NBA3年目に最年少でシーズンMVPに輝き、その後に大怪我からのカムバックを果たしたデリック・ローズについて紹介します。(更新日:2023/12/27)
Profile(プロフィール)
氏名 | Derrick Rose (デリック・ローズ) |
生年月日 | 1988年10月4日 |
出身地 | アメリカ合衆国 イリノイ州シカゴ |
身長 / 体重 | 191cm / 91kg |
出身校 | メンフィス大学 |
ポジション | PG |
ドラフト | 2008年ドラフト1位 |
引退 | – |
所属チーム | 2008 – 2016:CHI(ブルズ) 2016 – 2017: NYK(ニックス) 2017 – 2018: CLE(キャバリアーズ) 2018 – 2019: MIN(ウルブズ) 2019 – 2021: DET(ピストンズ) 2021 – 2023: NYK(ニックス) 2023 – :MEM(グリズリーズ) |
主な受賞歴 | シーズンMVP(1回) All NBA 1st Team(1回) 新人王 All Rookie 1st Team オールスター出場(3回) |
Play Style(プレースタイル)
- オフェンス
- 4
- 人気
- 4
- 勝負強さ
- 3
- テクニック
- 4
- ディフェンス
- 2
PER | 18.0 |
BPM | 1.3 |
OBPM | 2.4 |
DBPM | -1.1 |
USG% | 27.6% |
WS/48 | .097 |
TS% | 52.7% |
PER :実力指数。リーグ平均は15。
BPM :選手の貢献度を表す指標。平均は0。
OBPM:攻撃でチームに与える影響(0で先発クラス)
DBPM:守備でチームに与える影響(0が先発クラス)
USG%:その選手で終わったオフェンス割合。
WS/48:48分換算での勝率。高いほど優れている。
TS% :全シュートを考慮したシュート確率。
最年少MVPに輝いた、歴代随一のアスレチック能力と突破力
2008年にNBA入りし、低迷していたブルズのエースとして活躍。高校時代から高い評価を得ていたアスレチック能力に裏付けられたドライブからの得点力、自分が起点となってのアシストと縦横無尽なオフェンスで新人王を獲得した。特にドライブ時の1歩目が早く、スピードとフィジカルを活かしてフィニッシュに持ち込む。その後も期待以上の成長を見せ、3年目にはPGとしては史上初のシーズン通算2,000点/300リバウンド/600アシスト以上を残し、最年少でのシーズンMVPに輝いた。
度重なる大怪我による栄光からの転落
最年少シーズンMVPに輝いたローズの契約更新は超大型契約となり、これは「デリック・ローズルール」と呼ばれる契約ルールとなった。しかしプレーオフ1回戦で左膝前十字靭帯断裂の大怪我を負い、1年後に復帰するも今度は右膝半月板断裂の大怪我負い、この後も復帰と大怪我を繰り返すこととなる。後にローズは「高校時代からストレッチをまともにやったことはなかった」と語っており、高すぎるアスレチック能力と、膝に負担をかけるプレースタイルによって負荷が蓄積した結果であったと考えられている。
大怪我を乗り越え、老獪なプレーヤーに
一時は引退も囁かれ、最年少MVPながらチームを転々とすることになった。そうした厳しい状況でもローズは諦めず、懸命なリハビリの末にロスタープレーヤーとして復帰を果たした。復帰後のローズはアスレチック能力に頼らない老獪なプレーを見せ、2018年にはキャリアハイとなる50点を叩き出した。この試合は全世界のNBAファンに感動を巻き起こした。栄光と転落、それからの復活を知るローズは若手スターのメンターとしても期待されている。
↓スマホでの動画閲覧はコチラから
https://youtu.be/seMiQKl2edY?si=hX4Rj57LJOIAppdM
Stats(スタッツ)
レギュラーシーズン | プレーオフ | |
出場試合数(G) | 714 | 52 |
出場時間(MIN) | 30.7 | 37.7 |
得点(PTS) | 17.5 | 21.9 |
FG成功率(FG%) | .455 | .426 |
3P成功率(3P%) | .316 | .322 |
FT成功率(FT%) | .831 | .845 |
リバウンド(REB) | 3.2 | 4.3 |
アシスト(AST) | 5.2 | 6.3 |
スティール(STL) | 0.7 | 0.9 |
ブロック(BLK) | 0.3 | 0.5 |
↓詳細なスタッツはBasketball Reference(英語:外部サイト)へ