(2025/5/12 更新)
1974年9月17日、ペンシルベニア州フィラデルフィア出身のパワーフォワード/センター。大学は名門ノースカロライナ大学に進学し、1995年のNBAドラフトでワシントン・ブレッツから全体4位で指名された。キャリアは16年間に及び、ワシントン、ポートランド、アトランタ(短期在籍)、デトロイト、ボストン、ニューヨークでプレー。特に2004年のデトロイト・ピストンズでの優勝は彼のキャリアのハイライトであり、ディフェンス重視のチームにおいて中核を担った。通算10999得点、6030リバウンド、そしてNBA史上最多となる技術ファウル317回でも有名。2010年引退後、一度2012-13にニックスで短期復帰を果たした。
Profile(プロフィール)

| 氏名 | Rasheed Wallace (ラシード・ウォーレス) |
| 生年月日 | 1974年9月17日 |
| 出身地 | アメリカ合衆国 ペンシルベニア州フィラデルフィア |
| 身長 / 体重 | 211cm / 104kg |
| 出身校 | ノースカロライナ大学 |
| ポジション | PF / SF / C |
| ドラフト | 1995年ドラフト4位 |
| 引退 | 2013年 |
| 所属チーム | 1995 – 1996:WAS(ブレッツ) 1996 – 2004:POR(ブレイザーズ) 2004 :ATL(ホークス) 2004 – 2009:DET(ピストンズ) 2009 – 2010:BOS(セルティクス) 2012 – 2013:NYK(ニックス) |
| 主な受賞歴 | リーグ優勝(2004) オールルーキー 2nd チーム(1996) オールスター出場(2000, 2001, 2006, 2008) |
Play Style(プレースタイル)
“歩くテクニカルファウル”と呼ばれたストレッチ4の原型PF
213cmというサイズとスキルを兼ね備えた非常にユニークなビッグマンだった。インサイドでのポストプレーから、ミッドレンジ、さらには3ポイントラインの外からもシュートを打てるストレッチ・ビッグの先駆者的存在で、特にフェイダウェイジャンパーの精度が高かった。オフェンスでは無理をせず、非常に効率的なショットセレクションを持っていた。
一方で、ディフェンス面でもインパクトが大きく、ヘルプディフェンスとブロック、ポジショニングの良さでチームの守備の要を担った。また、頭脳的なプレーと高いバスケットIQを持っていたが、しばしば感情の起伏が激しく、テクニカルファウルを多発したことで知られている。
彼のスタイルは、時にアンセルフィッシュ(自己犠牲的)でありながら、試合を左右するクラッチタイムでも頼れる存在であった。チームの勝利を第一に考えるスタンスが強く、リーダーというよりは「理想的な副官」として機能する選手だった。
- オフェンス
- 4
- 勝負強さ
- 2
- テクニック
- 3
- 身体能力
- 2
- ディフェンス
- 4
- 高いシュートレンジと効率性
- ポストやミッドレンジだけでなく、アウトサイドでも得点できるシュートレンジの広さを持つ。
- チームプレーへの適応力
- 自己中心的でなく、役割に徹する柔軟性を持つ。
- 優れたディフェンスIQとヘルプ能力
- プレーの読みが優れており、インサイドだけでなく1on1でも卒なく守ることができる。
- テクニカルファウルの多さ
- 感情の波が激しく、「歩くテクニカルファウル」と呼ばれる。
- アンセルフィッシュなプレースタイル
- エースとして勝負に出る場面で消極的になる場面がある。
- リバウンドへの執着心
- サイズとポジショニングの良さをあわせもつが、リバウンドへの積極性にムラがある。
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Stats(スタッツ)
| PER | 17.0 |
| BPM | 2.2 |
| OBPM | 1.0 |
| DBPM | 1.2 |
| USG% | 21.3% |
| TS% | 53.6% |
PER :実力指数。リーグ平均は15。
BPM :選手の貢献度を表す指標。平均は0。
OBPM:攻撃でチームに与える影響(0で先発クラス)
DBPM:守備でチームに与える影響(0が先発クラス)
USG%:その選手で終わったオフェンス割合。
TS% :全シュートを考慮したシュート確率。
↓詳細なスタッツはBasketball Reference(英語:外部サイト)へ




