(2025/7/24 更新)
アンドレイ・キリレンコは1981年2月18日生まれ、ロシア(旧ソビエト連邦)出身のフォワード。
1999年ドラフトでユタ・ジャズから1巡目24位で指名され、欧州リーグを経て2001年にNBAデビューを果たした。長いウィングスパンと優れた運動能力を武器に、ディフェンスとオールラウンドなプレーで評価され、2003-04シーズンには平均16.5得点・8.1リバウンド・2.8アシスト・2.8ブロックを記録し、オールスターに選出された。ジャズ在籍中はディフェンスの要として活躍し、NBAで通算13シーズンを過ごし、ロシア出身選手として存在感を確立した。2015年に現役を引退した後はロシアバスケットボール連盟の会長などを歴任している。
Profile(プロフィール)

氏名 | Andrei Kirilenko (アンドレイ・キリレンコ) |
生年月日 | 1981年2月18日 |
出身地 | ウドムルト共和国 イジェフスク |
身長 / 体重 | 206cm / 103kg |
出身校 | – |
ポジション | SF / PF |
ドラフト | 1999年ドラフト24位 |
引退 | 2015年 |
所属チーム | 2001 – 2011:UTA(ジャズ) 2012 – 2013:MIN(ウルブズ) 2013 – 2014:BKN(ネッツ) 2014 – 2015:PHI(シクサーズ) |
主な受賞歴 | ブロック王(2005) オールディフェンシブ 1st チーム(2006) オールルーキー 1st チーム(2002) オールルーキー 2nd チーム(2004-2005) オールスター出場(2004) |
Play Style(プレースタイル)
ディフェンスを中心にチームに貢献する「万能型ロールプレイヤー」
「AK-47」の愛称で知られるオールラウンドなフォワードで、特に長いウィングスパンを活かしたスティールとブロックで高いスタッツを残すディフェンスの要として活躍。ポジショニングにも優れており、複数ポジションを守れるスイッチディフェンスの先駆者的存在。
オフェンスでは直接的なスコアリングよりもプレーメイキングとカッティング技術に優れており、アンセルフィッシュなプレースタイルでチームオフェンスの潤滑油として機能した。また、トランジションに対応できる走力があり、速攻に繋げる場面も多い。一方でアウトサイドシュートの確率は平均以下であり、攻撃における安定性と存在感は限定的だ。
- オフェンス
- 4
- 勝負強さ
- 2
- テクニック
- 4
- 身体能力
- 4
- ディフェンス
- 5
- ディフェンスの多様性
- 複数ポジションを守れ、1試合で複数のスティール&ブロックを記録できる多様性を持つ。
- プレーメイキング能力
- 自己中心的なプレーは少なく、オフェンスにおいてもアシストやカッティングなどで貢献する。
- トランジション能力
- 機動力とバスケットIQを活かしてディフェンス守備から速攻に繋げる能力に長ける。
- アウトサイドシュートの精度
- キャリア通算で3P成功率31.2%とストレッチ4としては物足りず、スペーシング面での貢献は限定的。
- フィジカル
- 細身の体格で同時代のPFとのマッチアップでは押し負けることも多く、コンタクトプレーは苦手。
- オフェンスの安定感
- 攻撃においては安定感に欠け、スコアリング面ではサポート役に留まる傾向が強い。
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Stats(スタッツ)
PER | 18.7 |
BPM | 4.9 |
OBPM | 2.6 |
DBPM | 2.3 |
USG% | 18.6% |
TS% | 57.1% |
PER :実力指数。リーグ平均は15。
BPM :選手の貢献度を表す指標。平均は0。
OBPM:攻撃でチームに与える影響(0で先発クラス)
DBPM:守備でチームに与える影響(0が先発クラス)
USG%:その選手で終わったオフェンス割合。
TS% :全シュートを考慮したシュート確率。
↓詳細なスタッツはBasketball Reference(英語:外部サイト)へ
