(2025/5/16 更新)
ドイツ出身のダーク・ノヴィツキーは、1978年にヴュルツブルクで生まれ、ヨーロッパで育った後、1998年NBAドラフトでミルウォーキー・バックスに全体9位で指名され、直後にダラス・マーベリックスへトレードされた。以後21シーズンにわたりマブス一筋でプレーし、NBA史上屈指のフランチャイズ・プレイヤーとして知られる。2011年にはエースとしてチームを牽引し、レブロン・ジェームズ率いるヒートを破って初優勝を達成。通算得点は3万1千点を超え、NBA歴代6位(2023年時点)。ヨーロッパ出身選手として初のMVP受賞者であり、FIBAとNBAの橋渡しを果たした欧州最高の選手の1人。
Profile(プロフィール)

氏名 | Dirk Nowitzki (ダーク・ノヴィツキー) |
生年月日 | 1978年6月19日 |
出身地 | ドイツ バイエルン州ヴュルツブルク |
身長 / 体重 | 213cm / 111kg |
出身校 | DJKヴュルツブルク |
ポジション | PF |
ドラフト | 1998年ドラフト9位 |
引退 | 2019年 |
所属チーム | 1999 – 2019:DAL(マーベリックス) |
主な受賞歴 | リーグ優勝(2011) ファイナルMVP(2011) シーズンMVP(2007) オールNBA 1st チーム(2005-2007, 2009) オールNBA 2nd チーム(2002, 2003, 2008, 2010, 2011) オールNBA 3rd チーム(2001, 2004, 2012) オールスター出場(2002-2012, 2014-2015, 2019) 永久欠番(DAL) 殿堂入り |
Play Style(プレースタイル)
類稀なシュート力でダラスの象徴となった”最高の欧州出身選手”
211cmの長身ながら、外角シュートに優れた稀有なストレッチビッグマンとして知られる。特に彼の代名詞である「ワンレッグ・フェイダウェイジャンパー」は、軸足を残して片足で後ろに跳びながら放つシュートで、長身と高い打点を活かしてブロック不能な武器として機能した。キャリア通算3P成功率38.0%、FT成功率87.9%と、ビッグマンとは思えない高精度のシュート力を持ち、ミスマッチを生み出して相手を苦しめた。
オフェンスではハイポストやエルボーからのフェイダウェイやキャッチ&シュートで得点を量産し、ピック&ポップの起点としても機能。ディフェンスでは決して俊敏ではなかったが、ポジショニングと長いウィングスパンでスペースを埋め、リバウンドでも貢献。キャリア終盤は運動量が落ちたが、熟練の技術と知識で存在感を保ち続けた。特にオフ・ザ・ボールの動きとポンプフェイクによるファウル誘発の巧みさは玄人好み。
- オフェンス
- 5
- 勝負強さ
- 4
- テクニック
- 4
- 身体能力
- 2
- ディフェンス
- 3
- 超高精度のジャンプシュート
- 211cmから放たれるジャンプシュートは正確で、ビッグマンとして異次元の精度を持つ。
- ワンレッグ・フェイダウェイ
- ポストアップからのターンアラウンドショットはディフェンス不能能なムーブ。
- キャリア後半の勝負強さ
- 重要な試合でもパフォーマンスが下がらず、プレッシャー下でも安定している。
- ディフェンスの機動力
- フットワークとクイックネスに課題があり、スイッチディフェンスやトランジションを苦とした。
- インサイドディフェンスにおけるフィジカル面
- ビッグマンとしてはフィジカル面で難があり、リムプロテクターとしての存在感は薄い。
スマホでの動画閲覧はコチラから
Stats(スタッツ)
PER | 22.4 |
BPM | 4.6 |
OBPM | 4.2 |
DBPM | 0.4 |
USG% | 26.5% |
TS% | 57.7% |
PER :実力指数。リーグ平均は15。
BPM :選手の貢献度を表す指標。平均は0。
OBPM:攻撃でチームに与える影響(0で先発クラス)
DBPM:守備でチームに与える影響(0が先発クラス)
USG%:その選手で終わったオフェンス割合。
TS% :全シュートを考慮したシュート確率。
↓詳細なスタッツはBasketball Reference(英語:外部サイト)へ
