華の2003年ドラフト4位指名を受け、レブロン・ジェームズらと”スリーキングス” を結成したオールラウンドビッグマン、クリス・ボッシュについて紹介します。(更新日:2024/1/12)
Profile(プロフィール)
氏名 | Chris Bosh (クリス・ボッシュ) |
生年月日 | 1984年3月24日 |
出身地 | アメリカ合衆国 テキサス州ダラス |
身長 / 体重 | 211cm / 107kg |
出身校 | ジョージア工科大学 |
ポジション | PF / C |
ドラフト | 2003年ドラフト4位 |
引退 | 2017年 |
所属チーム | 2003 – 2010:TOR(ラプターズ) 2010 – 2017:MIA(ヒート) |
主な受賞歴 | リーグ優勝(2回) All NBA 2nd Team(1回) All Rookie 1st Team オールスター出場(11回) 永久欠番(MIA) 殿堂入り |
Play Style(プレースタイル)
- オフェンス
- 3
- 人気
- 4
- 勝負強さ
- 3
- テクニック
- 4
- ディフェンス
- 4
PER | 20.6 |
BPM | 1.9 |
OBPM | -0.3 |
DBPM | 2.2 |
USG% | 24.6% |
WS/48 | .159 |
TS% | 57.1% |
PER :実力指数。リーグ平均は15。
BPM :選手の貢献度を表す指標。平均は0。
OBPM:攻撃でチームに与える影響(0で先発クラス)
DBPM:守備でチームに与える影響(0が先発クラス)
USG%:その選手で終わったオフェンス割合。
WS/48:48分換算での勝率。高いほど優れている。
TS% :全シュートを考慮したシュート確率。
ケビン・ガーネットに憧れたオールラウンド性
ケビン・ガーネットに憧れていたという言葉の通り、PFでありながら柔軟なシューティングとハンドリング技術をもっている機動力のあるPFとして活躍。後述する広いシュートレンジだけでなく、長いウイングスパンを活かしてリバウンドやブロックを量産し、ディフェンスにおいてチームの要としてプレーした。また、オフェンスリバウンドにも強く、2ndチャンスを生み出す場面も少なくなかった。パス能力についてもビッグマンとしては平均以上の技術を持っており、2000年代後半のリーグを代表するスキルフルビッグマンだったといえる。
“ストレッチ4″として起用される高確率なミドルシュート~3Pシュート
ボッシュはPF / Cの選手でありながらシュートレンジが非常に広く、ミドルレンジシュートはもちろん、”ストレッチ4” がまだ一般的では浸透していなかった時代において、3Pシュートも30%半ばと高確率で決めることができた。体格を活かしたポストアップも当然得意で、211cmという身長と、221cmのウィングスパンを活かしたフェイダウェイは止めるのは非常に困難であった。また、機動力を活かしたポストムーブでスピードのミスマッチを作ってディフェンダーを翻弄するベマンも少なくなかった。
肺血栓によって事実上の引退へ
2013-14シーズンに三連覇を逃しことでレブロン、ウェイドと結成していた “スリー・キングス” は解体。ボッシュはヒートとMAX契約を結びチームに残る決断をしたが、2014-15シーズンに肺血栓(血栓ができることで呼吸困難や胸の痛みがでる症状)を発症。治療の末に翌シーズンに復帰を果たすが、症状が再発したことで欠場。その後、健康診断をパスすることができずに2017年に契約解除されたことで事実上の引退となった。肺血栓を発症したのが31歳のときであり、レブロンがチームを離脱したとはいえ、ボッシュが健康であればウェイド / ボッシュのヒートと、レブロンのCLEとキャブスの対戦が見られた可能性は非常に高い。
↓スマホでの動画閲覧はコチラから
https://youtu.be/mYanfTLamNs?si=jIeAoDwiimVGpdqs
Stats(スタッツ)
レギュラーシーズン | プレーオフ | |
出場試合数(G) | 893 | 89 |
出場時間(MIN) | 35.8 | 35.2 |
得点(PTS) | 19.2 | 15.6 |
FG成功率(FG%) | .494 | .473 |
3P成功率(3P%) | .335 | .386 |
FT成功率(FT%) | .799 | .800 |
リバウンド(REB) | 8.5 | 7.5 |
アシスト(AST) | 2.0 | 1.3 |
スティール(STL) | 0.8 | 0.8 |
ブロック(BLK) | 1.0 | 1.1 |
↓詳細なスタッツはBasketball Reference(英語:外部サイト)へ