(2025/6/6 更新)
スティーブ・ナッシュは1974年2月7日、南アフリカ共和国ヨハネスブルグ生まれ、カナダ育ちのポイントガード。サンタクララ大学で活躍後、1996年のNBAドラフト1巡目15位でフェニックス・サンズに指名された。キャリア初期は控え選手として過ごすが、ダラス・マーベリックス移籍後にダーク・ノヴィツキー、マイケル・フィンリーと「BIG3」を結成したことでシュート力のあるポイントガードとして頭角を現した。2004年にフェニックス・サンズへ復帰してからは、マイク・ダントーニHCが標榜する “7 seconds or less” という速攻主体のオフェンスの中核として、シーズンMVPを2年連続で受賞。他にもアシスト王5回、FT成功率歴代最高(通算90.43%)を記録している。引退後はコーチングや解説業でも活躍し、2018年にバスケットボール殿堂入りを果たしている。
Profile(プロフィール)

氏名 | Steve Nash (スティーブ・ナッシュ) |
生年月日 | 1974年2月7日 |
出身地 | 南アフリカ共和国 ハウテン州ヨハネスブルグ |
身長 / 体重 | 191cm / 81kg |
出身校 | サンタクララ大学 |
ポジション | PG |
ドラフト | 1996年ドラフト15位 |
引退 | 2014年 |
所属チーム | 1996 – 1998:PHX(サンズ) 1998 – 2004:DAL(マーベリックス) 2004 – 2012:PHX(サンズ) 2012 – 2014:LAL(レイカーズ) |
主な受賞歴 | シーズンMVP(2005-2006) アシスト王(2005-2007, 2010-2011) オールNBA 1st チーム(2005-2007) オールNBA 2nd チーム(2008, 2010) オールNBA 3rd チーム(2002, 2003) オールスター出場(2002-2003, 2005-2008, 2010, 2012) 殿堂入り |
Play Style(プレースタイル)
抜群のパスセンスとシュート力を持つ2度のシーズンMVP
「現代PGの原型」と評される卓越した司令塔の1人で、卓越したバスケットボールIQと視野の広さ、抜群のパスセンスを持っている。特にピック&ロールについては練度が高く、ディフェンスを引き付けてからキックアウトやロブパスなどでオフェンスを組み立てる。ボール運びのリズムと緩急の使い方が巧みで、スピードではなく、バスケットボールIQと技術で相手を翻弄する。
ダラス・マーベリックス時代に注目されたのは抜群のシュート力で、キャリア通算でFG成功率49.0%、3P成功率42.8%、FT成功率90.4%という数字を残しており、「50-40-90」クラブを4回達成しているのは歴代最多。また、リーダーシップやチームのケミストリー形成にも長けている。
一方でディフェンスや耐久性には難があり、キャリア終盤は怪我やフィジカル面で苦しんだ。
- オフェンス
- 5
- 勝負強さ
- 3
- テクニック
- 5
- 身体能力
- 1
- ディフェンス
- 2
- 卓越したパスセンスと視野
- キャリア通算でアシスト平均8.5本を記録しており、様々な状況でプレーメイクすることができる。
- シュート効率の良さ
- FT成功率が90.4%と歴代1位で、「50-40-90」を歴代最多の4回を記録している。
- ピック&ロールの操作能力
- ドライブとパスの選択が的確で、チーム全体のオフェンス力を引き上げルコ問ができる。
- ディフェンス
- フィジカルの弱さとスピード不足から、1on1・チームディフェンスともに穴になりやすい。
- 怪我への耐性
- キャリア中盤から腰や背中の怪我に悩まされ、長期離脱することが多い。
- クラッチタイムの積極性
- クラッチタイムでパス優先で消極的になることがあり、勝負強さには疑問が残る。
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Stats(スタッツ)
PER | 20.0 |
BPM | 3.1 |
OBPM | 4.4 |
DBPM | -1.3 |
USG% | 20.0% |
TS% | 60.5% |
PER :実力指数。リーグ平均は15。
BPM :選手の貢献度を表す指標。平均は0。
OBPM:攻撃でチームに与える影響(0で先発クラス)
DBPM:守備でチームに与える影響(0が先発クラス)
USG%:その選手で終わったオフェンス割合。
TS% :全シュートを考慮したシュート確率。
↓詳細なスタッツはBasketball Reference(英語:外部サイト)へ
