2023年6月23日にバークレイズ・センターで行われた「NBAドラフト2023」の結果をまとめました。
1巡目指名
1位指名


Victor Wembanyama(ヴィクター・ウェンバンヤマ)
PF / C 224cm / 108kg
メトロポリタンズ92
規格外のサイズとスキルセットを持った10年に1人の逸材。超高身長ながら3Pシュートも打てる次世代スター候補。
2位指名


Brandon Miller(ブランドン・ミラー)
SF / PF 206cm / 91kg
アラバマ大学
ポール・ジョージとも比較される攻守で高い能力を持つフォワード。大学在学中に殺人事件に関連したとされ、素行面に不安が残る。
3位指名


Scoot Henderson(スクート・ヘンダーソン)
PG 188cm / kg
Gリーグ イグナイト
身体能力が高いPGでラッセル・ウエストブルックと比較される。ウェンバンヤマを抑えての1位指名も噂されていただけに新人王候補の1人。
4位指名


Amen Thompson(アメン・トンプソン)
PG / SG 198cm / 97kg
オーバータイム・エリート
双子のアサーの兄。独立プロリーグである「オーバータイム・エリート」出身で、圧倒的な身体能力とプレーメイク力が高く評価されている。
5位指名


Ausar Thompson(アサー・トンプソン)
SG / PG 188cm / 99kg
オーバータイム・エリート
トンプソン兄弟の弟。兄と比べてディフェンスに秀でており、オフボールでの動きが評価されている。
6位指名


Anthony Black(アンソニー・ブラック)
PG / SG 198cm / 95kg
アーカンソー大学
大型ガードでプレーメイクが評価されている。サイズと読みを活かしたディフェンスの評価も高く、汎用性が高い選手。
7位指名 ⇒【WASへトレード】


Bilal Coulibaly(ビラル・クリバリー)
SG / SF 203cm / 88kg
メトロポリタンズ92
1位指名されたウェンバンヤマの同僚でポテンシャルは随一。218cmのウィングスパンを活かしたディフェンスとフィニッシュ力が評価されている。
8位指名 ⇒【INDへトレード】


Jarace Walker(ジェイレス・ウォーカー)
PF / SF 198cm / 113kg
ヒューストン大学
アンダーサイズながらリムプロテクトに秀でたディフェンダー。少年時代はPGをしていたこともあり、非凡なパスセンスを魅せる。
9位指名


Taylor Hendricks(テイラー・ヘンドリックス)
PF / SF 203cm / 97kg
セントラルフロリダ大学
機動力があり、リムプロテクトもできる3&D。ジェラミ・グラントらと比較される。
10位指名 ⇒【OKCへトレード】


Cason Wallace(ケイソン・ウォレス)
PG 188cm / 88kg
大学
ドリュー・ホリデーと比較されるディフェンダー。シュートはキャッチアップ中心で、クリエイト能力の向上が期待される。
11位指名


Jett Howard(ジェット・ハワード)
SF 203cm / 98kg
ミシガン大学
一世を風靡した”ファブ・ファイブ”のメンバーだったジョワン・ハワードの息子。プレーは父親とは違いロングシュートを得意としている。
12位指名 ⇒【DALへトレード】


Dereck Lively II(デレック・ライブリー二世)
C 216cm / 104kg
デューク大学
ウェンバンヤマを除いて、本ドラフト最高のセンター。機動力があり、トランジションで先頭を走ることができる。リムプロテクターとしても優秀。
13位指名


Gradey Dick(グレイディ・ディック)
SG 198cm / 93kg
カンザス大学
本ドラフト最高のシューター。3P成功率は40%を超え、見た目によらずハッスルプレーも辞さない。Tiktokでは陽キャ。
14位指名


Jordan Hawkins(ジョーダン・ホーキンズ)
SG 193cm / 84kg
大学コネチカット大学
NCAAトーナメントを制覇したコネチカット大学のエース。得意の3Pシュートだけでなく、パスなどオフェンスバリエーションが多い。
15位指名


