(2025/5/12 更新)
ジェイソン・キッドは1973年にカリフォルニア州オークランドで生まれ、高校時代から全米トップレベルのポイントガードとして注目を集めた。カリフォルニア大学バークレー校に進学し、2年間で全米の注目選手に成長。1994年NBAドラフトではダラス・マーベリックスから全体2位で指名された。以降、サンズ、ネッツ、マーベリックス、ニックスなど複数チームでプレー。特にニュージャージー・ネッツでは、チームを2002年と2003年のNBAファイナル進出に導いた立役者として知られる。キャリア後期にはマブスで2011年に念願のNBAチャンピオンに輝いた。通算アシスト数は歴代2位(※当時)で、オールスター出場10回、オールNBAチーム6回、オールディフェンシブチーム9回選出。2018年には殿堂入りを果たした。
Profile(プロフィール)

| 氏名 | Jason Kidd (ジェイソン・キッド) |
| 生年月日 | 1973年3月23日 |
| 出身地 | アメリカ合衆国 カリフォルニア州サンフランシスコ |
| 身長 / 体重 | 193cm / 95kg |
| 出身校 | カリフォルニア大学 |
| ポジション | PG |
| ドラフト | 1994年ドラフト2位 |
| 引退 | 2013年 |
| 所属チーム | 1994 – 1996:DAL(マーベリックス) 1996 – 2001:PHX(サンズ) 2001 – 2008:NJN(ネッツ) 2008 – 2012:DAL(マーベリックス) 2012 – 2013:NYK(ニックス) |
| 主な受賞歴 | リーグ優勝(2011) アシスト王(1999, 2000, 2001, 2003, 2004) オールNBA 1st チーム(1999, 2000, 2001, 2002, 2004) オールNBA 2nd チーム(2003) オールディフェンシブ 1st チーム(1999, 2001, 2002, 2006) オールディフェンシブ 2nd チーム(2000, 2003, 2004, 2005, 2007) 新人王(1995) オールルーキー 1st チーム(1995) オールスター出場(1996, 1998, 2000-2004, 2007, 2008, 2010) 永久欠番(BKN) 殿堂入り |
Play Style(プレースタイル)
「Mr. トリプルダブル」の異名を持つ、天性の司令塔
抜群のコートビジョンとゲームメイク能力を持つ正統派のフロアジェネラルであり、リーグ屈指のオールラウンドPGとして長年君臨した。特にトランジション時の判断力とパス精度は非常に高く、速攻の起点としてチームに多大な貢献をしていた。得点力よりもチームメイトを活かすプレーメイクに長けており、キャリアを通じてアシストとリバウンドで高水準を維持。特筆すべきはサイズを活かしたリバウンド力で、PGながら通算リバウンド数8,725を記録。さらに守備面でもインテリジェンスと予測力に優れ、スティールでも高い数字を記録(通算2,684スティール=歴代2位)。
キャリア前半はシュート精度が課題だったが、後半にはスリーポイントシューターとして進化し、通算1988本のスリーを成功させている。年齢を重ねてもプレーIQで存在感を示し続けた名司令塔だった。
- オフェンス
- 4
- 勝負強さ
- 3
- テクニック
- 5
- 身体能力
- 2
- ディフェンス
- 4
- パスセンスとコートビジョン
- コートのどこからでもパスを通すことできる抜群の視野の広さとパススキルを持つ。
- バスケットボールIQとリーダーシップ
- 的確な判断で試合のテンポをコントロールし、コート上の司令官を体現した。
- ディフェンスとリバウンド力
- PGとしてサイズがあり、ゲームへの理解度の高さを活かしたディフェンスでリバウンドにも強い。
- アウトサイドシュートの精度
- 特にキャリア前半はジャンプシュートの精度が低く、オフェンス面の課題となっている。
- 得点へのアグレッシブさ
- アシストを優先するプレースタイルゆえに、得点が求められる場面でのスコアリングには課題があった。
- フリースローの信頼度
- キャリア通算でのFT成功率が78.5%とPGとしては低かった。
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Stats(スタッツ)
| PER | 17.9 |
| BPM | 3.8 |
| OBPM | 2.3 |
| DBPM | 1.5 |
| USG% | 19.2% |
| TS% | 50.7% |
PER :実力指数。リーグ平均は15。
BPM :選手の貢献度を表す指標。平均は0。
OBPM:攻撃でチームに与える影響(0で先発クラス)
DBPM:守備でチームに与える影響(0が先発クラス)
USG%:その選手で終わったオフェンス割合。
TS% :全シュートを考慮したシュート確率。
↓詳細なスタッツはBasketball Reference(英語:外部サイト)へ




