【2022-23:チームプレビュー】Miami Heat(マイアミ・ヒート)

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2年ぶりのファイナルまであと1歩に迫ったマイアミ・ヒートの2022-23シーズンをプレビューします。

目次

2021-21シーズンの振り返り

勝率53-29(64.6%)
Play OffCF敗退
オフェンス113.7(10位/30チーム)
ディフェンス109.1(5位/30チーム)
PACE95.9(28位/30チーム)

レギュラーシーズン1位でプレーオフに進出したヒートだが、決勝を前にセルティクスの前に敗退した。それでもファイナル進出にあと一歩まで迫った実力は本物だ。オフシーズンに大きな動きはなく、今のところ補強としてはドラフトで欧州の万能ウイングと評価されるニコラ・ヨビッチだけだ。むしろ、優勝のために獲得していたPJ・タッカーやマーキーフ・モリスが退団し、優勝争いを考えると少々不安を残すオフになった。

Roster Infomation:ロスター情報(2022年10月10日時点)

太字:スターター予想
UFA:制限なしFA  RFA:制限付きFA  PO:プレーヤーオプション  TO:チームオプション

Pos.  Player  
PGKyle Lowry(カイル・ラウリー)
PGGabe Vincent(ゲイブ・ヴィンセント)
SGVictor Oladipo(ヴィクター・オラディポ)
SGTyler Herro(タイラー・ヒーロー)
SGMax Strus(マックス・ストゥルース)
SFJimmy Butler(ジミー・バトラー)
SFDuncan Robinson(ダンカン・ロビンソン)
SFCaleb Martin(ケイレブ・マーティン)
SFNikola Jovic(二コラ・ヨビッチ)
PFHaywood Highsmith(ヘイウッド・ハイスミス)
PFUdonis Haslem(ユドニス・ハスレム)
CBam Adebayo(バム・アデバヨ)
CDewayne Dedmon(ドウェイン・デッドモン)
COmer Yurtseven(オメール・ユートセブン)
PGMarcus Garrett(マーカス・ガーネット)
PFDarius Days(ダリアス・デイズ)

【トレーニングキャンプ契約(Exhibit10 / Exhibit9)】
Jamaree Bouyea(PG)
Dru Smith(SG)
Jamal Cain(SF/PF)
Orlando Robinson(C)

2022-23シーズン:チームレビュー

ヒートの強さは鉄壁の守備にあるが、ディフェンスが評価されるベテランのタッカーが退団したことで、昨年よりは弱体化することが想定される。バム・アデバヨやドウェイン・デッドモンといったビッグマンはいるが、シクサーズやバックスと対戦することを考えるとフロントコートの薄さは懸念材料だ。

ジミー・バトラーの負担を軽減する役割として、アデバヨとタイラー・ヒーローの活躍は不可欠だ。主力のカイル・ラウリーやビクター・オラディポは安定した活躍ができるだろうが、年齢や怪我によって全盛期の勢いはない。そのため既にある程度の実績を残しているアデバヨとヒーローのステップアップはファイナルを目指す上で必須だ。
オフェンスの安定感とディフェンスの向上が今季のヒートのキーポイントになりそうだ。

“NBAイズムが選ぶ!” 注目選手

Tyler Herro(タイラー・ヒーロー)

2019年ドラフト13位でヒートに加入したヒーローは1年目からNBAに順応し、ヒートのNBAファイナル進出に大きく貢献した。アウトサイドシュートが上手く、当たり出したら止まらない爆発力をもっている。年々得点が増加しており、2021-22シーズンには平均20.7点と大台に乗せ、6thマン賞を受賞した。しかし、1年目ほどのインパクトと安定感は残せておらず、彼の復調と成長がヒート躍進のキーポイントとなりそうだ。

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