Kobe Bufkin(コービー・バフキン)
PG / SG 193cm / 95kg
ミシガン大学
ボールハンドリングが評価されるコンボガード。2年次に大きく成長し、指名順位を上げた。ディフェンダーとしても優秀。
16位指名


Keyonte George(キヨンテ・ジョージ)
SG 193cm / 84kg
ベイラー大学
ハンドラーとしても運用できるスコアリングガード。3Pシュートを中心に、幅広いオフェンスバリエーションを武器に得点を重ねる。
17位指名


Jalen Hood-Schifino(ジェイレン・フッド・シフィーノ)
PG / SG 193cm / 98kg
インディアナ大学
57位で指名されたトレイス・ジャクソン・デイビスの相方。大型ガードとしてフィジカルが強く、プレーメイク力も高い。
18位指名


Jaime Jaquez Jr.(ハイメ・ハケスJr.)
SF 198cm / 103kg
カリフォルニア大学ロサンゼルス校
4年生と完成度の高いウィング。ミドルレンジショットとディフェンスを得意としており、フィジカルを活かした泥臭いプレーも厭わない。
19位指名


Brandin Podziemski(ブランディン・ポジェムスキー)
SG 196cm / 93kg
サンタクララ大学
キャッチ&シュートを中心としたシューター。ディフェンスは課題とされているが、GSWのチームコンセプトに合致する選手。
20位指名


Cam Whitmore(キャム・ウィットモア)
SF / PF 196cm / 107kg
ビラノバ大学
Mockでは5位以内での指名も予想された身体能力が高いフォワード。圧倒的な身体能力を活かした突破力が魅力。
21位指名


Noah Clowney(ノア・クラウニー)
PF /SF 208cm / 95kg
アラバマ大学
サイズと機動力を併せ持つビッグウィング。フィジカル中心のプレーが得意で、3Pシュートが課題とされている。
22位指名


Dariq Whitehead(ダリーク・ホワイトヘッド)
SG 198cm / 88kg
デューク大学
ドラフト前に2度の手術を行ったことで順位を下げたが、トリッキーなスコアラーで当初はロッタリー指名が予想されていた。
23位指名


Kris Murray(クリス・マレー)
PF / SF 203cm / 97kg
アイオワ大学
キングスで活躍しているキーガン・マレーの双子の兄。弟同様に3Pシュートが打て、経験豊富なプレーヤー。
24位指名 ⇒【DALへトレード】


Olivier-Maxence Prosper(オリビエ・マクセンス・プロスパー)
PF / SF 201cm / 96kg
マーケット大学
アスレチック能力が高く、泥臭いプレーが特徴的。オフェンスは発展途上だが、ディフェンスはNBAレベルと評価されている。
25位指名 ⇒【DETへトレード】


Marcus Sasser(マーカス・ササー)
SG / PG 185cm / 89kg
ヒューストン大学
サイズは小さいが強気なプレーでスコアリングするSG。ヒューストン大学で4年間在籍したことでディフェンスも安定。
26位指名


Ben Sheppard(ベン・シェパード)
SG 196cm / 88kg
ベルモント大学
ほぼ無名ながら1巡目指名されたシューター。4年生ということで経験豊富で、バスケットIQも高い。
27位指名


Nick Smith Jr.(ニック・スミスJr.)
SG / PG 196cm / 84kg
アーカンソー大学
自分でスコアリングをデザインできるコンボガード。試合によって波があるが控え選手としての活躍が期待される。
28位指名


Brice Sensabaugh(ブライス・センサボー)
SG 196cm / 84kg
オハイオ州立大学
シュートに関しては今度ドラフト有数の技術を持っているシューター。ディフェンスの評価は低い。
29位指名 ⇒【DENへトレード】


