(2025/8/29 更新)
ペジャ・ストヤコヴィッチは1977年7月9日、旧ユーゴスラビアのクロアチア(現セルビア)出身のスモールフォワード。10代でギリシャに渡り、PAOKサロニカでプロデビューを果たす。欧州リーグで活躍し、1996年ドラフト14位でサクラメント・キングスに指名されるも、2年間の欧州残留を経て1998年にNBAデビューした。2000年代前半のキングス黄金期における主軸スコアラーであり、2003-04シーズンには平均21.2得点、3P成功率43.3%をマークし、MVP投票で4位に入った。その後はペイサーズやホーネッツを経て、2010-11シーズンにダラス・マーベリックスで優勝。2011年に引退し、キングスのフロント業務やセルビア代表の強化スタッフとして活動している。
Profile(プロフィール)

氏名 | Peja Stojakovic (ぺジャ・ストヤコヴィッチ) |
生年月日 | 1977年7月9日 |
出身地 | ユーゴスラビア ポジェガ=スラヴォニア郡ポジェガ |
身長 / 体重 | 208cm / 104kg |
出身校 | – |
ポジション | SF |
ドラフト | 1996年ドラフト14位 |
引退 | 2011年 |
所属チーム | 1998 – 2006:SAC(キングス) 2006 :IND(ペイサーズ) 2006 – 2010:CHA(ホーネッツ) 2010 – 2011:TOR(ラプターズ) 2011 :DAL(マーベリックス) |
主な受賞歴 | リーグ優勝(2011) オールNBA 2nd チーム(2004) オールスター出場(2002-2004) 永久欠番(SAC) |
Play Style(プレースタイル)
欧州出身のシューティング型SFの完成系
身長208cmという長身ながら、滑らかなシュートフォームと高速リリースで歴代屈指のキャッチ&シュートの精度を持つシューティング型スモールフォワードとしての完成形。
現代でいう「ディープレンジ」での3Pシュートにまで対応でき、スクリーンやピンダウンを活用したオフボールムーブに優れ、アウトサイドシュートを主軸に得点を量産した。また、キャリア通算でのFT成功率が89.5%と非常に高く、クラッチタイムの得点源としても信頼された。一方でドライブやフィジカルコンタクトへの耐性は低く、アイソレーションでの突破力や、ペイント内でのフィニッシュ対応には課題がある。
ディフェンスにおいてはサイズとバスケットIQに優れていたが、フットワークスピードが遅く、ペリメーターディフェンスで穴になることが多い。
- オフェンス
- 4
- 勝負強さ
- 2
- テクニック
- 4
- 身体能力
- 2
- ディフェンス
- 2
- シュートレンジの広さ
- ディープゾーンまでをシュートレンジとし、キャリア通算での3P成功率が40.1%と高い成功率を誇る。
- オフボールムーブの技術
- スクリーンやフェイントなどを駆使し、オープンになるスペーシング技術に長けている。
- フリースローの安定性
- キャリア通算でのFT成功率が89.5%と安定したシューターであり、終盤のファウルゲームに強い。
- オフェンスの突破力
- キャッチ&シュートに特化しているためショットメイクは限定的で、1on1での打開力は乏しい。
- ペリメーターディフェンス
- フットワークのスピードに欠け、俊敏なスラッシャーに対しては後手に回ることが多い。
- フィジカル耐性
- サイズはあるがフィジカルで押し負けることが多く、積極的にドローファウルに行くことは少ない。
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Stats(スタッツ)
PER | 17.1 |
BPM | 1.9 |
OBPM | 2.6 |
DBPM | -0.7 |
USG% | 21.5% |
TS% | 57.7% |
PER :実力指数。リーグ平均は15。
BPM :選手の貢献度を表す指標。平均は0。
OBPM:攻撃でチームに与える影響(0で先発クラス)
DBPM:守備でチームに与える影響(0が先発クラス)
USG%:その選手で終わったオフェンス割合。
TS% :全シュートを考慮したシュート確率。
↓詳細なスタッツはBasketball Reference(英語:外部サイト)へ
