(2025/8/15 更新)
リチャード・ハミルトンは1978年2月14日生まれ、ペンシルベニア州コーツビル出身のシューティングガード。
コネチカット大学で頭角を現し、1999年のNCAAトーナメントでMOP(最優秀選手)に輝くなど、エリートスコアラーとして注目を集めた。同年のNBAドラフトでワシントン・ウィザーズから7位指名を受け、3シーズンに渡ってウィザーズでプレーした後に、2002年にデトロイト・ピストンズへ移籍。2004年にはチャウンシー・ビラップスやベン・ウォーレスらと共に堅守を武器としたチームでNBAチャンピオンに輝いた。通算14シーズンをNBAでプレーし、キャリア平均17.1得点、3.4アシスト、44.8%のFG成功率を記録。2013年に引退した。
Profile(プロフィール)

| 氏名 | Richard Hamilton (リチャード・ハミルトン) |
| 生年月日 | 1978年2月14日 |
| 出身地 | アメリカ合衆国 ペンシルベニア州コーツビル |
| 身長 / 体重 | 201cm / 88kg |
| 出身校 | コネチカット大学 |
| ポジション | SG / SF |
| ドラフト | 1999年ドラフト7位 |
| 引退 | 2013年 |
| 所属チーム | 1999 – 2002:WAS(ウィザーズ) 2002 – 2011:DET(ピストンズ) 2011 – 2013:CHI(ブルズ) |
| 主な受賞歴 | リーグ優勝(2004) オールスター出場(2006~2008) 永久欠番(DET) |
Play Style(プレースタイル)
フリーになる技術に長けた、「オフ・ザ・ボール・スコアラー」の完成形
オフボールで終始動き続けるスタミナと、スクリーンを駆使してフリーになる技術に長けた「オフ・ザ・ボール・スコアラー」の完成形。ボールを持たずに動き回ることでディフェンダーを消耗させ、セットオフェンスの中で絶えず得点機会を作り出すことができる。優勝を果たしたピストンズ時代にはモーションオフェンスの要として、ハイポストやベースラインでのフレアスクリーン、ダウンスクリーンを抜けてのシュートを多用した。時代背景もありミドルレンジシュートが主体であったが、キャリアを通して高いシュート成功率を誇っている。また、ウイングのスコアラーながらボール保持時間が短く、チームオフェンスにおけるリズムを崩すことなく、オフェンスを活性化させることができる。
ディフェンス面においては長いウィングスパンと勤勉な姿勢で貢献し、チームディフェンスにおいて自身の役割をこなすことに長けている。攻守ともに派手ではないが、確実に勝利に貢献する職人肌のスコアラーといえる。
- オフェンス
- 3
- 勝負強さ
- 4
- テクニック
- 4
- 身体能力
- 3
- ディフェンス
- 2
- オフボールでの動き
- 絶え間なくスクリーンを使ってフリーになり、ショット成功率を高める動きに長けている。
- ミドルレンジシュートの精度
- キャリア通算でFG成功率44.8%を誇り、特に10~20フィートで安定した得点源となる。
- 判断力と集中力
- 試合を通して同じテンポで動き続けられる持久力を持ち、状況に応じた判断力と集中力を持っている。
- 3Pシュートの精度
- ミドルレンジ主体のプレースタイルであり、キャリア通算での3P成功率は34.7%と及第点。
- ボールハンドリング
- ボールハンドリングは平均的であり、自らドリブルでディフェンダーを切り崩すシーンは少ない。
- フィジカルへの耐性
- 体格が細身で、コンタクト重視のディフェンスに対しての対応がやや消極的。
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Stats(スタッツ)
| PER | 16.5 |
| BPM | -0.3 |
| OBPM | 0.8 |
| DBPM | -1.1 |
| USG% | 26.8% |
| TS% | 52.5% |
PER :実力指数。リーグ平均は15。
BPM :選手の貢献度を表す指標。平均は0。
OBPM:攻撃でチームに与える影響(0で先発クラス)
DBPM:守備でチームに与える影響(0が先発クラス)
USG%:その選手で終わったオフェンス割合。
TS% :全シュートを考慮したシュート確率。
↓詳細なスタッツはBasketball Reference(英語:外部サイト)へ




