90年代に2度の3連覇を成し遂げたNBA史上最高のNo.2、スコッティ・ピッペンについて紹介します。(更新日:2023/12/22)
Profile(プロフィール)
氏名 | Scottie Pippen (スコッティ・ピッペン) |
生年月日 | 1965年9月25日 |
出身地 | アメリカ合衆国 アーカンソー州ハンブルク |
身長 / 体重 | 203cm / 103kg |
出身校 | アーカンソー中央大学 |
ポジション | SF |
ドラフト | 1987年ドラフト5位 |
引退 | 2004年 |
所属チーム | 1987 – 1998:CHI(ブルズ) 1998 – 1999:HOU(ロケッツ) 1999 – 2003:POR(ブレイザーズ) 2003 – 2004:CHI(ブルズ) |
主な受賞歴 | リーグ優勝(6回) スティール王(1回) All NBA 1st Team(3回) All NBA 2nd Team(2回) All NBA 3rd Team(2回) All Defensive 1st Team(8回) All Defensive 2nd Team(2回) オールスター出場(7回) オールスターMVP(1回) 永久欠番(CHI) 殿堂入り |
Play Style(プレースタイル)
- オフェンス
- 4
- 人気
- 5
- 勝負強さ
- 4
- テクニック
- 4
- ディフェンス
- 5
PER | 18.6 |
BPM | 4.1 |
OBPM | 2.3 |
DBPM | 1.8 |
USG% | 22.5% |
WS/48 | .146 |
TS% | 53.6% |
PER :実力指数。リーグ平均は15。
BPM :選手の貢献度を表す指標。平均は0。
OBPM:攻撃でチームに与える影響(0で先発クラス)
DBPM:守備でチームに与える影響(0が先発クラス)
USG%:その選手で終わったオフェンス割合。
WS/48:48分換算での勝率。高いほど優れている。
TS% :全シュートを考慮したシュート確率。
無名のカレッジ選手から、歴代最高のNo.2へ
歴代最高のSFの1人であり、黄金期ブルズの不動のNo.2ながら、大学時代までは無名の選手であり、トレードアップしてまで獲得したドラフト5位で指名された際にはファンから「who ?」と言われた。結果としてブルズGMのジェリー・クラウスの選択は正しかったが、一歩間違えると史上最悪のドラフト指名と言われる可能性すらもある指名だった。しかし、チームメイトのジョーダンや、仇敵ロッドマンは早くからピッペンの才能を評価していたといわれている。
歴代屈指のオールラウンダー
歴代最高のスコアラーであるマイケル・ジョーダンの隣でチームの2ndスコアラーとして活躍する一方、8度のオールディフェンシブ1stチームに選出されるほどの守備力を併せ持っている。スコアリングガードにも付いていける俊敏性と、ビッグマンにも当たり負けしないフィジカルを持っている。悪童デニス・ロッドマンをして「ディフェンダーとしても、リバウンダーとしてもすごい。さらにコートのどこからでも得点できる。」と言わしめた。
2度の三連覇を支えたトライアングル・オフェンスの要
ピッペンはバスケットIQが非常に高く、状況に応じて攻守で最適なプレーコールを行うことができる。2度の三連覇においてフィル・ジャクソンHCが採用した「トライアングル・オフェンス」は非常に複雑であり、ピッペンが多くのプレーメイクを行っていたことからもそのバスケットIQの高さが垣間見えるだろう。特に後期三連覇は「ピッペンなくしては不可能だった」と評されている。
↓スマホでの動画閲覧はコチラから
https://youtu.be/T8_GiznzWbk?si=iQhhSC1vvVLqVR0I
Stats(スタッツ)
レギュラーシーズン | プレーオフ | |
出場試合数(G) | 1,178 | 208 |
出場時間(MIN) | 34.9 | 39.0 |
得点(PTS) | 16.1 | 17.5 |
FG成功率(FG%) | .473 | .444 |
3P成功率(3P%) | .326 | .303 |
FT成功率(FT%) | .704 | .724 |
リバウンド(REB) | 6.4 | 7.6 |
アシスト(AST) | 5.2 | 5.0 |
スティール(STL) | 2.0 | 1.9 |
ブロック(BLK) | 0.8 | 0.9 |
↓詳細なスタッツはBasketball Reference(英語:外部サイト)へ