(2025/5/23 更新)
ジョエル・エンビードは1994年3月16日、カメルーンのヤウンデに生まれる。もともとはバレーボール選手を目指していたが、15歳でバスケットボールに転向。カンパス・ムトンボの後押しもあり渡米し、フロリダ州の高校で頭角を現す。その後、カンザス大学に進学し、2013–14シーズンに1年生ながら全米の注目を集めた。2014年NBAドラフトでフィラデルフィア・76ersから全体3位指名を受けるも、度重なる怪我によりデビューは2016–17シーズンに持ち越された。そこから着実に成長を遂げ、リーグ屈指のセンターへと躍進。2022–23シーズンには得点王とMVPを同時に獲得し、その支配力とスキルは現代NBAでも群を抜いている。
Profile(プロフィール)

氏名 | Joel Embiid (ジョエル・エンビード) |
生年月日 | 1994年3月16日 |
出身地 | カメルーン 中央州ヤウンデ |
身長 / 体重 | 213cm / 127kg |
出身校 | カンザス大学 |
ポジション | C |
ドラフト | 2014年ドラフト1位 |
引退 | – |
所属チーム | 2014 – :PHI(シクサーズ) |
主な受賞歴 | シーズンMVP(2023) 得点王(2022, 2023) オールNBA 1st チーム(2023) オールNBA 2nd チーム(2018, 2019, 2021, 2022) オールディフェンシブ 2nd チーム(2018, 2019, 2021) オールルーキー 1st チーム(2017) オールスター出場(2018-2024) |
Play Style(プレースタイル)
サイズとスキルを兼ね備えたオールラウンドなビッグマン
213cm、127kgのサイズを持つ正統派センターでありながら、現代的なスキルを兼ね備えたオールラウンドなビッグマン。ポストプレーではフィジカルとフットワークを活かして得点を重ね、フェイダウェイジャンパーやドリームシェイク的な動きも使いこなす。特にミドルレンジでのジャンプショット成功率は高く、2022–23シーズンにはMVPにふさわしい効率を記録。外からの3ポイントも放ち、ピック&ポップにも対応可能。また、フリースロー成功率はセンターとしては驚異的な約80%を誇り、クラッチタイムでも信頼される。守備面でもリムプロテクターとして優秀で、キャリア平均1.7ブロックを記録。インサイドの壁としての役割も大きい。近年ではプレイメイキング能力も向上しており、ダブルチームに対するパス処理も改善されている。彼のプレーは旧来の支配的センターと現代のストレッチ能力を融合した存在と言える。
- オフェンス
- 5
- 勝負強さ
- 2
- テクニック
- 3
- 身体能力
- 3
- ディフェンス
- 4
- スコアリングの多様性
- ロングシュートも含めてセンターとしては極めて幅広い得点パターンを持っている。
- フリースロー成功率
- センターとしては高いフリースロー安定性を誇り、試合終盤にもボールを預けられる。
- ディフェンスの柔軟性
- サイズと反応の良さを兼ね備えたリムプロテクターで、1on1でも相手のシュートを制限できる。
- 怪我のリスク
- キャリアを通じて怪我に悩まされており、プレイオフでの継続的な出場が課題。
- ターンオーバーの多さ
- ダブルチーム対処時に無理なパスやドリブルが多く、ターンオーバーが誘発される。
- プレッシャー下での対応力
- プレイオフでのパフォーマンスに波があり、大舞台での安定感に疑問が残る。
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Stats(スタッツ)
PER | 35.4 |
BPM | 6.8 |
OBPM | 5.2 |
DBPM | 1.6 |
USG% | 35.4% |
TS% | 61.3% |
PER :実力指数。リーグ平均は15。
BPM :選手の貢献度を表す指標。平均は0。
OBPM:攻撃でチームに与える影響(0で先発クラス)
DBPM:守備でチームに与える影響(0が先発クラス)
USG%:その選手で終わったオフェンス割合。
TS% :全シュートを考慮したシュート確率。
↓詳細なスタッツはBasketball Reference(英語:外部サイト)へ
