【2022-23:チームプレビュー】Los Angeles Clippers(ロサンゼルス・クリッパーズ)

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カワイ・レナードの復帰、ジョン・ウォールの獲得と本格的に優勝を狙うロサンゼルス・クリッパーズの2022-23シーズンをプレビューします。

目次

2021-21シーズンの振り返り

勝率42-40(51.2%)
Play Offプレーイン敗退
オフェンス110.1(24位/30チーム)
ディフェンス110.1(8位/30チーム)
PACE98.0(18位/30チーム)

大黒柱のカワイ・レナードを欠くなか、ポール・ジョージを中心にレギュラーシーズンを乗り越えたが、プレーイントーナメントで敗退したことで2021-22シーズンはプレーオフ進出は果たせなかった。クリッパーズはレナードが復帰する2022-23シーズンに照準を合わせていたこともあり、オフシーズンに大きく動かなかった。唯一の補強として超大型契約を終えたジョン・ウォールをミッドレベルで獲得した。

Roster Infomation:ロスター情報(2022年10月10日時点)

太字:スターター予想
UFA:制限なしFA  RFA:制限付きFA  PO:プレーヤーオプション  TO:チームオプション

Pos.  Player  
PGJohn Wall(ジョン・ウォール)
PGReggie Jackson(レジー・ジャクソン)
PGJason Preston(ジェイソン・プレストン)
SGPaul George(ポール・ジョージ)
SGTerance Mann(テレンス・マン)
SGLuke Kennard(ルーク・ケナード)
SGAmir Coffey(アミール・コフィー)
SGBrandon Boston Jr(ブランドン・ボストンJr.)
SGNorman Powell(ノーマン・パウエル)
SFKawhi Leonard(カワイ・レナード)
SFNicolas Batum(二コラ・バトゥーム)
PFMarcus Morris Sr.(マーカス・モリスSr.)
PFRobert Covington(ロバート・コビントン)
CIvica Zubac(イビツァ・ズバッツ)
PFMoussa Diabate(ムサ・ディアバテ)

【トレーニングキャンプ契約(Exhibit10 / Exhibit9)】
Jay Scrubb(SG)
Xavier Moon(SG)
Michael Devoe(SG)
Malik Fitts(PF)
Moses Brown(C)

2022-23シーズン:チームレビュー

前十字靭帯の部分断裂という大怪我を負ったレナードが復帰するだけでも大きな戦力強化になるが、攻守で圧倒的な実力をもつレナードが完全復活できれば悲願の優勝に向けて大きく前進する。ポジションは被るがポール・ジョージもリーグを代表する2wayプレイヤーであり、この2人を止めることはかなり難しい。また、一昨年ブレイクしたレジー・ジャクソンがベンチからの起爆剤となれば、より隙が少ないチームとなる。

今オフの唯一の補強といえるジョン・ウォールの獲得は、優勝へのラストピースになりえる。怪我を頻発した経験があるウォールだが、全盛期のスピードはなかったとしてもプレーメイクとディフェンスでは十分に貢献できる。
各ポジションに実力者を揃えたクリッパーズだが、レナードとジョージを中心に各選手が自身の役割でステップアップできれば優勝に大きく近付くことは間違いないだろう。

“NBAイズムが選ぶ!” 注目選手

John Wall(ジョン・ウォール)

2010年ドラフト1位指名でNBA入りしたウォールは、一時期はリーグを代表するPGだったが「史上最悪の契約」とも揶揄される超大型契約を結んで以降は、度重なる怪我で実質1シーズンしかプレーできていない。それでも昨シーズンはトリプル・ダブルを達成するなど復活の兆しをみせ、彼が全盛期の8割程度の能力を発揮できれば攻守で大きな貢献が期待できる。特にウォール、ジョージ、レナードを擁するペリメーターのディフェンスは驚異だ。ウォールが一定の活躍ができれば、クリッパーズは優勝の最右翼となりそうだ。

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