(2025/8/20 更新)
エルトン・ブランドは1979年3月11日、ニューヨーク州コートランドに生まれのパワーフォワード。
デューク大学で2年間プレーし、1999年にはNCAAの年間最優秀選手にも選ばれた。1999年ドラフトでシカゴ・ブルズから1位指名を受け、1年目から平均20.1得点・10.0リバウンドのシーズンダブルダブルを達成して新人王を獲得。その後、クリッパーズ、シクサーズ、マーベリックス、ホークスと渡り歩き、キャリア通算では17.0得点、8.5リバウンドを記録。2005-06シーズンにはキャリアハイの平均24.7得点を記録し、オールNBAセカンドチームにも選出されるなど、全盛期にはティム・ダンカンやケビン・ガーネットとも比較された。引退後はフィラデルフィア・セブンティシクサーズのGMに就任した。
Profile(プロフィール)

| 氏名 | Elton Brand (エルトン・ブランド) |
| 生年月日 | 1979年3月11日 |
| 出身地 | アメリカ合衆国 ニューヨーク州コートランド |
| 身長 / 体重 | 206cm / 115kg |
| 出身校 | デューク大学 |
| ポジション | PF |
| ドラフト | 年ドラフト位 |
| 引退 | 年 |
| 所属チーム | 2010 – 2022:CHI(ブルズ) 2010 – 2022:LAC(クリッパーズ) 2010 – 2022:PHI(シクサーズ) 2010 – 2022:DAL(マーベリックス) 2010 – 2022:ATL(ホークス) 2016 :PHI(シクサーズ) |
| 主な受賞歴 | オールNBA 3rd チーム(2006) 新人王(2000) オールルーキー 1st チーム(2000) オールスター出場(2002, 2006) |
Play Style(プレースタイル)
ハイポストからペイント内でオフェンスの起点となる試合巧者
NBAのビッグマンとしてはやや小柄ながらも、驚異的なウイングスパンとパワーでペイントエリアを制圧するインサイドスコアラー。多彩なポストムーブと、卓越したフットワークを活かしつつ、フックショットやターンアラウンドジャンパーなどでスコアリングする。また、ジャンプシュートの精度も高く、ミドルレンジからスコアリングに対応できる柔軟性から当時の「純正パワーフォワード」とは一線を画すスキルを持っている。ハイポストからのパスにも対応でき、チームオフェンスの起点となることも多い。
ディフェンス面ではポジショニングとタイミングの良さでシュートを遮断する能力に長けており、キャリア平均1.7ブロックを記録している。ビッグマンとして卓越したバスケットボールIQを持っており、派手さはないが、効率性と安定感を持つ試合巧者だといえる。
- オフェンス
- 4
- 勝負強さ
- 3
- テクニック
- 4
- 身体能力
- 3
- ディフェンス
- 3
- ポストでの効率性
- 多彩なポストムーブを持ち、コンタクトを受けても安定してシュートを決めることができる。
- ヘルプディフェンスの判断
- 弱サイドからのヘルプローテーションでブロックを狙う意識が高く、キャリア平均1.7ブロックを記録。
- リーダーシップ
- 典型的な下支えタイプのリーダーで、コンスタントに17点・8リバウンドを計算できる。
- アウトサイドシュートの狭さ
- 時代背景もあるが、3Pシュートははほとんど打たず、スペーシングへの貢献は限定的。
- スピード不足
- 横の動きが鈍く、ピック&ロールへの対応やスイッチディフェンスで遅れることがある。
- 怪我のコントロール
- アキレス腱断裂のキャリア後半は運動力が低下し、爆発性や安定性がやや低下した。
スマホでの動画閲覧はコチラから
Stats(スタッツ)
| PER | 20.5 |
| BPM | 2.3 |
| OBPM | 1.9 |
| DBPM | 0.4 |
| USG% | 22.8% |
| TS% | 54.8% |
PER :実力指数。リーグ平均は15。
BPM :選手の貢献度を表す指標。平均は0。
OBPM:攻撃でチームに与える影響(0で先発クラス)
DBPM:守備でチームに与える影響(0が先発クラス)
USG%:その選手で終わったオフェンス割合。
TS% :全シュートを考慮したシュート確率。
↓詳細なスタッツはBasketball Reference(英語:外部サイト)へ



