(2025/5/17 更新)
メッタ・ワールド・ピース(ロン・アーテスト)は1999年のNBAドラフトでシカゴ・ブルズから指名され、17年間にわたりNBAで活躍。キャリアを通じてブルズ、ペイサーズ、キングス、ロケッツ、レイカーズなど複数のチームを渡り歩いた。特にインディアナ・ペイサーズ時代は守備の要として活躍し、2003-04シーズンには「最優秀守備選手賞」を受賞。2004年の「マラテスト・アット・ザ・パレス」と呼ばれる乱闘事件で長期出場停止処分を受けるなど物議も醸したが、2010年にはロサンゼルス・レイカーズの一員としてNBAチャンピオンに輝いた。プレーだけでなく強烈な個性や改名などでも話題を呼び、ファンに強い印象を残した選手である。
Profile(プロフィール)

氏名 | Metta World Peace (メッタ・ワールド・ピース) Ron Artest (ロン・アーテスト) |
生年月日 | 1979年11月13日 |
出身地 | アメリカ合衆国 ニューヨーク州クイーンズ区 |
身長 / 体重 | 201cm / 119kg |
出身校 | セント・ジョーンズ大学 |
ポジション | SF / PF |
ドラフト | 1999年ドラフト16位 |
引退 | 2017年 |
所属チーム | 1999 – 2002:CHI(ブルズ) 2002 – 2006:IND(ペイサーズ) 2006 – 2008:SAC(キングス) 2008 – 2009:HOU(ロケッツ) 2009 – 2013:LAL(レイカーズ) 2013 – 2014:NYK(ニックス) 2015 – 2017:LAL(レイカーズ) |
主な受賞歴 | リーグ優勝(2010) 最優秀守備選手(2004) オールNBA 3rd チーム(2004) オールディフェンシブ 1st チーム(2004, 2006) オールディフェンシブ 2nd チーム(2003, 2009) オールルーキー 2nd チーム(2000) オールスター出場(2004) |
Play Style(プレースタイル)
強靭なフィジカルと武器にエースキラーとして活躍した守備職人
強靭なフィジカルと高いバスケットIQを武器としたオールラウンドなディフェンダータイプ。特にマンツーマンディフェンスではリーグ随一の粘着力を誇り、レブロン・ジェームズやコービー・ブライアントといったエリートスコアラー相手にも一歩も引かない姿勢で知られた。また、相手のエースを封じつつ、自身もスリーやミッドレンジで得点することができた。キャリア平均13.2得点、4.5リバウンド、2.7アシスト、1.7スティールというバランスの取れたスタッツを残しており、特に2003-04シーズンには平均18.3得点、5.3リバウンド、2.1スティールと攻守にわたって活躍。また、クラッチタイムでの勝負強さもあり、2010年NBAファイナル第7戦での終盤3ポイントはレイカーズの優勝を決定づけるビッグショットとして語り継がれている。精神面では波があり、熱くなりすぎる場面もあったが、それが彼のプレーに独特の迫力をもたらしていた。
- オフェンス
- 3
- 勝負強さ
- 4
- テクニック
- 3
- 身体能力
- 3
- ディフェンス
- 5
- マンツーマンディフェンス
- 身体能力、判断力、フィジカルの強さを兼ね備え、オン /オフ両面で相手をシャットアウトする。
- フィジカルコンタクト
- ポストアップやリバウンド争いでもビッグマンに負けしない強靭なフィジカルを持つ。
- 勝負所でのクラッチパフォーマンス
- NBAファイナルでの決勝点など、勝負どころでの3Pシュートを得意とする。
- 感情コントロール
- スイッチが入ると感情任せの行動をすることがあり、”パレス騒乱”を引き起こした。
- プレーメイク
- ボールを保持してのクリエイト力やパスセンスは平均的でオフェンスの起点にはならない。
- 3P成功率の波
- シーズンごとにシュート精度に波があり、スペーシング面での貢献は限定的。
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Stats(スタッツ)
PER | 14.8 |
BPM | 1.2 |
OBPM | 0.0 |
DBPM | 1.2 |
USG% | 21.3% |
TS% | 50.8% |
PER :実力指数。リーグ平均は15。
BPM :選手の貢献度を表す指標。平均は0。
OBPM:攻撃でチームに与える影響(0で先発クラス)
DBPM:守備でチームに与える影響(0が先発クラス)
USG%:その選手で終わったオフェンス割合。
TS% :全シュートを考慮したシュート確率。
↓詳細なスタッツはBasketball Reference(英語:外部サイト)へ
