(2025/10/16 更新)
カイル・コーバーは1981年3月17日カリフォルニア州レイクウッド生まれのシューター。
クレイトン大学では2年連続MVC年間最優秀選手を受賞したことで注目を集め、2003年ドラフトで51位でニュージャージー・ネッツに指名されるも、当日にフィラデルフィア・セブンティシクサーズにトレードされた。キャリア初期から高精度のシューターとして頭角を現し、シクサーズを離れてからも各チームで貴重なスポットシューターとして活躍。キャリア通算で2,450本の3Pシュートを成功させ、2014-15シーズンには初のオールスターに選出された。2009-10シーズンには3P成功率53.6%というNBA記録を樹立し、史上最多の4回の3P成功率リーダーとなっている。引退後はホークスのフロント入りしている。
Profile(プロフィール)

| 氏名 | Kyle Korver (カイル・コーバー) |
| 生年月日 | 1981年3月17日 |
| 出身地 | アメリカ合衆国 カリフォルニア州レイクウッド |
| 身長 / 体重 | 201cm / 96kg |
| 出身校 | クレイトン大学 |
| ポジション | SG / SF |
| ドラフト | 2003年ドラフト51位 |
| 引退 | 2020年 |
| 所属チーム | 2003 – 2007:PHI(シクサーズ) 2007 – 2010:UTA(ジャズ) 2010 – 2012:CHI(ブルズ) 2012 – 2016:ATL(ホークス) 2016 – 2018:CLE(キャバリアーズ) 2018 – 2019:UTA(ジャズ) 2019 – 2020:MIL(バックス) |
| 主な受賞歴 | オールスター出場(2015) |
Play Style(プレースタイル)
歴代屈指の高確率3Pシュートを武器としたチームオフェンスにおける戦術装置
NBA史においても屈指のシューターであり、オフボールで試合を動かすことができる。フロッピーやピンダウンなどの多彩なスクリーンを多用してフリーとなり、0.4〜0.5秒級のコンパクトリリースでシュートを放つ。1-2ステップ/ホップの使い分け、キャッチの前に既に軸足を作る体の向き直しなどの細かなステップワークに秀でており、ディフェンスとの僅かなズレを作り出す。自らのドリブル創出は最小限だが、リロケーションとエクストラパス判断が速く、チームの得点効率を底上げするハブの役割を担う。キャリア通算3P成功率は42.9%と試投数の多いシューターとしては驚異的な数字を残している。
ディフェンスにおいては身体能力の不利をサイズとIQで補っており、スクリーンへの対応やリカバリーを駆使してチームディフェンスで機能することが多い。
- オフェンス
- 3
- 勝負強さ
- 3
- テクニック
- 4
- 身体能力
- 1
- ディフェンス
- 3
- 3Pシュートの精度
- NBA史に残る3Pシューターであり、キャリア通算3P成功率42.9%。単年最高53.6%を記録している。
- スペーシングへの寄与
- スクリーンを駆使した展開でディフェンダーを剥がし、味方のスペースを開通させることに長ける。
- バスケットボールIQ
- 高いシュート力とオフボール時の動きを駆使して、起用法を問わず効率を確保できる柔軟性を持つ。
- 自己創出能力
- オフェンスを組み立てる能力は限定的で、試合終盤の高密度のディフェンス時に失速することがある。
- 1on1ディフェンス
- スピードや横方向への俊敏性に長けたガードに狙われやすく、チームシステムを基盤とした起用が必要。
- オフェンスバリエーション
- 3Pシュートに特化したプレースタイルが故にドローファウルなどの展開が少なく、得点が安定しない。
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Stats(スタッツ)
| PER | 12.8 |
| BPM | 0.6 |
| OBPM | 0.5 |
| DBPM | 0.1 |
| USG% | 16.2% |
| TS% | 60.2% |
PER :実力指数。リーグ平均は15。
BPM :選手の貢献度を表す指標。平均は0。
OBPM:攻撃でチームに与える影響(0で先発クラス)
DBPM:守備でチームに与える影響(0が先発クラス)
USG%:その選手で終わったオフェンス割合。
TS% :全シュートを考慮したシュート確率。
↓詳細なスタッツはBasketball Reference(英語:外部サイト)へ




