(2025/5/10 更新)
クリス・ウェバーは1973年3月1日生まれ、ミシガン州デトロイト出身。高校時代から全米トップ選手として注目され、ミシガン大学では伝説的な「ファブ・ファイブ」の一員として活躍。1993年のNBAドラフトでオーランド・マジックに全体1位指名を受けた直後にゴールデンステート・ウォリアーズへトレード。その後ワシントン・ブレッツ(現ウィザーズ)を経て、1998年からサクラメント・キングスに移籍。キングスの黄金期を築き上げた中心選手として5年連続プレーオフ進出を果たし、2001-02シーズンにはカンファレンスファイナルに進出した。NBA通算では17,182得点、8,124リバウンド、1,200ブロック以上を記録。5度のオールスター選出、1度のオールNBAファーストチーム選出を誇る。2021年にバスケットボール殿堂入りを果たした。
Profile(プロフィール)

氏名 | Chris Webber (クリス・ウェバー) |
生年月日 | 1973年3月1日 |
出身地 | アメリカ合衆国 ミシガン州デトロイト |
身長 / 体重 | 208cm / 111kg |
出身校 | ミシガン大学 |
ポジション | SG |
ドラフト | 1993年ドラフト1位 |
引退 | 2008年 |
所属チーム | 1993 – 1994:GSW(ウォリアーズ) 1994 – 1998:WAS(ウィザーズ) 1998 – 2005:SAC(キングス) 2005 – 2007:PHI(シクサーズ) 2007 :DET(ピストンズ) 2008 :GSW(ウォリアーズ) |
主な受賞歴 | リバウンド王(1999) オールNBA 1st チーム(2001) オールNBA 2nd チーム(1999, 2002, 2003) オールNBA 3rd チーム(2000) 新人王(1994) オールルーキー 1st チーム(1994) オールスター出場(1997, 2000-2003) 永久欠番(SAC) 殿堂入り |
Play Style(プレースタイル)
インサイド重視だったPFのイメージを革新した先駆者
1990年代〜2000年代初頭を代表するパワーフォワードで、サイズと高いバスケットボールIQを兼ね備えた万能型ビッグマンだった。特に彼の「パス能力」は当時のビッグマンの中で群を抜いており、ポストからのハイローやバックドアパス、オープンコートでのトランジションでの展開力は、現代のプレーメイキングPFの先駆けと言える。得点力も高く、キャリア平均20.7得点、9.8リバウンド、4.2アシストというオールラウンドなスタッツを残している。フェイダウェイやミッドレンジシュート、ポストアップからのムーブ、さらにアスレチックなダンクなど多彩な得点手段を持っていた。守備では身体能力を活かしてリムプロテクトをこなし、インテリジェンスも高いためチームディフェンスにも貢献。唯一無二のスタイルで、攻守のハブとなれる希少な存在だった。
- オフェンス
- 4
- 勝負強さ
- 1
- テクニック
- 4
- 身体能力
- 3
- ディフェンス
- 4
- 卓越したパス能力
- ポストやハイポストからの視野が広く、チームオフェンスを円滑にするプレーメイク能力を持つ。
- 多彩なスコアリング能力
- ミッドレンジやポストだけでなく、トランジションにも対応できる多彩なオフェンススキルを持つ。
- リーダーシップとバスケIQ
- コート上での判断力が高く、試合の流れを読む力に長けていた。
- クラッチ場面での判断力
- 大学時代からキャリアを通してクラッチシーンでの決断力や冷静さに課題があった。
- アウトサイドシュート
- ミドルレンジシュートは安定しているが、3Pシュートについては欠如していた。
- ケガの多さ
- キャリア中盤以降は膝の怪我などで、プレー時間が制限された。
スマホでの動画閲覧はコチラから
Stats(スタッツ)
PER | 20.9 |
BPM | 3.4 |
OBPM | 2.3 |
DBPM | 1.1 |
USG% | 27.1% |
TS% | 51.3% |
PER :実力指数。リーグ平均は15。
BPM :選手の貢献度を表す指標。平均は0。
OBPM:攻撃でチームに与える影響(0で先発クラス)
DBPM:守備でチームに与える影響(0が先発クラス)
USG%:その選手で終わったオフェンス割合。
TS% :全シュートを考慮したシュート確率。
↓詳細なスタッツはBasketball Reference(英語:外部サイト)へ
