2000年代のSG全盛期に2度の得点王に輝いた希代のスコアラー、トレイシー・マグレディについて紹介します。(更新日:2023/12/16)
Profile(プロフィール)
氏名 | Tracy McGrady (トレイシー・マグレディ) |
生年月日 | 1979年5月24日 |
出身地 | アメリカ合衆国 フロリダ州パートウ |
身長 / 体重 | 203cm / 101kg |
出身校 | マウントジオン・クリスチャン・ アカデミー高校 |
ポジション | SG |
ドラフト | 1997年ドラフト9位 |
引退 | 2013年 |
所属チーム | 1997 – 2000:TOR(ラプターズ) 2000 – 2004:ORL(マジック) 2004 – 2010:HOU(ロケッツ) 2010 :NYK(ニックス) 2010 – 2011:DET(ピストンズ) 2011 – 2012:ATL(ホークス) 2013 :SAS(スパーズ) |
主な受賞歴 | 得点王(2回) MIP(1回) All NBA 1st Team(2回) All NBA 2nd Team(3回) All NBA 3rd Team(2回) オールスター出場(7回) 殿堂入り |
Play Style(プレースタイル)
- オフェンス
- 5
- 人気
- 5
- 勝負強さ
- 4
- テクニック
- 4
- ディフェンス
- 3
PER | 22.2 |
BPM | 5.2 |
OBPM | 4.7 |
DBPM | 0.5 |
USG% | 29.3% |
WS/48 | .152 |
TS% | 51.9% |
PER :実力指数。リーグ平均は15。
BPM :選手の貢献度を表す指標。平均は0。
OBPM:攻撃でチームに与える影響(0で先発クラス)
DBPM:守備でチームに与える影響(0が先発クラス)
USG%:その選手で終わったオフェンス割合。
WS/48:48分換算での勝率。高いほど優れている。
TS% :全シュートを考慮したシュート確率。
2度の得点王に輝いた圧倒的スコアリング能力
8年連続で平均20点以上を記録した天性のスコアラー。同時期にコービー・ブライアントやアレン・アイバーソン、シャキール・オニールらがいたにもかかわらず、2度の得点王を獲得したことは特筆に値する。特に1on1でのオフェンスについては絶対の自信があり、コービーをして「最も守るのが難しい選手」と言わしめたほどの実力を持つ。身体能力が高く、体幹も強いためビッグマンにも当たり負けせずにFTを獲得するため、アウトサイドだけでなくインサイドでも止めにくいプレーヤーである。
伝説となった2004年12月の35秒13点プレー
試合の勝負所にも強く、2004年12月に行われたスパーズ戦での試合終了間際に35秒で3Pシュート4本を含む13得点を挙げ、歴史的勝利をもたらした。試合終盤まで黄金期であったスパーズが堅実に試合を進めており、マグレディのマークについていたのがDFのスペシャリストでもあるブルース・ボウエンだったことも特筆に値する。
HOU移籍以降は怪我が多く、キャリアを通してプレーオフでは勝てず
ロケッツ移籍後は怪我に苦しみ、徐々に欠場が増えていった。それでもレギュラーシーズンでは平均20点を軽く超える圧倒的スコアリングでチームをプレーオフに導いたが、ヤオ・ミンという相棒を得たロケッツでさえもプレーオフ1回戦を突破することはできなかった。そのため、チームリーダーとしては疑問を呈されることも少なくなかった。唯一1回戦を突破したのがキャリア終盤のスパーズのみだったというのも皮肉なところだ。
↓スマホでの動画閲覧はコチラから
https://youtu.be/Y0kcm4LTE8E?si=IumHZ1shMOV-_vAi
Stats(スタッツ)
レギュラーシーズン | プレーオフ | |
出場試合数(G) | 938 | 50 |
出場時間(MIN) | 32.7 | 34.5 |
得点(PTS) | 19.6 | 22.2 |
FG成功率(FG%) | .435 | .426 |
3P成功率(3P%) | .338 | .290 |
FT成功率(FT%) | .746 | .757 |
リバウンド(REB) | 5.6 | 5.7 |
アシスト(AST) | 4.4 | 5.0 |
スティール(STL) | 1.2 | 1.1 |
ブロック(BLK) | 0.9 | 0.9 |
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