2021-22シーズンの優勝候補と目されながら、チームの空中分解によってプレーオフ進出を逃したロサンゼルス・レイカーズの2022-23シーズンをプレビューします。
2021-21シーズンの振り返り
勝率 | 33-49(40.2%) |
Play Off | 未出場 |
オフェンス | 110.3(23位/30チーム) |
ディフェンス | 113.3(21位/30チーム) |
PACE | 100.1(4位/30チーム) |
シーズン前には優勝候補と目されていたレイカーズだが最後までチームは嚙み合わず、まさかのプレーオフ進出を逃した。ラッセル・ウェストブルックの不調も要因だが、インサイドの核であるアンソニー・デイビスが怪我で満足にプレーできなかったことも大きい。サポートメンバーの多くはチームを去ったが、代わりにロニー・ウォーカー4世やパトリック・ベバリーを獲得できたことは大きい。また、オースティン・リーブスやウェニエン・ガブリエルら若手の台頭は明るい材料だ。
Roster Infomation:ロスター情報(2022年10月10日時点)
太字:スターター予想
UFA:制限なしFA RFA:制限付きFA PO:プレーヤーオプション TO:チームオプション
Pos. | Player |
---|---|
PG | Russell Westbrook(ラッセル・ウェストブルック) |
PG | Patrick Beverley(パトリック・ベバリー) |
PG | Dennis Schroder(デニス・シュルーダー) |
PG | Austin Reaves(オースティン・リーブス) |
SG | Lonnie Walker IV(ロニー・ウォーカー4世) |
SG | Kendrick Nunn(ケンドリック・ナン) |
SG | Max Christie(マックス・クリスティ) |
SF | LeBron James(レブロン・ジェームズ) |
SF | Juan Toscano-Anderson(ファン・トスカノ・アンダーソン) |
SF | Troy Brown Jr.(トロイ・ブラウンJr.) |
PF | Anthony Davis(アンソニー・デイビス) |
PF | Wenyen Gabriel(ウィニエン・ガブリエル) |
C | Thomas Bryant(トーマス・ブライアント) |
C | Damian Jones(ダミアン・ジョーンズ) |
SG | Scotty Pippen Jr.(スコッティ・ピッペンJr.) |
SF | Cole Swider(コール・スワイダー) |
【トレーニングキャンプ契約(Exhibit10 / Exhibit9)】
Shaquille Harrison(PG)
L.J. Figueroa(SF)
Matt Ryan(SF)
Jay Huff(C)
2022-23シーズン:チームレビュー

今年38歳となるレブロン・ジェームズは年齢を感じさせないプレーを見せており、未だに現役TOP5に入る実力を維持している。レブロンと、現役屈指のビッグマンであるアンソニー・デイビスが健康にプレーできればプレーオフに進出することが現実的だ。また、マリーク・モンクやホートン・タッカーはチームを去ったが、代わりにロニー・ウォーカー4世を獲得したことは良い動きだったといえる。
怪我以外の懸念点としては絶不調だったウェストブルックの復調だ。年齢的にも身体能力に頼るプレースタイルに限界がきており、プレースタイルの変化が求められそうだ。
プレーオフを勝ち進むには昨年崩壊したチームディフェンスの立て直しが急務であり、新任のダービン・ハムHCの最初のミッションになるだろう。そのキーマンとしてパトリック・ベバリーを獲得したことは理にかなっているといえそうだ。
“NBAイズムが選ぶ!” 注目選手

Anthony Davis(アンソニー・デイビス)
昨シーズンのレイカーズはプレーオフ進出を逃した。38歳のレブロン・ジェームズは未だに驚異的なパフォーマンスを続けているが、1人でチームを勝たせることはできない。レイカーズが再度優勝を射程圏内に捉えるためにはデイビスがシーズンを通して健康を維持できるかは大きなポイントになる。デイビスは現時点でのリーグ屈指のオールラウンダーなビッグマンであり、その実力に疑いがないが、残り3年ある契約期間でレイカーズが再びコンテンダーとなれるかはデイビスが怪我をしないことが条件となりそうだ。