Julian Strawther(ジュリアン・ストローサー)
SG / SF 198cm / 95kg
ゴンザガ大学
シューターとして期待されるSG。泥臭いディフェンスも行うことで、ローテーションプレーヤーとして期待される。
30位指名


Kobe Brown(コービー・ブラウン)
PF / SF 201cm / 114kg
ミズーリ大学
フィジカルに秀でたビッグウィング。大学で4年間過ごしたことで安定感があるが、オフェンス・バリエーションの少なさが課題。
2巡目指名
31位指名 ⇒【CHAへトレード】


James Nnaji(ジェームズ・ナジ)
C 211cm / 144kg
FCバルセロナ
231cmのウィングスパンを活かしてブロックを量産するリムプロテクター。18歳と若く、経験値は低い。
32位指名 ⇒【DENへトレード】


Jalen Pickett(ジェイレン・ピケット)
PG 188cm / 95kg
ペンシルベニア州立大学
プレーメイクを得意とするオールドルーキー。フィジカル面が強いが、得点力が課題となる。
33位指名 ⇒【MINへトレード】


Leonard Miller(レナード・ミラー)
SF / PF 208cm / 95kg
Gリーグ イグナイト
発展途上中ではあるが、才能は今ドラフト随一のウィングプレーヤー。3Pシュートやディフェンスの向上が課題。
34位指名 ⇒【SACへトレード】


Colby Jones(コルビー・ジョーンズ)
SG / PG 193cm / 90kg
ゼイビア大学
安定感のあるガード。裏方に徹するプレーを信条としている。
35位指名 ⇒【CHIへトレード】


Julian Phillips(ジュリアン・フィリップス)
SF 201cm / 89kg
テネシー大学
211cmのウィングスパンを活かした、身体能力が高いディフェンダー。オフェンス面の向上が絶対条件。
36位指名 ⇒【MILへトレード】


Andre Jackson Jr.(アンドレ・ジャクソンJr.)
SG / SF 198cm / kg
コネチカット大学
UCNNをNCAAトーナメント優勝に導いた司令塔。主にディフェンスでチームを引っ張る。オフェンス力は低い。
37位指名 ⇒【DENへトレード】


Hunter Tyson(ハンター・タイソン)
SF 203cm / 98kg
クレムソン大学
キャッチ&シュートが得意なロングシューター。オフボールの動きに長けており、ピンポイント起用で能力を発揮しそう。
38位指名 ⇒【BOSへトレード】


Jordan Walsh(ジョーダン・ウォルシュ)
SG / SF 198cm / 93kg
アーカンソー大学
今ドラフト最高のディフェンダー。220cmのウィングスパンを活かすだけでなく、気持でもハードなプレーを信条とする。
39位指名 ⇒【ATLへトレード】


Mouhamed Gueye(モハメッド・ゲイ)
C 211cm / 97kg
ワシントン州立大学
オフェンス型のインサイドプレーヤー。NBAレベルではフィジカル面の強化と、シュート技術の向上が必須。
40位指名 ⇒【LALへトレード】


Maxwell Lewis(マクスウェル・ルイス)
SG / SF 198cm / 94kg
ペパーダイン大学
2年次に数字を伸ばした典型的な3&D。得点・リンバウンド・アシストのそれぞれで貢献できるが、シュート力は高くない。
41位指名


Amari Bailey(アマリ・ベイリー)
PG / SG 191cm / 81kg
カリフォルニア大学ロサンゼルス校
スコアリングでチームを引っ張る攻撃型のガード。ターンオーバーが多く、ハンドラーとしての向上が必要。
42位指名


Tristan Vukcevic(トリスタン・ブクチェビッチ)
C 211cm / 101kg
KKパルチザン
柔らかいシュートフォームで3Pシュートも打てるビッグマン。ディフェンス面の評価は高くない。
43位指名


Rayan Rupert(ライヤン・ルペア)
SG / SF 198cm / 88kg
ニュージーランド・ブレイカーズ
NBLでプレーするウィング。フランス代表。安定したディフェンスが評価されており、シュート力の向上が課題とされている。
44位指名


