(2025/7/28 更新)
ザック・ランドルフは1981年7月16日、インディアナ州マリオン出身のパワーフォワード。
高校時代から注目されており、高校オールスターであるマクドナルド・オール・アメリカンに選出された後、名門ミシガン州立大学に進学。1年在籍後にNBAドラフトにアーリーエントリーし、2001年ドラフトでポートランド・トレイルブレイザーズから19位で指名された。当時のブレイザーズは「ジェイル・ブレイザーズ(牢獄)」と呼ばれていたこともあり荒れたキャリアだったが、徐々に卓越したポストスキルとリバウンドを発揮し、2009年に移籍したメンフィス・グリズリーズでキャリアの絶頂期を迎えた。グリズリーズの「Grit and Grind」時代を支え、2011年プレーオフではスパーズを破る番狂わせの主役となった。キャリア通算1,116試合に出場し、18,578得点、10,208リバウンドを記録。2度のオールスターにも選出されている。2019年に引退した。
Profile(プロフィール)

氏名 | Zach Randolph (ザック・ランドルフ) |
生年月日 | 1981年7月16日 |
出身地 | アメリカ合衆国 インディアナ州マリオン |
身長 / 体重 | 206cm / 118kg |
出身校 | ミシガン州立大学 |
ポジション | PF |
ドラフト | 2001年ドラフト19位 |
引退 | 2019年 |
所属チーム | 2001 – 2007:POR(ブレイザーズ) 2007 – 2008:NYK(ニックス) 2008 – 2009:LAC(クリッパーズ) 2009 – 2017:MEM(グリズリーズ) 2017 – 2019:SAC(キングス) |
主な受賞歴 | MIP(2004) オールNBA 3rd チーム(2011) オールスター出場(2010, 2013) 永久欠番(MEM) |
Play Style(プレースタイル)
強烈なフィジカルと、柔らかなシュートで「ザック神」と呼ばれたPF
伝統的なオールドスクール型のパワーフォワードでありながら、左右どちらの手でもポストからフックショットやターンアラウンドジャンパーを使い分けることができる柔軟なテクニックを持っている異質のビッグマン。
身長206cmとPFとしては平均的だが、118kgの分厚い体躯でポストでのポジション争いに強く、コンタクトプレーをいとわないタフさを持つ。3P成功率はキャリア通算27.3%と低いが、ミドルレンジのジャンパーは高精度で、特にハイポストからのフェイダウェイを中心にスコアリングを重ねた。リバウンドにおいても優れたフットワークとボディコントロールでゴール下を支配し、オフェンスリバウンドからセカンドチャンスに繋げることも多い。
機動力は低いためディフェンスでのスイッチ対応などの柔軟性は低いが、身体の強さを活かしポストディフェンスやボックスアウトで貢献した。キャリア初期は問題児としての印象が強いが、キャリア後半に精神面でも大きく成長し、チームリーダーとして泥臭いスタイルで勝利を手繰り寄せる姿勢でグリズリーズを牽引した。
- オフェンス
- 4
- 勝負強さ
- 3
- テクニック
- 4
- 身体能力
- 3
- ディフェンス
- 2
- ポストスキルの豊富さ
- ポストでの1on1に強く、フィジカルと左右どちらの手でもシュートを打てるテクニックを持つ。
- オフェンスリバウンド
- 体格とフィジカルを活かしてポジショニングし、多くのセカンドチャンスを生み出す。
- コンタクトへの耐性
- 接触を厭わず、キャリア後半には冷静に試合の流れを読むことが心身両面での安定感を発揮。
- ディフェンスの機動力
- 機動力が低く、ピック&ロールやスイッチへの対応に難があるため、スモールボールへの対応に苦心。
- アウトサイドシュートの精度
- 3Pシュートの成功率が低く、シュートレンジが限られていることでスペーシングでの貢献は限定的。
- ターンオーバーの多さ
- ダブルチームに対するパス判断が甘くなることがあり、1試合平均2.2ターンオーバーを記録している。
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Stats(スタッツ)
PER | 19.3 |
BPM | 0.1 |
OBPM | 1.5 |
DBPM | -1.4 |
USG% | 26.6% |
TS% | 52.2% |
PER :実力指数。リーグ平均は15。
BPM :選手の貢献度を表す指標。平均は0。
OBPM:攻撃でチームに与える影響(0で先発クラス)
DBPM:守備でチームに与える影響(0が先発クラス)
USG%:その選手で終わったオフェンス割合。
TS% :全シュートを考慮したシュート確率。
↓詳細なスタッツはBasketball Reference(英語:外部サイト)へ
