(2025/5/19 更新)
トレイシー・マグレディは1979年生まれ、フロリダ州出身のスモールフォワード/シューティングガード。1997年のNBAドラフトでトロント・ラプターズから1巡目9位で指名され、キャリア初期は従兄弟のヴィンス・カーターと共にプレー。2000年にオーランド・マジックへ移籍してから才能が開花し、2年連続得点王(2003年・2004年)を獲得するなどリーグ屈指のスコアラーとして君臨。その後、ヒューストン・ロケッツに移籍し、ヤオ・ミンとのコンビで多くの名勝負を繰り広げた。2010年代に入り怪我に苦しみながらもスパーズでNBAファイナルに出場し、2013年に現役引退。キャリア通算得点は18,381点、平均19.6得点。2017年にはバスケットボール殿堂入りを果たした。
Profile(プロフィール)

| 氏名 | Tracy McGrady (トレイシー・マグレディ) |
| 生年月日 | 1979年5月24日 |
| 出身地 | アメリカ合衆国 フロリダ州パートウ |
| 身長 / 体重 | 203cm / 101kg |
| 出身校 | マウントジオン・クリスチャン・ アカデミー高校 |
| ポジション | SG |
| ドラフト | 1997年ドラフト9位 |
| 引退 | 2013年 |
| 所属チーム | 1997 – 2000:TOR(ラプターズ) 2000 – 2004:ORL(マジック) 2004 – 2010:HOU(ロケッツ) 2010 :NYK(ニックス) 2010 – 2011:DET(ピストンズ) 2011 – 2012:ATL(ホークス) 2013 :SAS(スパーズ) |
| 主な受賞歴 | 得点王(2003, 2004) MIP(2001) オールNBA 1st チーム(2002, 2003) オールNBA 2nd チーム(2001, 2004, 2007) オールNBA 3rd チーム(2005, 2008) オールスター出場(2001-2007) 殿堂入り |
Play Style(プレースタイル)
コービー・ブライアントに「最も守るのが難しい」と言わしめたスコアラー
208cmの長身ながらも、ガードのようなボールハンドリングとスムーズなジャンパーを兼ね備えた万能型ウィング。特にピック&ロールやアイソレーションからの得点能力が高く、キャリア平均19.6得点、2002-03シーズンには平均32.1得点を記録した純粋なスコアラーである。高い打点から放たれるジャンプシュートはブロック不能に近く、ステップバックやフェイダウェイも精度が高かった。身体能力も抜群で、若い頃は豪快なダンクや速攻からの得点も多かった。さらにコートビジョンにも優れ、キャリア平均4.4アシストを記録しており、スコアリングだけでなくゲームメイクにも貢献。ディフェンス面でも長いウィングスパンを活かし、スティールやブロックで存在感を発揮していた。特にロケッツ時代の「35秒で13点」は歴史的なクラッチパフォーマンスとして語り継がれている。
- オフェンス
- 5
- 勝負強さ
- 2
- テクニック
- 4
- 身体能力
- 5
- ディフェンス
- 3
- スコアリング能力
- 1on1での得点手段が非常に多彩で、外角シュート、ドライブ、ポストアップと幅広く対応可能。
- サイズとスキルの融合
- 208cmという長身ながらも滑らかなドリブルとジャンパーを持ち、ミスマッチを常に生み出せる。
- クラッチ力と爆発力
- 短時間で試合をひっくり返す爆発的な得点力を持ち、終盤でも落ち着いてシュートを決められる。
- 怪我の多さ
- キャリア後半は慢性的な膝と背中の故障に悩まされ、パフォーマンスの維持が難しかった。
- 勝負所でのリーダーシップ
- 勝負所でのリーダーシップに疑問があり、プレーオフで1回戦を突破できなかった。
- ディフェンス
- 身体能力が高いながらディフェンスの集中力にムラがあり、オフボールでのローテーションが課題。
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Stats(スタッツ)
| PER | 22.1 |
| BPM | 5.2 |
| OBPM | 4.7 |
| DBPM | 0.5 |
| USG% | 29.3% |
| TS% | 51.9% |
PER :実力指数。リーグ平均は15。
BPM :選手の貢献度を表す指標。平均は0。
OBPM:攻撃でチームに与える影響(0で先発クラス)
DBPM:守備でチームに与える影響(0が先発クラス)
USG%:その選手で終わったオフェンス割合。
TS% :全シュートを考慮したシュート確率。
↓詳細なスタッツはBasketball Reference(英語:外部サイト)へ