Sidy Cissoko(シディ・シソコ)
SF 196cm / 102kg
Gリーグ イグナイト
強固なディフェンスを持ち味とするフランス代表。フィジカルが強く、インサイドでのスコアリングが中心。
45位指名


G.G. Jackson(GG・ジャクソン)
SF 203cm / 97kg
サウスカロライナ大学
今ドラフト最年少選手。フィジカル面は通用するといわれているが、技術面は未熟であり、大成には時間がかかりそう。
46位指名


Seth Lundy(セス・ランディー)
SG 198cm / 97kg
ペンシルベニア州立大学
シュート力が高く、プルアップでも得点することができるSG。ウィングスパンが長く、ディフェンスでも期待される。
47位指名 ⇒【INDへトレード】


Mojave King(モハビ・キング)
SG 196cm / 102kg
Gリーグ イグナイト
GリーグやNBLでプレーした経験豊富なシューター。バスケットIQが高く、オフボールの動きが評価されている。
48位指名


Jordan Miller(ジョーダン・ミラー)
SF 193cm / 87kg
マイアミ大学
ブルーワークを厭わないウィングの選手。泥臭いプレーが魅力だが、シュート力も低いというわけではない。
49位指名


Emoni Bates(エモニ・ベイツ)
SF 206cm / 86kg
イースタンミシガン大学
中学時代から注目されていたポテンシャル枠。素行面や怪我がボトルネックとなり評価を落とした。
50位指名


Keyontae Johnson(キヨンテ・ジョンソン)
SG / SF 193cm / 108kg
カンザス州立大学
フィジカルが強いウィング。大学時代に病気を患うも、転入して復帰した苦労人。本数は多くないが3Pシュートも打てる。
51位指名


Jalen Wilson(ジェイレン・ウィルソン)
SG / SF 196cm / 104kg
カンザス大学
ガードとしてはサイズがあり、サイズを活かしてリバウンドを獲得する。たシュート力の向上が課題。
52位指名


Toumani Camara(トゥマニ・カマラ)
PF 203cm / 100kg
デイトン大学
インサイドでのスコアリングに特化したアンダーサイズのビッグマン。シュート力は高くない。
53位指名


Jaylen Clark(ジェイレン・クラーク)
SG / SF 193cm / 93kg
カリフォルニア大学ロサンゼルス校
ディフェンスに強みを持つウィングのプレーヤー。シュート力は高くないため、オフェンスの向上が課題。
54位指名


Jalen Slawson(ジェイレン・スローソン)
SF 201cm / 101kg
ファーラム大学
4年間を大学で過ごしたウィング。ディフェンスに強みを持っているが、シュート力は高くない。
55位指名


Isaiah Wong(アイザイア・ウォン)
PG 191cm / 81kg
マイアミ大学
ACC最優秀選手を受賞した攻撃型PG。ドライブ中心のスコアリングが得意で、プレーメイクの向上が課題。
56位指名


Tarik Biberovic(タリク・ビベロビッチ)
SG 198cm / 99kg
トルコ フェネルバフチェ
トルコリーグでの優勝経験があるSGだが、3P成功率は高くない。2023-24シーズンは海外でプレー予定。
57位指名 ⇒【GSWへトレード】


Trayce Jackson-Davis(トレイス・ジャクソン・デイビス)
PF / C 203cm / 109kg
インディアナ大学
身体能力が高く、バスケットIQも高いアンダーサイズのビッグマン。本契約を条件としたため、この順位での指名になった。
58位指名


Chris Livingston(クリス・リビングストン)
SF 198cm / 99kg
ケンタッキー大学
リバウンドで貢献できるウィング。オフェンス面は発展途上。
※ FA契約に関連したNBA規約の違反によって、フィラデルフィア・セブンティシクサーズ、シカゴ・ブルズの2巡目指名権剥奪。そのため、59位指名/60位指名は欠番。