.4%) |
Play Off | CF敗退 |
オフェンス | 112.8(15位/30チーム) |
ディフェンス | 109.4(6位/30チーム) |
PACE | 95.4(30位/30チーム) |
ルカ・ドンチッチの相方としてクリスタプス・ポルジンギスを据えて挑んだ2021-22シーズンだったが、ポルジンギスとのトレードで獲得したスペンサー・ディンウィディや、スコアリングPGとして覚醒したジェイレン・ブランソンらの活躍によってファイナル進出まであと一歩のところまで迫った。さらに上を目指すため、インサイドの核としてクリスチャン・ウッドを獲得し、悲願のファイナル進出を目指す。
Roster Infomation:ロスター情報(2022年10月10日時点)
太字:スターター予想
UFA:制限なしFA RFA:制限付きFA PO:プレーヤーオプション TO:チームオプション
Pos. | Player |
---|---|
PG | Luka Doncic(ルカ・ドンチッチ) |
PG | Spencer Dinwiddie(スペンサー・ディンウィディー) |
PG | Frank Ntilikina(フランク・ニリキナ) |
SG | Tim Hardaway Jr.(ティム・ハーダウェイJr.) |
SG | Josh Green(ジョシュ・グリーン) |
SG | Theo Pinson(テオ・ピンソン) |
SG | Jaden Hardy(ジェイデン・ハーディー) |
SF | Reggie Bullock(レジー・ブロック) |
SF | Davis Bertans(ダービス・ベルターンス) |
PF | Christian Wood(クリスチャン・ウッド) |
PF | Maxi Kleber(マキシ・クリバー) |
PF | Dorian Finney-Smith(ドリアン・フィニー・スミス) |
C | Dwight Powell(ドワイト・パウエル) |
C | JaVale McGee(ジャベール・マギー) |
SG | Tyler Dorsey(タイラー・ドーシー) |
【トレーニングキャンプ契約(Exhibit10 / Exhibit9)】
McKinley Wright IV(PG)
Tyler Hall(SG)
D.J. Stewart Jr.(SG)
Marcus Bingham Jr.(PF)
Mouhamadou Gueye(SF/PF)
2022-23シーズン:チームレビュー
平均28.4得点、9.1リバウンド、8.7アシスト、1.2スティールという成績でチームを牽引したドンチッチだが、プレーオフを勝ち抜くためにはドンチッチの負担を軽減できる相棒が必要だ。昨年ブレイクしたブランソンがチームを去るなかで白羽の矢を立てたのはクリスチャン・ウッドだ。昨年のポルジンギスと比べるとロールプレーを強みとするが、内外で得点することができ、強靭なフィジカルを活かしたリバウンドを持ち味とするウッドの獲得はドンチッチの負担を大きく軽減できる可能性を秘めている。
また、ブランソンが抜けたスコアリング面では怪我で離脱していたティム・ハーダウェイJr.が復帰する。ジャベール・マギー、ドリアン・フィニー・スミス、レジー・ブロックと堅実な守備職人を揃えたことも好材料だ。
躍進した昨シーズンよりもバランスは良くなっており、ファイナル進出も現実的な目標となりそうだ。
“NBAイズムが選ぶ!” 注目選手
Tim Hardaway Jr.(ティム・ハーダウェイJr.)
殿堂入りしたティム・ハーダウェイの息子。3Pシュートを主体にドライブを混ぜ込んでいくプレースタイルで得点を量産する。2021-22シーズンは怪我で長期離脱したが、復帰すればドンチッチに集中したディフェンスを分散することができるため、ハーダウェイJr.の活躍はマーベリックスにとって非常に重要となる。オフェンス面では新加入のウッドとの相乗効果も見込めるが、ディフェンス面の向上が鍵になりそうだ。